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カテゴリ:日舞・歌舞伎等 日本の古典
いや~~。久々に行ってまいりました。歌舞伎座。
歌舞伎座へは、7月の泉 鏡花祭(←私が勝手にこう読んでるだけです)以来です。 そういえば、随分私的にエキサイトした、【泉 鏡花 原作+坂東 玉三郎】の観劇?感激日記を 掲載していませんでした。 7月の歌舞伎座のチケットは今までにないほと争奪戦でした!1ヶ月も公演があると言うのに・・・。 発売日当日に速攻予約したにも関わらず、昼の部、夜の部と、合計2回見に行く内、一度は2階席しか取れませんでした・・・ブ====33 それだけの大反響、大注目の皆の期待の集まる催し物だったわけですね。 さて、7月のお話はおいておいて、 それ以来3ヶ月ぶりの歌舞伎座に参りました。 今月は、ダー様の御贔屓・尾上 菊之助さんがお出になるので、ダー様に何としてでも見せてあげたかったのです。 とは言え、チケットは取っておらず、観劇数日前にWEB松竹より、空席照会してみたところ、2列目のそれも舞台中心よりのお席が空いていたので、これは行かねば!と。 演目は、 一. 芦屋道満大内鏡 葛の葉 陰陽師でおなじみ、安部清明の母“葛の葉”は実は狐だったっ!!??というお話です。 ちと違いますね。清明の父がある日、森で狐を助け、その狐が清明の父の許婚・葛の葉姫に化けて現れ、 そのまま結婚、子(清明)をもうけ、つつましやかながら、幸せに父母に子一人で暮らすところへ、 本当の、葛の葉姫及び、その父母が現れ、狐である葛の葉は、清明を置いて山へ帰るという悲しい物語。 私が結構好きな、魁春(かいしゅん)さんがこの狐・葛の葉を演じてらっしゃいました。 姫姿の葛の葉はちょっと厳しいものがありましたが、この魁春さんはなんとも不思議と可愛らしい雰囲気をお持ちで、 清明の父であり、自分の夫・保名が、清明にと土産に持ち帰る風車を、狐・葛の葉、魁春さんが、くるくると手にもって 楽しそうにする姿なんて、愛くるしいの極みでありました。【愛くるしい】ってこうゆうことなんだろうなぁ、と思わされました。 ニ. 寿曽我対面 ダー様お待ちかねの、菊之助さんのお出まし。菊之助さんの弟役に、海老蔵さん。 この二人が演じるのが、曽我兄弟。彼らの父を18年前に闇討ちにした工藤左衛門祐経 役に、海老蔵・父、団十郎さん。 団十郎さん、大病をなさったとは思えない、顔色の良さに、恰幅の良さ。まぁ、顔色はあれだけ塗ってるのでわかんないですがね・・・。 この曽我兄弟のうち、海老蔵さん演じる弟は、かなりのやんちゃもの、血気早って、「父の仇~~!!」と、怒りあらわに、団十郎さん演じる、祐経にかかっていこうとするところを、 菊之助さん演じる、兄がそれを止める。 もともと、声が良いとは分かっていた海老蔵さんですが、2列目で聞くとこれまた、すごいものです!! 荒事の台詞ってのは大変だろうなぁ~とは思っていたのですが、(ブタ鼻みたいのとかあるし・・・) 海老蔵さん、口のどこかで、台詞を言うときにすっごい振動が起こってますね。ビビビビビィ~って、口の中でどこかが振動してるのが聴こえるんですよ! やっぱり、あれだけ声が通るってことは、どこかで共鳴が起こっているんだな、と。 ホーミーが思い浮かびました(笑) 菊之助さんは美しすぎて、2列目なんて近くから見ていると直視できない感じです(笑) 三. 一谷ふたば軍記 熊谷陣屋 が、あって、その後に、 四. お祭り 舞踊 お祭りを、片岡 仁左衛門さんがお踊りになりました。 仁左衛門さんを生で拝見するのは、初めてで、始まる前から楽しみで仕方ありませんでした☆ 中学時代、テレビにお出になった仁左衛門さん(その当時は片岡孝夫さん)の素敵さに、ぽっとなったものです。 まぁ~~~。実際拝見すると、仁左衛門さんの【粋でいなせ】な事・・・(ため息) 【粋】だとか、【いなせ】だとかを耳にするけど、それを【形】として見て、「これが、粋でいなせだったかっ!!」と確信させられたのは初めての事☆ そのぐらい、仁左衛門さんはとっても素敵でした・・・(ため息吐息) 【杉さま(杉 良太郎)の流し目】より、私は、【仁左さまの流し目】に、うっとりでした・・・。 男の色気ってのはこうゆうことなんですね。 男の色気ってのは、いまだ、仁左さまと、市川 染五郎にしか感じ取ったことはありませんね。 市川 染五郎に関しては、「阿修羅城の瞳」の映画版の方で、染五郎の色気を感じ取れると思います。 男の色気とは何ぞや??と思う方は是非、ご覧になってください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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