CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

常務に長い報告メールを送った後、

3日経ち、4日経ち・・・


な～んの変化もないまま、時間が過ぎました。


私はもう、何もしませんでした。


これ以上は私がすべき事でない、と思ったからです。


会社の指示を受けたのでもない私が
でも放っておけない気がして。

たまらず、常務に長いメール（迷惑メール？？）を出したけど。

でもそれで「常務、メール見ました？」「どうするんですか！？」
とは聞きませんでした。


常識があるなら、偉いさん達で何かするだろう。


そう思ったからです。


それでいいのか！？


と焦りもありましたが、私の責任範囲ではない、と割り切りました。

私には、管理規定をどうこうする権限なんてないし、
管理責任を負うような給料ももらっていません。


偉いさんには、偉いさんの責任がある。


それが組織の中での各自の役割、任務だと思いました。



一つ気になっていたのが、

クネクネ社長の事。


「是非、ウチに仕事を回して下さい！！」


と頼まれた時に「はい、努力します」みたいな事を

言った気がする・・・（－－；



御飯もおごってもらったし（汗）



セクハラはムカつくけど、口約束はしたくないもんな～…



時々、会社に来ているクネクネを発見しては
物陰に隠れたり、笑いながら走り去るような事をしていましたが。



ある日。

携帯メールが来ました。



「親愛なる大日本帝国の天使へ：

とうとうウチに長距離の注文が入りました。

有難うございました。

また一緒に御飯を食べましょう！！

偉大なる大日本帝国、万歳！！」



あ・・・

注文入ったんだ（驚）


へぇ・・・



特に何もしなかったから後ろめたかったのに
知らない内に感謝されているので、
良かったと思うと同時に、申し訳ないような・・・



でも・・・


また大日本帝国か ＾＾；　しかも天使とは!！



・・・・・・・ま、いっか。

こんなメールをくれる中国人も他にはおらんやろ（＾ー＾；


* * * * * * * * * * * * * * * * *


この少し後くらいから、本社の経理課長が毎月江蘇に出張して
くるようになり、竹山さんがだいぶ絞（しぼ）られているようでした。


時折、周が帳簿を片手に小声で

「アコ小姐、見て下さい、このカートンの値段！
こんな高いなんて信じられますか？

僕は昔、カートンのメーカーにいたから分かります。
担当者、絶対やってますっっ！！」


とチクリに来るのは（－－； まあ一応、全て速やかに
竹山さんと本社の経理課長に報告して、でもその頻度も
段々と減っていった気がします。



そして、洪経理が最後まで推し進めたＩＳＯも無事取得でき、
やっとこさ会社管理に、細いですが、背骨が入った気がしました。



つづく。



　　    　

↑　続きが気になる方は一回押してやってください。頑張って書きます。。
　　

常務も月一で江蘇の出張に来ていたのですが、あのメールの後、ある御土産をくれました。
サプリ・・・カルシウム。

「あんまりイライラしたらアカンで」

私は「・・・はぁ（－。－；」としか言えませんでした＾＾；


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