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2006.01.29
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カテゴリ:おじさん
3回に渡り連載してきた「覗きのプロ」のおっさんの話も、今日でいよいよ完結である。
最終章は、彼の経歴について触れたいと思う。

前回までの話を読んでいただいている方なら、大方彼の素性を「ホームレス」か何かだとお思いだろう。
私だってそう思っていた。

しかし、彼は自らを「天才」と呼んだ。

頭が良すぎるおっさんは、六法全書はすべて頭に入っているらしい。
企業買収だか総会屋だか忘れてしまったが、とにかく「切れ者」として、その世界では有名な人物だったらしい。

お金は腐るほど持っているというから、天才という人種のことは、凡人には理解できない。
何かに突出している人間というのは、その分どこかが欠けてるのだろう。

おっさんは、日本の政財界を仕切る「影の黒幕」である。
おっさんの一言、おっさんのサジ加減で、大きく国家が揺らぐ…。

この話、どこまでが本当か(もしかしたら全部おっさんの妄想かもしれないが…)は不明だ。しかし、もし本当だったら…
初回に
「命の危険を冒して書きます」
と記した私の覚悟のほど、これで分かって頂けただろうか。

世間では、にわかに「呪文」ブーム到来の兆しである。
彼の発言すべてが近来まれに見る笑いを誘ったが、一番笑ったのは、
「呪文を口にすると殺される」
と言ったことだ。

これ以上この件に触れると、私も消されるかもしれない。
4回に渡って連載してきたこのシリーズ、この辺で終止符を打ちたいと思う。











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Last updated  2006.01.29 21:34:35
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