日めくりカレンダーがめくれない。

と言っても、カレンダーがメチャクチャ高いところに設置してあるとか、一枚がものすごく重いとか、めくると金タライが落ちてくるとか、触っただけで不幸が訪れますよと端っこに走り書きしてあるとか…そういうわけではない。



ただ忘れるだけ…。


我が家には「ありがたいお言葉」が書いてある日めくりカレンダーが、今年から台所に登場しているのだが、これが毎日めくられたタメシがない。

全部で３１枚しかないので、曜日とか季節のお知らせとかはまるでない。
毎月一回同じページが回ってくるので、定期的に説法を吹き込まれるというサブリミナルな、カレンダーというには微妙な代物である。

さっき母が
「あ～、まためくるの忘れてた～！！」
と声を大にしていた。

どうやら10日間くらいめくり忘れていたらしい…。

今日が何日かも分からなくなってしまう日めくりカレンダー…。
ちなみに本日のお説法は

「年齢とは謙虚に、そして存分に味わえばいいのです」

「物忘れも、謙虚に存分に味わえばよい」と勝手に誇大解釈しておいた。