ようこそ
\おじさんがこんな格好してるのは・・・/
姉男の先週のブログで紹介した、
お料理上手なりんりん2857さんのレシピによる
「豚バラとジャガイモのとろとろワイン煮」。
(この料理のレシピはこちら)
コレに合わせたワイン。
本来なら、フランス・アルザス地方の白ワインか
フランス・ラングドック地方の白か軽い赤を合わせるけれど、
あえてのスペイン赤
FIESTA DE AZUL Y GARANZA
(フィエスタ・デ・アスル・イ・ガランサ)
生産者は「アスル・イ・ガランサ」。
スペイン・バルセロナの醸造学校を卒業後、
ブルゴーニュ、オーストラリア、南ア、アルゼンチン等で修行した
若いカップルの営むワイナリー。
アスル・イ・ガランサのマリア(左)とダニー(右)
2人はそれぞれ世界各地を修業した後、
2000年にスペイン・エブロ地方の地元、ナバーラでワイナリーを設立。
(ちなみにナバーラの場所はここ)
ワインのDO(原産地呼称)もナバーラ。
ナバーラは
ピレネー山脈からエブロ河沿いの渓谷まで、
なだらかに広がる緑の草原で、
冬はピレネー山脈からの冷たい風が吹き
夏は暑い乾燥した大陸性気候。
昔はガルナッチャ種(=グルナッシュ種)のロゼの産地だったけれど、
今はカベルネ・ソーヴィニョンなどの国際品種も認められ、
テンプラニーリョ種(下画像)などから造られる赤ワインが
半分以上を占める地区。
「アスル・イ・ガランサ」の畑は、
ヨーロッパ最大の砂漠ラス・バルデナス・レアレスの端っこにあり、
乾燥しているものの、ブドウ栽培には最高の環境。
一目ぼれでこの地を買ったそうな。
ラス・バルデナス・レアレス 砂漠
「アスル・イ・ガランサ」の畑
「アスル・イ・ガランサ」という名前の由来は
まず「ガランサ」輝きのある深い赤色を意味。
これに「アスル」(青色)が混ざり、
フレッシュで凝縮感に溢れた果実の色、
つまり彼らの赤ワインの色になることから。
ナバーラから認証を受けた有機栽培ブドウ100%使って作られるワインは、
きれいな果実味と優しいタンニンが特徴。
今回のワイン(FIESTA)は
彼らのワインの中では一番カジュアルなもの。
ちなみに、FIESTAとは、ずばり"パーティ"の意。
気軽に飲んでほしい気持ちが込められているワイン。
以下詳細
●FIESTA DE AZUL Y GARANZA
(フィエスタ・デ・アスル・イ・ガランサ)
収穫年:2011年
生産国:スペイン(エブロ地方)
品質分類:DOナバーラ
生産者:アスル・イ・ガランサ
輸入元:(株)モトックス
購入店:丸井今井札幌(セール)
購入価格:840円
アルコール:13%
ブドウ品種:テンプラニーリョ60%、ガルナッチャ40%
色:輝きある紫がかった濃い赤。エッジはややピンク。
粘性~中の上
香り:プルーン、ブラックチェリー、黒ゴム、黒コショウや甘苦系のスパイス、高菜、ミネラル、醤油など。
華やかさはないが、こじんまりした甘やかな果実香中心。
味わい:なめらかな口あたり。辛口でミディアムボディ。
フレッシュなブラックチェリーの果実味と日焼けした葉の風味。
タンニンはやわらかく、うっすらと舌を覆う程度。
線は細く、アフター(飲み込んだ後)に、
ブドウの皮の内側をそのまますり潰したような
チャーミングなチェリーの風味がフワリ。
スペインのガルナッチャ種にありがちな
濃い風味とは違い、酸もバランス良くあってフレッシュ&フルーティ。
物足りなさは感じずに爽やかにゴクッとイケる、
デイリーにもってこいのタイプ
合わせた冒頭の「豚バラとジャガイモのとろとろワイン煮」には
料理にほんのり入る醤油の風味が、
ワインの果実味を膨らませ、思惑通りピッタリ!
ジャガイモ(インカのめざめ)の甘さと豚肉のとろとろした脂に
ワインの爽やかな果実味がよく合う味。
生産者カップルみたいな爽やかな笑顔のワイン。
つられてこちらもニッコリしちゃう。
ぜひ、若いカップルのパーティに登場させてほしい!
爽やかさのないおじさん
参加中ぽちぽちっとどぞお願いします