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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2007/04/07
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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国駐在お仕事

大川さんが交通事故に遭った。

命に別状はなかったものの。
手足骨折の重傷を負い、日本へ帰国しました。

随分前に、その時の事を少し書いていますので宜しければ、どうぞ。



大川さんは、事故の一ヶ月ほど前から、
以前はロクに話もしなかった私に対する態度が、何故か急に軟化していて。

世間話もするようになったし、週に何度かは晩御飯も一緒に食べていました。


恐らく竹山さんとも意見が合わなくなっていたようで、
私くらいしか愚痴れる者がいなかったのでしょう。

急に距離が近くなった事で正直気持ち悪かったのですが。

四人組に関する事や、会社のこれから、色々話をして、
大川さんなりの会社に対する思いを感じられた時間でした。

勿論、考え方は全然合いませんでしたが、私は黙って聞いていました。



芯から悪い人ではないのは分かるのだけど

視野が狭い…

極狭い日本人の目線でしかない。

でも助言なんて受け入れる性格じゃないし。

精一杯サポートしていくしかないのかな…



大川さんも今の会社の状態を何とか変えたいとは思っているようで
しかし、どうして良いか分からず、悩んでいるようでした。


事故の4日前、二人で晩御飯を食べていた時に
大川さんから

「俺、もう日本へ帰らせてもらおうと思ってるんや」

という言葉を私は聞いていました。



「・・・何でですか?」

「色々あってな」

「いつ?」

「年末までには」

「本社には言ったんですか?」

「・・・いや。・・・多分アカンって言われるとは思ってるけど・・・」


と日本酒を手酌する大川さん。




複雑な気持ちでした。

会社管理の為には、大川さんには退いてもらった方が良い。

しかし人間的な部分では、少し親しみを感じ始めていた頃で。

そして、能力は別として、親分肌の大川さんが抜けた後、
会社を引っ張っていくのは一体誰になるのか…

竹山さんに、そんな強引さはないし…



「・・・そんな事言わずに、一緒に頑張りましょうよ」



半分本心、

半分虚心。




一体どうなっていくんだろう、この会社…




そんな中での交通事故。



目撃者によると、

泥酔した大川さんが、信号のない道路を渡ろうとした時に、
左手から車が向かってきていて

「危ないよ!」と引き留めたのだけれど
そのまま飛び出して車にはねられたと言う。


帰国したい意思を聞いていた私は。


もしかしたら、


自殺しようとしたのではないか、


とすら考えました。



私の勝手な想像ですが。
酔って飛び出しただけかもしれませんし。。



とにかく大川さんはリタイヤ。


そして

管理者の責任範囲が変わりました。

竹山さんは経理と総務管理を中心とした全体責任者に。
中国人管理者は生産・立ち上げ関係の責任者に。
私も今までの総合アシスタントから、総務・財務も深く関わるように。



会社の中の力関係(大したものではないですが)が
大きく変化してしまいました。


四人組は


後ろ盾を失ってしまい。


次に誰に取り入ろうか画策している様子が
見て取れました。


そして、狙いは定まったようでした。

営業主任は竹山さんに。
品質管理は中国人管理者に。
生産管理は竹山さん・中国人管理者・私の3人共に擦り寄る。



生産管理が急に接近してきたので、聞いてみました。



「あなたさぁ…
 以前、私に全然世間話なんてしなかったのに、どうしたの?」



すると生産管理は

「・・・本当は前から仲良くしたかった。
 でも大川さんが、あなたの事を色々言っていたので・・・」

「・・・大川さんが?(驚)」

「はい。僕は嫌だったんですが」

「まあ・・・そうだったの (^ー^)」




大川さん・・・

あなたが我が子のように守っていたヤツらは

所詮、この程度なんですよ。




人間だから、
誰でもこんな部分はあると思いますが。



何の信念も感じられない彼らの生き方を
心底から軽蔑しました。



また、大川さんが一人で管理していて見えなかった部分が
明るみになってきました。


現場仕事のやり方。

「なんでこんな変なやり方をしているの?」

「大川さんが言いましたから」


営業関係の書類。

「なんでこんな不利な条件で契約してるの!」

「大川さんが判子を押しましたから」


何でもかんでも

「大川さんが、いいと言いましたから」


竹山さん・中国人管理者・私の3人は
大川さんが点けた(と四人組が言う)火種を消すのに、毎日奔走し。

本社もやっと江蘇の具体的な問題を把握できて来ました。



そんな中。



ジョーだけは、我々に対する態度は特に変わらず
(私にも前から普通に世間話くらいはしていた)


でも相変わらず

毎週のように、数量違いを発生させていました。



つづく。



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この話は 【参】駄目駄目ジョー の続きです。宜しければどうぞ。






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最終更新日  2007/04/08 03:12:06 PM
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