|
テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:0706-0707出張
【我一定再来!】 3時前に駅に着いた。 応急售票処(臨時切符売り場)でオバチャンが「杭州まで」と告げた。 「え?3時過ぎはもうない?」 の声に私と廖総は振り返り、結局買えたのは。。 16時33分発 約1時間待ちか… しゃあない、席があるだけいいや。(小さくため息) 廖総は黙っていた。 待合室まで行く。 荷物をセキュリティチェックに通して、階段上がって左手の入り口。 3人並んで座れる席がなく、適当な所で立ち話をした。 「其実…NI這様子過来…很累的!(まあ…こうやって来るのは…疲れる!)」と廖総。 「本当なら前日から来て、ゆっくり休んで、それから翌日遊んだ方がいい!」 ああ、はい…おっしゃる通りで 「次に来る時は、事前に連絡しておいで。ウチは空いてる部屋、沢山あるから」 え・・・!? 思わず廖総の顔を見た。 私が江蘇に勤めていた時、廖総は取引先である 私の元職場の人を殆ど自分の家に呼んだ事がなかった。 私が知っているのは、20年付き合いがある技術者が何度か呼ばれただけ… 私を含めた他の人は、廖総の自宅に呼ばれた事なかった。 仕事関係の時には一度も家に呼ばなくて、 今こうして、利害関係が無くなった時に招いてくれたのが、嬉しく思った。 公私のケジメをつけている廖総が、嬉しかった。 「…うん!下次我会事先連絡!(次は事前に連絡するよ)」私は笑顔で答えた。 廖総は、その後も途切れる事なく話し続けた。 中国人の保険制度について(車中で、私が質問した)、 次に来る時には列車もいいがバスも悪くない、 今、暑いから体に気をつけろ、 ・・・・・・ 気付いた。 列車来るまで、間をもたそうとしてる。 「廖総,謝謝。」と言葉を挟んだ。 「我会一個人等着(私、一人で待てるよ)」 「…でも、あと1時間以上あるぞ」 「大丈夫、慣れてるよ」 「退屈だから」 「その辺、ブラブラするし」 「・・・そうか」 握手をして、二人の後にまたついて行った。下に下りる階段の所で 「NI不用下来(下りなくていいから)」 廖総は小さい声で私に言って、オバチャンと二人で階段を下りていった。 オバチャンは時々振り返って手を振ったけど、廖総は一度も振り返らなかった。 二人が見えなくなってから、大きく息をついた。 廖総… また泣いてたね。。 私はポケットからハンカチを取り出した。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * 空いてる所に適当に腰掛けて、 そのまま眠ってしまったようで、ザワザワとした話し声に目が覚めた。 …検票か。 また戻らないとな、日常に。 列はまだ続いていた。 最後尾に並んだ。 今度は「無座」じゃないから、余裕ね。 並びながら思った。 人は沢山居るのに 会いたい人は、そうそういない。 不思議と言うか面白いと言うか… いつか、また来よう。 次もまた、日本の御土産持ってさ。 おわり。 ←相変わらず長い話で^^;お読み下さった方々に感謝です。 ←出張時の細かいネタは、実はまだまだあって… ←引き続き、ご支援よろしくお願いします 上記、各ランキングバナーです。もし内容気に入ったならクリックしてやって下さい~。 御意見として参考にさせて頂きます。 * 謝謝合作!* お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[0706-0707出張] カテゴリの最新記事
|