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カテゴリ:おじさん
朝というのは、爽やかであるべきである。
朝のニュース番組は、ある意味「局の顔」である。 各局、この時間帯は「エース」を言われるような面子を配して凌ぎを削り、各家庭でも「うちは、おはよう○日派」とか「めざ○しテレビ派」とか、いろいろこだわりがあるようだ。 この時間帯の番組において、「爽やか」というキーワードは重要である。 かわいいお天気お姉さんの 「いってらっしゃい」 の笑顔に、「ちょっと頑張っちゃおうかな」と思ったりする。 ま、イメージは「青」とか「白」といったところだろうか。 ところが、「特ダネ」である。 朝から、自らを偽った(頭髪問題において)メインキャスターが、縦横無尽に自らの意見を散らかしまくる。 時間帯が、朝の激戦より少しずれていることもあるかもしれないが、この番組は、司会者をはじめ、ゲストのコメンテーター(ルックス・発言ともに) に至るまで、「毒」のイメージが、ぬぐいきれない。 ここには、朝の番組の最重要キーワードであるはずの「爽やか」が、ないのだ。 自信たっぷりに語る小倉節に、コメンテーターの意見も、微妙に左右されてる気さえする。 小倉は「ここぞ」という場面では、必ず気の利いた援護射撃をしてくれる(と確信している)ゲストに意見をふり、満足そうに頷いている。 ここで、笠井の登場である。 小柄で童顔の笠井は、実年齢よりも若く見える。 番組としては、ここらあたりで「爽やか」を発信しているのかもしれないが、私としては「無理して頑張ってる」に見えてしまう。 それは、小倉のせいでもある。 彼は多分、いや絶対「笠井が嫌い」である。 もしかしたら、「脅威」としての、警戒心からかもしれないが、小倉の笠井に対する風当たりの強さは、尋常ではない。 少なくとも、ブラウン管を通して、表現していいレベルは超えていると思う。 別に笠井のことが好きなわけではないが、思わず「小倉をギャフンと言わせたい」彼の気持ちに、同調してしまう。 そう、笠井もただのいじめられっ子では、ないのである。 若人の話題を持ち出して「小倉さん、ご存知でした?」などと、シレッと 言うあたりなどは、さすがである。 しかし、イジメというのは、相手がしょんぼりしないと、激しさを増すか、やめてしまうかの、どちらかである。 打たれ強い笠井の前に、小倉の攻撃がパワーアップしている気がする。 今朝のはひどかった。 笠井の「特ダネタイムス」というコーナーで、松井の怪我の状態を取り上げたのだが、 「もっと、活躍してる日本人選手がいるんだから、そっちを取り上げなきゃ」 と、全否定から入った。 「なるほど~」 と笑顔で対応した笠井にむかついたのか、 「ね~、ちゅうめいさん」(小倉は、芸能レポーター前田忠明を「ちゅうめいさん」と呼ぶ) と、前田に同意を求めた。 仕方ないから、前田も「井口や城島は、すごいですね~」などと、調子を合わせている。 唯一の女性キャスター佐々木が、いつも中立の立場でフォローしているが、そういえば、笠井と佐々木は、「小倉」という明確な敵に対しての、固い結束を感じる。 長くなったが、結論として、この小倉の勝手な発言の数々に 「朝から、気分が悪い」 のである。 だったら、見なきゃいいじゃないか、と思うのだが、これ恐ろしい習慣。 なんとなく「特ダネ」を見ないと、微妙な違和感があるのだ。 「あ~、むかつく~」と思いながら、多分明日も見てしまうだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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