お茶の間の人気番組に「どっちの料理ショー」がある。

ブラウン管の向こうの世界の話にも関わらず、けっこう真剣に「どっち食べよう」などと悩み、最終的には「食べれた」だの「食べられなかった」だのと言い合う例の番組である。
どっちにしても食べられないのに。

ご多分に漏れず、我が家も「食べれた」だの「裏切られた」だの、テレビに向かって語りながら、番組鑑賞しているのだが、自分の好みに関わらず、確実に「勝つ」ほうを言い当てる女がいる。

母である。

彼女は、毎回自信たっぷりに
「今日は関口」
だの
「これやったら三宅」
などと、自信たっぷりに言い放つ。

おそろしいことに、ほぼ１００％の確率で言い当てる。

毎週、母に「今日はどっちが勝つの？」と聞いてみるが、ほとんど外した例がない。

さて、もったいぶらずに伝授したいと思う。
「母流どっちの料理ショー勝利の方程式」







ズバリ、肉。


彼女いわく、肉の多いほうが必ず勝つらしい。まして肉と魚の対決なら言うにあらずである。

長時間の収録で、みんなお腹すいてるみたいやからね。

はい、これで来週から、あなたも連勝街道まっしぐらだ。