CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行
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杭州郊外は実は見慣れた風景。 というのは江蘇にいた時の仕入先が浙江省だったから 月に一回は高速で片道4時間、出張行ってた。 私がいた街から約2時間で杭州で、 杭州から仕入先まで、また2時間かかる。 なので杭州の標示を見ると「まだ半分か~(疲)」 街中に入った事も何回か、あるけれども それは本当にたま~に時間が余った時に観光とか。 どっちかと言うと、通過点の位置づけだったけど。 この辺りの風景は、懐かしい感覚。 先ずは、こんな感じで。 畑があってね。 立派な道です。 道路脇には一定間隔で看板広告がある。 100均の仕入先で有名な「義烏」小商品(小物)の広告。 義烏は杭州から1時間くらいだっけ? この看板見て「杭鋼(hang gang)」連想した。 「杭鋼」は「杭州鋼鉄」の略だけれど、 2004年くらいか、鋼材がものすごい上がった時に 仕入先が値上げしてくれ、って何回も要求してきて。 客である我々は「他の製鉄所の鋼材は?」って提案したけど 仕入先は「杭鋼は宝鋼(上海)よりは落ちるが品質的に安心できる」 って何度も話し合いを行った。 安徽省やフフホトにもメーカーあるらしいけど 品質面で結局頑固に「杭鋼」だった。 あの時は仕入れ値は上がって、 でも売り値はなかなか上げられなくて暫く苦しかった。 「杭鋼」 まだ頭にスッと浮かぶのが、嬉し懐かし。 ところで杭州郊外は、住宅に特徴があるのね。 江蘇からずーっと高速を飛ばしてきて、 杭州近辺になると住宅に変化が見える。 農房(農家の家)なんだけど、 ちょっとメルヘンになっていく。 分かります? こういう感じ。 ロシア宮殿風?と言うのか。 お城ですな。 恐らくだけれど開発区作るから、等で 移転で補償金もらって新しい家を建てた、とか そんな事情だとは思うのだけれど。 お城風住宅、っていうのが夢一杯で。 それプラス緑の「ビル風窓ガラス」がアンバランスさを感じるけど。 独特だな~と思うんですよ。 しかし最も特徴的なのは 屋根の上の飾り。 これが見えると「ああ、浙江省に入ったね」と思ってた。 江蘇には、ないもの。上海でも見た事なかった。 「何か意味があるのかな?」と上司と二人で、いつも不思議に思ってて。 ある日、仕入先の老板(社長)に聞いてみたのね。 この老板は家が資産家だったから文革の時に苦労したらしい。 文革終わって、29歳から浙江大学に入って卒業して。 国営企業の総経理になった後、独立した。 苦労人で頑固だけど素朴で、ちょっとお人よしで、 知識欲旺盛な人。 新聞やニュースや本が好きで物知りだから、 何か聞いたら大体「へぇ~」っていう回答をくれる人だった。 私達は「廖総(リアオゾン)」って呼んでた。 私 「ねえねえ廖総、あの屋根の上の棒は何?何かのアンテナ?」 上司 「避雷針とか?」 と何気なく聞いてみたら。 (~~; あっ、廖総が! 回答しない。 恐らく知らない(汗) 「あれは・・・」 果たして廖総の答えは!? 「流行りだ」 「…流行だそうです(・・)」と私が上司に通訳して 「へぇ(・・)」と上司が言って、この疑問は終わった(笑) ・・・多分、そうなんだろうな。 意味はない飾りなんだろうな、と少し消化不良のまま納得した。 ・・・・・と、 屋根の飾りに、そんな思い出もありました^^; 廖総は、私が日本に帰国するって最後に挨拶に来た時、 帰り際、目を真っ赤にして手を振ってた。 私は、どうせまた大陸には来るから、と思って 会社でも全然泣かなかったけど、廖総の顔見た時だけは、もらい泣きしてしまった。 ・・・廖総に会いたいわ。。 …と、また感傷にひたってしまいましたが、 レポートは続きます。 クールに行こう、クールに(汗) ←廖総NIN好ロ馬? ←生意怎麼様? ←很長時間没聨係NIN,不好意思。
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