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私の父(喉頭がん)の入院初日。 私は夜の家事をすべて終えてから、夕方に病院に行きました。 風邪を一度?おたふくを一度?インフルを一度?しかやっていない父は落ち着かない様子でした。 7階の病棟にエレベーターがついたので、父の部屋に行こうと思ったら・・・ いきなりエレベーターの前を徘徊???するパジャマ姿の父。 一見すると病人風ですが、まだなんの治療もしていませんから、血色がいい健康そうな人にしか見えません。 午前に入院をしたのに診察しかなくて、暇をもてあましているようでした。ナースステーションをのぞいている姿にはなんの威厳もなくて・・・かわいい老人。 声をかけるとうれしそうにして、自分の部屋まで案内をしてくれました。 部屋には母が寝ていると聞いたので、看護婦さんのフリをして 「失礼いたします~!」とノックをしてから部屋のドアを開けると父のベッドで大の字になって寝ていた母が飛び起きました。 「驚かさないで~~~!」 と。 なんとも のどかな父と母。 もっとも母は昨夜は眠れなかったそうで、疲れていたそうです。
午前中の診察で知った予定外のお知らせ 入院は当初1週間だと聞いていましたが、とりあえず18日までは退院はできないそうです。先日の検査の結果から主治医が決めたとのこと。 そして放射線治療は通院で1月の初旬までは続くとのことです。 軽く思っていたので、ちょっとショック。 看護婦さんの話も少し聞きましたが、今日はいいけど明日から抗がん剤を入れるとふらつくことがあるので食事などは自分で運ばないようにと、それからトイレも危ないのでお部屋でポータブルや尿瓶でとるようにしてもよいから声をかけてくださいとのことでした。 え?
そんなんになるの?
今日、こんな元気で徘徊しまくっているのに。
父がいないところで母と相談。
夜の付き添いは必要ないと言われているけれど、つく場合はお母さんと私で行うことを改めて確認。
父の前でそれを話すとキレます。自分は大丈夫だからの一点張り。
きっとつらくてもやせ我慢するんだろうな~。
やたらとぎゃあぎゃあ騒ぐ患者も面倒だけど、ギリギリまで我慢して問題をこじらせる患者も厄介。
今日、改めて思ったこと。
母は私に頼りたい人。相変わらず。今日も夕方に行くと言っているのに待ちきれずに電話で催促がありました。父と一緒にいるのがイヤなので家に帰りたがる。 「あめふりんが居るから、私は帰るね~」 「明日はグランドゴルフ(ゲートボール)に行ってから来ればいいよね?」 とか そうなのです。母は付き添いがキライなのです。以前から気付いていました。 私の子どもがぜんそくやら胃腸炎やら盲腸やらで入院しましたが、母は一度も付き添いを代わってくれませんでした。 私は退院した翌日から普通に出勤。 なんなんですかねえ。 でも、心配は人一倍強いのです。 私の場合は同じく、心配性ですが傍で看ているほうが安心します。 今日ちらっと聞いたのは母は自分の父も弟も癌で亡くしています。母の兄もその長男さんも癌。(その二人は今は元気) 悲しい経験があるからなのかなあ。 一方、父は最初は母が帰るのを嫌がっていましたが、夕食の時間が近づくと 考え事をしたいから、私と母と二人共、一緒に帰っていってくれ と。 明日からの治療が不安なんだと思います。覚悟をつけるためにも一人になりたかったのかな。 病院に入院して改めて自分ががん患者であるという現実に直面して、戸惑っているようにも見えました。 さて、明日から。 今日は私も余裕でしたが、弱りだした父を見るのはツライかもしれません。 今から、明日の家事をはじめます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.12.02 20:12:02
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