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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国駐在お仕事
ジョーは現場の子だったから、最初の頃は私とは殆ど接点がなく。
顔を合わせる時は、食堂で御飯を食べる時か 会議の時くらい。 会議の時も殆ど発言はせず、大川さんが 「ジョー!お前、何か意見はないのか!」と聞くと 「没有!(ありません!)^▽^」 と元気良く答えるくらいで… パッとしない印象だったけれど、他の日本人出張者からは 「今、現場で仕事が分かっているのはジョーだと思う」 とは聞いていたので、 そうなんだ… と思うくらいでした。 段々接点を持ち始めたのは ジョーが「倉庫管理」に抜擢された頃から。 私が本社の指示で台湾企業に委託生産していた製品の 在庫管理をしていた時。 通常通り、伝票を元に納品数と出荷数を表につけていたのだけれど。 アイテムの残数を全て、現場の在庫と合わせてみたら ・・・在庫数が合わない(~~) もう一度、伝票をチェックする。 ・・・間違い な い?? 再度、現場の在庫とつき合わせてみたら、 確実におかしいアイテムが3種類あった。 ジョーを呼んで「在庫が合わないんだけど?」と聞いてみると 頷いて、「合いません!^▽^」と言う。 合いませんって・・・(~。~; 「なんで分かるの?」 と伝票を見せると、 「この伝票、本当はAは4個足らず、Bは4個多いからです」と言う。 ・・・? 私 「なんで伝票には、そう書いていないの?」 焦 「没問題!(問題ないです!)^▽^」 私 「問題あるやん、数合ってないやん??」 焦 「没問題!伝票上の総数は合ってますから!^▽^」 はぁ~~~~~???? 椅子から転げ落ちそうとは、この事か… 総数が合っているから、問題ない・・・? ・・・いいのか? ・・・(考)・・・ いや、アカンやろ!!!(汗) こんなん常識やと思うんやけど・・・? いや、中国だから私の常識は通じないか・・・? ちゃんと教えなアカンのかな~・・・? 私 「あのさ~…(~。~;; 例えばさ、あなたが、果物を売っていて… ミカンとリンゴを仕入れてね?^^; 仕入れ業者が持ってきた時に~ 伝票に書いているミカンとリンゴの数が違って~ でも、総数が同じだったら、 あなたは、それでOKするの?^^;」 焦 「しません!!^▽^」 私 「じゃあ、これも駄目でしょ?^^;」 焦 「あっ!(驚)・・・そうですね!(伝票と私の顔を交互に見る)」 私 「…^^;; …なので入庫する時には、種類毎に数を確認して。 もし間違っていたら、伝票の間違った数を二重線で消して。 正しい数を書いて、訂正した伝票を仕入先にも渡さないと^^ だって、これを元にお金の支払いするからね。 ミカン買って、リンゴの代金払ったら、駄目でしょ?」 焦 「はい!明白!(分かりました!)^▽^」 返事は非常に良い。。。 現場へ戻るジョーの後ろ姿を見ながら。 …そんな問題じゃないっっっ!!! ・・・幼稚園並みや・・・!!(疲) ア ホ すぎや・・・(汗) こんな子に会社の倉庫管理を任せている事に 大きな不安を抱いた私でしたが。。 この後、大川さんが私の在庫管理に色々とケチをつけ(仲悪かったので)、 在庫管理の仕事は、生産管理の銭(これまた四人組の一人)に移りました。 正直ムカッときたのですが。 じゃあ、大川さん、あんた責任持ってやりや! と思い、在庫管理には一切、関わらないようにしていました。 この頃、江蘇の会社では、この台湾企業からの製品と、 他の仕入先から入った製品を、ほぼ毎週コンテナで 本社に出荷していたのですが。 毎週、300個以上の「数量の訂正報告」が本社から入っていました。 (つまりパッキングリストの明細と実際の数量が毎回300個以上違っていて。 それが本社に着いた後、箱を開けて初めて発覚する状態) 一体全体、どんな在庫管理をしているのやら・・・ あのアホ丸出しの伝票管理から見て メチャクチャになっていた倉庫の状態。 気にはなっていましたが、大川さんの責任範囲なので 私は手を出しませんでした。(意地でも!) そんなある日。 メインの仕入先から抗議のFAXが来ました。 つづく。 ←よろしくお願いします(別窓) ←こちらも是非(別窓) ←これも、いいでしょうか?(別窓) この話は 【壱】駄目駄目ジョー の続きです。宜しければどうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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