裏切り
こんなに辛い事はないと想いながら,僕は君の秘密を打ち明けていた。他の人じゃなく,他の人から聞いた君の秘密。僕が僕でなくなるような気がしてたのは確かなことだけど,なぜか,僕はそうしてしまった。君が僕の傍にいてくれることが一番の願いだったのに。僕は君を裏切ってしまったのかも知れない。走り続けた僕は,夜の街を走り抜けた車は,君の街を目指してたのに,君はそこにいなかった。いつもそうだった。僕が行動すると君は僕の裏をかく,悲しいほどに僕のこと,心を見透かしたようにね。だからいつも僕は,君から置いてけぼりを食う。こんな僕は,もう・・・・・君の傍にいられないのかも知れない。君を辛くさせる僕は,君を裏切ってしまったのかも・・・・・他の人を好きになっている訳じゃないけど・・・君の秘密を知った僕は・・・・・・僕を裏切った君・・・・・君を裏切れない僕・・・・・・悲しいほどに 君が遠ざかるのかも知れない・・・・・もう 二度と・・・・・ 逢えないのかも・・・しれない・・・