■商品名:パッソ・ア・パッソ・"ヴェルデホ"[2011]年・手摘み100%・ボデガス・ヴォルヴェール・D.O.ラマンチャPASO A PASO"Verdejo"[2011] Bodegas Volver D.O. LA MANCHA
■レビュアー:姉男
■レビュー内容
今年70歳になった母が突然、入院・手術。
ビックリして
「一体どうしたの?」と飛んでいくと、
「ん~、カラオケの歌い過ぎで、喉にポリープができたらしいわ。あはははは~」。
聞けばこの1ヶ月間、週に4回位ほど、びっしりカラオケに行って
歌いまくっていたらしい...。
まぁなんともお騒がせ
無事手術も終了し、ホッとしたので
今日のワインはスペインの白ワイン、ヴェルデホ種(※1)のもの
...って、ちょっと強引でしたか?
「ホ」しか入っていないよ、という突っ込みも聞こえました
すいません(汗)
以前のブログでもお話しましたが、
姉男の春といえば、スペインの白ワインのヴェルデホ種。
春野菜をはじめ、青野菜にとっても合うワイン。
今は真夏並みに暑い(今日の札幌の最高気温29℃)ですが
野菜中心のメニューなので、こちらをチョイス。
ただ、ヴェルデホ種といえば、
スペインでも北西内陸部にあるDOルエダ(※2)のものがほとんどですが、
今回はスペイン中央部、スペイン全土のワイン生産量の半分を占める地域、セントロ地方のDO「ラ・マンチャ」のもの。
2007年にラ・マンチャで最初に造られたヴェルデホ種100%の白ワイン。
手摘み100%。
生産者はラ・マンチャのワイナリー、ボデガス・ヴォルヴェール。
色は、透明に近いごく淡い麦わら色。輝きあり。粘性は中。
香りは、桃のコンポート、洋ナシ、パッションフルーツ、グリーン系のハーブ、アニス、カルダモン、キャンディ、プリンスメロンや瓜。ユリなどの白い花。
フレッシュな黄色のイキイキした果実香が中心だけれど、薄苦みのあるハーブなどが絡んで複雑さあり。
味は、やわらかく、ゆるりとした口当たり。ミディアムボディで辛口。
黄桃やフレッシュなペリカンマンゴーのような自然な甘みある果実味。
アロエほどではないけれど、少しアクのある青野菜や甘草のような心地良い苦みと伸びやかな酸が果実味を支え、とってもバランスがいい!
アルコール13.5%もあるのに、ツンツンやドロドロもなく、
ホントに素直に美味しい
まさに、私がヴェルデホ種に求める味!
うまーい!
数年前、初めてヴェルデホ種のワインを飲んだ時の
「フレッシュでコクがあって、香りが華やかで…」という
喜びがよみがえるような素敵な味
これにはバター、ニンニク醤油の小松菜のソテーを合わせようと
考えていた狙いがピッタリ!
肉詰めシイタケのチーズ焼きにもバッチリでした。
あとは、スナップエンドウには素晴らしく良く合います。
少し火を通した青野菜を合わせてみてください。
モリモリ食べられますよ!
コスパは抜群!
このワインは寝かせるタイプではないので、
フレッシュなうちに飲みきっちゃってください。
温度は冷やし過ぎない12~13℃前後でどうぞ。
※1ヴェルデホ種~百合の花のような可憐さ、フレッシュハーブの爽やかさ、コクのある果実のトロピカルさ、豊かなボディでしなやかなのに、酸がしっかりしている、
という白ワインができてしまうスペインの高貴な品種
※2DOルエダ~スペインの2大白ワイン産地のひとつ。
DOルエダで原産地呼称として認められるのは、白ワインのみ。
最も多く栽培されている品種はヴェルデホ種。
DOルエダを名乗るためにはヴェルデホを50%以上、ルエダ・ヴェルデホは85%以上の使用が義務づけられています。
ほかにソーヴィニヨン・ブランやパロミノ、ビウラも栽培されています。
ちなみに...スペインの原産地呼称は、おおよそ7つのカテゴリーに分けられています。上から
1.Vino de Pago ビノ・デ・パゴ(単一ぶどう畑限定高級ワイン)
2.DOC(特選原産地呼称ワイン。これは、「リオハ」「プリオラート」のみ)
3.DO(原産地呼称ワイン。現在60以上アリ)
4.VCIG(地域名称付き高級ワイン)
5.Vino de la Tierra(ビノ・デ・ラ・ティエラ)(地ワイン)
6.Viñedos de España(ビニェードス・デ・エスパーニャ)
(安価な輸入ワインと区別するために造られたカテゴリー)
7.Vino de Mesa(ビノ・デ・メサ)(テーブルワイン)
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