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あま野球日記@大学野球

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2023.07.08
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テーマ:日本野球史(134)
カテゴリ:日本野球史


​ ​現役引退後はヤクルト、日本ハム、阪神、近鉄など数多くの球団で監督やコーチを歴任した​中西太​さん。その”熱血指導”ぶりは有名で「褒め上手」とも評された。​

​ 中西さんの指導法は、師と仰ぎかつ義父でもある​三原脩​​​が実践した”遠心力野球”の伝承と云われている。遠心力野球とは、三原の言葉を借りれば​
「選手は惑星である。それぞれが軌道を持ち、その上を走ってゆく。この惑星、気ままで、ときには軌道を踏みはずそうとする。その時発散するエネルギーは強大だ。遠心力野球とは、それを利用して極限まで発揮させる・・・」。

 具体的には・・・、中西さんは言う。
​「簡単に言やぁ、人の長所を見て、合ったところで使うちゅう野球ね。それで自信を持たしてあげて、その中で短所を見つけてやれば、短所もスムーズに消えてゆく・・・」。​

 と言っても短所の改善が一番難しい。それは選手本人が自覚しているから。しかし短所について指導を請う選手に、短所から説明してはいけないと。
​「(そんな時は)じゃぁ、オマエ、何ができるか言うてみいと返す。で、コーチはそのあとに、なぜこれならできるのかちゅうことを説明できればいいわね」。​

 人は自分の得意なことや、何らかの気づきがあればグーンと伸びることがある。そんなときはコーチが放っといても、自らの推進力をもって成長するものだ。自分の”強み”を言葉にして伝えることが何より大切ということだろうか。

​ 掛布雅之からは師と仰がれ、「中西さんは選手のいいところをどんどん引き出してくれてね。それで欠点を補っちゃうんだよ」と話したことがあった。​
 

<参考/『伝説のプロ野球選手に会いに行く』(高橋安幸著、廣済堂文庫)>


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Last updated  2023.07.08 21:57:31
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