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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:0706-0707出張
【再会時の会話・・・】 「ニンハオ、廖総!廖夫人!」 「お久し振りで」 「迎えに来てもらって、すみません・・・」(お辞儀つき) 「ニイハオ、アコ小姐」 「ホントに」 「大丈夫・・・」(私の荷物を一つ持ってくれる) 「・・・・・・」 「・・・・・・」 廖夫妻は前の会社の仕入先の社長夫妻で。 私は彼らの得意先の社員だったから 彼らの気遣いに、いつも甘えていた立場だった。 そういう社会的関係がなくなって 個人対個人になった今、 どんな話しようかと、考えていた… 昔は大半が注文とか支払い、業界の話だったし。 いわば「仕事」繋がり。 個人的な付き合いもあったけれども 公私混同にならないようお互い気をつけていたし。 あるべき距離を保った付き合い方をしていたと思う。 その距離は今、無くなって。 しかも2年振りの再会で、 距離が無くなっているのに急に気付いたものだから どう埋めようか、ちょっと困った。 廖総達とは普段連絡取り合ってるワケでもないし 「ご家族はお元気ですか?」っていうのも、どうだろうね~…(考) 景気はどう?とか聞いてみる…? でも個人的に会いに来て、 仕事の話も無粋やな…(悩) 「元気でしたか?」 「廖夫人、ちょっと痩せたんじゃない?」 「今日暑いね、何度かな?」 当たり障りない事をオバチャン(廖夫人)と話しながら 彼らの私的な部分を案外知らない事に改めて気付いた。 廖夫人の実家にお邪魔させてもらったり 娘さんも交えて遊びに行った事もあるけれども それ以外の部分… 他の大陸人ともそうだけれど 社会形態や常識が日本とは大きく異なるので 学校の話、病気の話、家族の話、老後の話、… 生活に近い部分ほど共通の認識が少ない。 故に、それらを話題に世間話する事が難しいのだ。 話したい事沢山あったはずなのに。 何をどう話せば良いのか分からない… それは恐らく廖総も感じていたようで 彼は、黙って足元を見ながら歩いていた。 ここで私は、大事な事を思い出した。 帰りの切符… 「廖総、ちょ、ちょっとゴメン! 私、帰りの切符、先に買っておきたいねんけど…」 「お~!切符!」とオバチャン。 先に歩いていた廖総は、振り返り、 「…今買わなくていい!」と言い切った。 え…だって…?(汗) 廖総はこちらにスタスタと歩いてきて 「我給NI講!(言っとくけどな!) 先に切符を買っておくのは実は時間に縛られるって事だ! 落ち着かない!時間ばかり気になる!」 「あ~…」 「今は長距離バスも沢山出ているし、 杭州行きなら1時間に4本ある!安心して!」 「そーよ!今は多いよ!」とオバチャン。 「え~…バス~(~~)」同意しない私。 そして廖総とオバチャンと私は、そこに立ち止まり あーだのこーだのの相談が始まった。 「上りは直前でも席はあるよ」 「そう、大丈夫なはずよ」 「う~ん…(~~)」 結局やっぱり列車で、でも切符は帰りに買う事にした。 前からそうだったけれど、 私が何か希望を投げると、 廖総と廖夫人は一緒に色々考えてくれて 最終的に私に選択させてくれる。 この間合いが 昔と同じだったから、安心した。 久し振りに再会した緊張感も、少しほぐれた。 つづく。 この後、車出発、先ずは小彭の赤ちゃんを見に奥さんの実家へ。 その実家が農家だったから、また色んなサプライズが… ←廖総の言葉を日本語にしたらキツい口調に感じるけれど ←実際はそうでもなくて。声がデカイっつーか ←腹から声出てるだけなんです…^^;… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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