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カテゴリ:子育て
私も一応3歳児の母なので(実際、母って柄でもないけど)、楽天で皆様の育児関係の日記などよく読ませてもらっている。
それで気づいたのだけど、最近「目指せ!!バイリンガル!!」みたいなかんじで、1歳児くらいから英語教育を熱心にされているお母さんが多いみたいで、少々ビックリ! (@_@) 英語圏で生活している私にとって英語はなくてはならないものであり、会話にも別に全然困ってないけど、私はバイリンガルではないと自分で言い切れる!! 時々頭の中で英語モードと日本語モードがすぐに切り替わらない時もあるし。 でも、旦那やアメリカ人の友人に言わせれば「充分バイリンガルだよ」らしいが。 私の思うバイリンガルとはバイカルチャーなバックグラウンドを持っていること。 ただ2つの言語をどちらも母国語並みに堪能に話せるというんじゃなくて、どちらの国の文化もよく知っていて、理解しているということだ。 例えばアメリカの映画を日本で字幕をつけてそれを見ても、アメリカの習慣や文化を知ってないとジョークとして面白さが格段に違ったりすることがある。 逆に日本のアニメがアメリカで放映されていても、なぜ登場人物がセーラー服を着ているのか、こたつに入っている場面があってもそれが何なのかすらわからなかったり。 そういう意味で私のアメリカ文化や習慣、歴史に関する理解はまだまだ充分ではないと思う。 もちろん語彙もまだまだ不十分だろうし。 小さい頃から英語に接する機会を作るのはよいと思う。 英会話教室に通ったり、今あるJET PROGRAMみたいに公立の学校にアメリカ人などネイティブの人が先生として派遣されたり。 でも、聞くところによるとディズニーの英語幼児教育のプログラムなんかは一式60万円とか。 60まんえん~~~っ!?\(◎o◎)/ 目玉が飛び出そうになったぞっ! まぁ、将来この教材内容の10分の1でも身につけばいい・・・くらいのつもりなら別に構わないけど、あまり期待値が高いというのもねぇ。 そんなお金があるなら子供が中学生になるまで貯めておいて、留学でもさせたほうがよいような気がするのは私だけ? こちらで日本企業の駐在員の子女を見ていて思うのだけど、小学校低学年でアメリカに来ると数年もすると日本語よりも英語の方が得意になってしまう。 両親日本人で、うちでは日本語で会話をしているというのに。 親の言葉は日本語で聞き、英語で答える・・・なんてことになる。 これは言い換えれば、学校や友達など、周りの環境が言語の習得に影響するということだ。 で、そういう子達は英語は発音もきれいで非常に堪能だけど、文法がとても弱い。 英語の文法をまだ理解し切れていない感じだ。 誰もそんなこと改めて説明してくれないだろうし。 一方、中学2年くらいでアメリカに来た子の場合。 英語に慣れて会話に加われるまでには多少時間がかかる。 でも、一旦慣れてしまうとマスターするのがすごく早い。 これは日本で習った英語の基本文法の力がかなり大きいと思う。 そして日本語の方も、日本で中2まできちんと勉強してきたわけだから、そう簡単に語彙力が落ちたりはしない。 こういう子達はいわゆる帰国子女となり、大抵の場合いずれ日本に帰る。 そして、また日本で学校に行くわけだから、日本語も最低授業内容についていける程度には理解できないと、後が非常に苦しい。 そう考えてみると、やはり母国語が先にあって、その上に外国語が・・・という方がいいような気がする。 自分の祖国は日本であり、母国語は日本語。 中学、高校はインターナショナルスクールに行かせて、親がうちでも英語で会話して・・・なんて風になってくると、確かにある程度はバイリンガルになるかもしれない。 でも、日本人としてのアイデンティティーが希薄になっちゃう気がする。 これは周りの色んなお宅の子達を見ていて感じるのだけれど。 例えば片親日本人、片親アメリカ人、最初の数年は日本に住んでいてその後アメリカに引っ越してきた・・・なんていう場合でも、なかなか2つの言語を同じレベルで堪能に操れるバイリンガルにするのは難しい。 どちらかにどうしても偏ってしまうのだ。 私は息子に、日本を誇りに思って欲しいし、自分は2つの祖国を持っていると思って欲しい。 でも、言葉は・・・難しいなぁ。 もちろんバイリンガルになればそれに越したことはないが、この先ずっとアメリカで暮らしていくのであれば、日本語は基本的な会話と多少読み書きが出来ればいいのかな?なんて思ったり。 私がのん気すぎるのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/03/18 02:19:31 AM
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