昨日、母がスーパーで見かけたらしい、おじさん。

レジに並んでいたら、おばさんに渡すはずの１００円玉が、コロコロコロ～…と落ちてしまった。
レジのおばさん、慌てて足元を捜索。

そのとき、母は見た！

母の前に並んでいたおじさんが、転がってきた１００円玉をサッと踏んだのだ。

１００円、パクル気か？！

相変わらす、レジのおばさんは必至で100円の行方を捜索している。
しかし母は知っている…100円玉のありかを…。

おじさんは、不自然に足を引きずりながら（下に100円玉を敷いている為）歩みを進める。
その足元から目が離せない母。
焦りまくるレジのおばさん…。

緊張感漂うトライアングルな空間は、母の一言によって均衡を破った。


「足の下にありましたよ」


抵抗するかと思われたおじさんは、あっさり足をあげ、100円玉を開放したらしい。

「だって、あんなにレジの人探してるのに、おっさんネコババしそうやってんもん」

ね、相変わらず正義感強いでしょ？