テーマ:日本野球史(134)
カテゴリ:日本野球史
1938(昭和13)年は、既存の8球団に加えて、秋のリーグ戦から南海が新加入した。注目は明治大から、東京倶楽部を経て入団した、「神主打法」の岩本義行だったが・・・、
大和球士さんは、こう記した。 「岩本は春季キャンプを終えるとすぐに軍隊へ召集されてしまったため、岩本を除いて魅力ある選手もなく、南海が好成績をあげられるわけがなかった」。試合数40、勝利数11、敗数26、引分け数3で勝率.297の不成績だった」。 そして、 「南海はスタートが不運であった。翌14年には法政大出身の大物鶴岡一人が入団したのだから、岩本、鶴岡と並べば、ゆうに優勝候補たるの実力を備えて、あるいは戦前に一度ぐらいは春か秋のリーグ戦の王座についていたろうに」と続けた。 岩本は2年間兵役に服し、青島にいた。球界に復帰すると、1942(昭和17)年7月に対名古屋軍戦で1試合3本塁打のプロ野球新記録を達成した。戦前に記録した唯一の選手である。 (写真)真ん中のサングラスが岩本。~『東京六大学野球80年史』(ベースボール・マガジン社)より~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.05.16 06:46:24
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