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カテゴリ:内緒
保険商品のプライシング(価格づけ)をするのが私の仕事で、他社の分析もしているのですが、時々、どうやってもこんな価格は付けられないということがあります。
金融商品は、大体が理論的な概念の上に成り立っているので、価格は大体に通ってくるんです。 もちろん、会社によって収益目標とか事業費の水準とかに違いがあるから、その部分は差が生じるのですが、そういうのを無視しても「この価格は付けられない!」ということがあるんですね。 そういう場合、やっぱり収益基準とか採算とかを無視して価格をつけているみたいです。 あとは、リスク管理をしないで、その部分をギャンブルにしちゃっている会社もありますね。 目的は、 ・マーケットシェアを奪うこと。 ・一時的な成長を目指すこと。 など、いろいろとあるみたいですが、こんな人たちを相手に戦っていけないですよね。 今日ミーティングで会長がそれを理解してくれて、営業部門に話してくれたおかげで、これから少し仕事がやりやすくなりそうです。 今までは、「お前らが無能だ」「保守的すぎる」というような感じで、言われ続けていたからね。 ちなみに、金融商品は理論的に価格づけされていますが、理論はあくまで理論なので、実際とは違うんですよね。 だから、運が良ければ、理論に従わなくても勝てるし、運が悪ければ、理論的にやっても大損をこく。 今回の金融危機で、みんなが損して、理論そのものに疑問を持っているような気がする。 長い目で見れば、理論的にやってよかったって思うはずなんだけどな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 28, 2009 10:49:34 PM
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