CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

昨日の午後、上司から電話があって。

「もしもし？アコさん、今から言う番号控えてね。
　135-XXXXXXXX…」

何でも、ず～っと売り込みをかけても門前払いだった
業界の中でもトップクラスの中国企業から

「とにかく、すぐに来い」

と連絡があったそう。

何でも今までの購買担当が変わったので仕入先を新たに
見直しているのだと言う。

行けばいいやん？

と思うのだけれど。

中国人妻を持つ、用心深い上司（恐妻家上司）は

「こんな急に呼ばれるなんて普通じゃない」と。

すぐに来ないといけない理由を書面で申し入れてほしい、と
現地スタッフに伝達させた所

「何で、そんな事せなならんねん！」

と切れられたそう。



上司　「そこでや…」

私　　「はあ…」

上司　「本当は俺がかけたら早いねん。それは分かってるんやけど、
　　　　俺、今、中国やし。携帯から掛けたら、俺が中国におるって
　　　　担当者にバレバレやん？」

私　　「はあ…」

上司　「すぐ来いって言われても行かれへんし。
　　　　失礼のないようにアコさんが、来てほしい理由を
　　　　聞き出してくれへんかな～？」

私　　「あ、はい」


上司がここまで慎重になる理由が理解できなかったけど（性格？）
かけてみた。


案の定、相手は高飛車で

「ウチと取引したくないの！？」
「すぐに来いって言ってるの！」

…みたいな感じ。


マトモに応対するとケンカになるので。

相手の言う事を無視して、アホっぽく早口でまくしたててみた。


「取引？も～ちろん、したいですよ。
　聞きたいのは、話す内容なんですよ。
　だってちゃんと準備しとかないと、
　失礼じゃないですかぁ。
　技術の資料とか、サンプルとか、
　内容が分からないと、ちゃんと答えられないかもしれませ～ん＾▽＾」



相手は高飛車に「すぐに来い」とばかり繰り返す。


う～ん…（～～）

特別な理由はなさそう？



と感じたので、


「 あ！

　つまり～



　熱意を見せろって事ですかぁ？　＾▽＾」




「う・・・」


…詰まった。



「ちょ、ちょっと待って。経理に代わるから」

と、彼女の上司という人と電話を代わって。


彼女の上司は、とても丁寧で。

「以前とは状況が変わったので是非、今後のお話がしたい。
　今すぐでなくてもいいです。でも早いウチを希望します」

結局、挨拶がてら顔見て話したい、という事でした。


********************************


こういうやり取りは日常茶飯事。

間で連絡係をする子に多いのは
本当の目的がキチンと理解できていないから

「会社に来させて話をする事」が目的なのに
「会社に来させる事」にポイントがずれてしまって
こういう事になる。

また客の立場という面子が、無意味に高飛車にさせて
余計にピントがずれる。


そういう相手には、
横から急にボールを投げて

「絶句」させて

流れをつかむ＾＾；；

（私が外国人だから許される事もあるだろうけど）



ウチの会社、熱意なら沢山あるよ＾＾

最初からハッキリ言ってくれたらいいのに。



も～

口下手なんだから～＾＾





…と思ったら、あんまり腹立たない？＾＾；；


　←よろしくお願いします。（別窓）

　←こちらも（別窓）

 ←出来れば、これも～（別窓）


在江蘇の頃も、よく呼びつけられまして・・・

「すぐ来い」「とにかく来い」

客が言うのだから、と内容も聞かずに飛んでいったら。

別に大した事なかったり（ご飯食べるだけ）
逆に技術資料が必要で出直して二度手間になったり。

呼びつけて、すぐに来させるのは大陸では「誠意」「熱意」
を測るテスト。
呼ばれる方から言うと、重要なパフォーマンス。


でもねぇ…

高飛車に出られて
大人しく言う事聞くってのは


後々なめてかかられるし。


何より



面白くな～い＾＾