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カテゴリ:お兄さん
最近、犬の散歩をする公園に、新人のホームレスの人がいるらしい。
屋根があり、周りを低い塀で囲ってあるコーナーがあるのだが、そこのベンチを占拠し、荷物を置いて、家のようにしているらしい。 子どもたちも遊びに来るみんなの公園を、そんな風に「家」にしてしまうのは、迷惑なのだが、今のところ誰にも注意されず、そこに居座っているようだ。 年のころは30歳過ぎくらい。意外に若いので、「充分働き口もあるだろう」と、父などは怒っている。 で、昨日つくし(愛犬・柴犬)を散歩に行ったとき、その男に遭遇したのだ。 確かに家のように荷物が置かれ、雨上がりだったので、ご丁寧にシートまで掛けられていた。 当の本人は、ベンチに腰掛け、小屋の窓部分に肘を乗せてたそがれている。 同じく窓のふちに、小型のテープレコーダーだかラジオを置き、ジャズを流している。手元には本を開いていた。 噂に聞く、インテリホームレスか?! メガネを掛けたその人は、父からの事前情報がなければ、至って休日の公園で安らぐ普通の人であった。 まさか、奥の荷物が彼のものだなんて、誰が想像するだろう。 この話をすると、母は 「みんなの公園なのに、自分のもんみたいに!!子どもも遊ばれへんし許せない!!」 とまたまた、熱い正義感を発揮した。 私に 「その小屋の中に入ってき」 と、まで言った。 「え~。話しかけられたりしたらどうするんよ」 「無視したらいいやん」 「なんなん、それ。中入ったら、コミュニケーション取りたいと思われるやん」 「だって、そのおっさんが、堂々とそこを独り占めするん嫌やんか!」 またしても、娘の危険省みずである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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