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カテゴリ:母
おとといスーパーで、母が遭遇した出来事。
彼女がスーパーで買い物をしていたとき、隣の列(通常のスーパーは商品がカテゴリー別で、棚ごとに区切られているデザインになっている)から、おっさん二人の話し声が聞こえてきたという。 「わし、今度インドに挑戦してみようと思うねん」 「え、インド?! すごいな~」 母はインドの欠片も感じられない、関西弁のおっさんの会話に耳を奪われたという。 「インドの何に挑戦するというのだろう…」 巷では「過酷」のイメージが強い、”インド・瞑想あれこれ”にでも行こうというのだろうか。 確かに、上流で排便したり、洗濯したり、はたまた動物の死体が流れてきたりする聖なるガンジスでの修行は、確かに「挑戦」という単語に値するように感じる。 「大丈夫なん?」 念押しする連れのおっさんの声に導かれるよう、母は隣のおっさんが、どんな人物なのか確認しにいったらしい(親子して野次馬・・・) ……お察しの通り インドカレーの話でしたけどね。 おっさんは、インドカレーのルーを手に持って、話していたらしい。 通常なら、 「なんだ、インドカレーか」 で終わりそうなものだが、なぜか母は、そこで笑ってしまった。 びっくりするおっさんVS笑いをごまかす母 「いや、インド、インドって言ってはったから、インドに行きはるんかと思って」 一人で勝手に勘違いし、一人で勝手に笑っている母は、さぞかしおっさん達にとって、不可解な存在であっただろう。 「何やと思ったん」 苦笑いしながら、かろうじて答えてくれたおっさん。 母に代わって、御礼を言います。 「スーパーで一人で笑っている、おかしな人として放置しないで頂いて、ありがとうございました」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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