当たるかね
・・・昨日のつづき
「姉男さん、10日空いてる?」
「10日、僕が店をやるから良かったら来て」
いつものワインショップに居合わせた、
古くからのワイン仲間のSさんのお誘い。
このSさんというお方。
別にお仕事は持っているものの、
月に1~2度、ススキノにある「たまりすく」というワインバーで
一日店長になり、店を営業。
「わー、行く行く~!」
ワインに関して、あまりNOとと言ったことがない姉男。
二つ返事
「たまりすく」は7年前ほど前はワインとフレンチのお店として
リニューアルし、
姉男もかつては、ワイン仲間とのたまり場として行っていたお店。
でも、ソムリエが変わったり料理人が辞めたり・・・
なんだかんだで足が遠のき、今回は何年か振り。
「ちょうど、丸井さんでイタリア展やっているから、
そこにちょっと寄ってから行こうっと」
(イタリア展に関しては、
前日の姉男のブログこちら)
ちょっとのつもりが、
イタリア展ではワインを30種類ばかり試飲。
イタリアワインはアルコール度数が高いものが多いから
後から結構効くんだよね~。
途中、フラフラと寄り道しながら、
午後9時前には「たまりすく」到着。
待ち合わせしていたわけではないけれど、
先に来ていたワイン仲間のK夫妻はもう帰る寸前で
テーブルの上には3つのグラス。
「姉男さん、今日はブラインド(テイスト)3つです。
さて何でしょう?」
えっ、ちょっと待って!
美味しいワインを飲ませてくれるっていうから
何にも考えずにやってきたんですけど、
ブ、ブラインドぉ?
確かにワインの資格取る時にはブラインドばっかりやっていたし、
今もワインは毎日飲んでるけど、
ブラインドはもう何年もやってないから
分かんない~
と言うより、すでに30種類試飲してヨイヨイなんですけど・・・。
グラスには白2種類と赤1種類のワイン。
ココロの中では泣きながら
それでも鼻と舌に総力を結集する姉男。
「コレはイタリア、ソアヴェ(※1)。
コッチの赤はイタリア、ドルチェット・ダルバ(※2)?
あと、この白だけは自信ない。
ユルッとしたところと樽っぽいところが南アフリカっぽいけど
ん~分かんない」
で、結果はコレ
ガンベッラーラ・クラッシコ
リーヴァ・アルジーリア 2010
(メンティ)
DOC(原産地呼称)こそ間違っていたものの、
ブドウの品種(ガルガーネガ種)と国・州は正解
赤は
アユート!ロッソ 2005
(トリンケーロ)
国・産地は正解したものの、肝心のブドウ品種違い
(正解品種は、バルベーラ種)
でも、これに関しては言い訳したい~!
普通のバルベーラ種の味じゃないよぉ!
だって、このワイン特別なんだもん(※3)。
で、姉男が最後まで分からなかった白
グリューナー・フェルトリナー
(アロイス・ヘレラー)
国はオーストリア、ウィーンの北西のカンプタール産。
品種はオーストリアの固有品種、グリューナー・フェルトリナー。
すいません、オーストリアワインは甘口も多いので、
過去に数回飲んだことがある程度。
記憶の彼方に消えてました。完敗
久しぶりにブラインドをやると
まだまだ勉強が足りないな~と実感せざるを得ない姉男。
急に酔いが醒めちゃった。
※1ソアヴェ~イタリア・ヴェネト州の代表的な白ワイン。ガルガーネガという白ワイン用品種から造られる。DOC(原産地呼称)ソアヴェ。
※2ドルチェット・ダルバ~北イタリア・ピエモンテ州の赤ワイン。ドルチェットという赤ワイン用品種から造られるもの。
※3このワイン特別~ちょっとマニアックなお話ですが、
このワインの生産者・トリンケーロは、バルベーラ種の造り手として最も古く、別格の存在。
その生産者のトップキュヴェが「ヴィーニャ・デル・ノーチェ」というバルベーラ種の赤ワイン。
実は、今回の「アユート!ロッソ」はこのトップキュヴェをヴィンテージ、その他の理由で、格下げして出された特別なものなんです!
酸もタンニンも通常のバルベーラとは全く違う柔らかさ!
参加中ぽちぽちっとどぞお願いします