姉男のおさぼりでたくさんたまっているワインコメント・・・
違う違う、たくさんいるのは忍者じゃなくて
ワインコメント！
ダジャレ言いたいだけでしょっっ？！
＼はい、そうです／
・・・すいません、たまっているワインコメントを思うと、逃避したくなりました。
さて、これは11/27に飲んだ北海道のワイン。
（まだ11月分・・・）
Yoichi Nobori Passetoutgraine 2010
（ヨイチ・ノボリ パストゥグラン）
このワインの生産者は、以前にもブログで紹介した、
北海道・余市にあるワイナリー「ドメーヌ・タカヒコ」の
曽我貴彦さん。
（以前の紹介ブログ
「ヨイチ・ロゼ・サンスーフル」については
こちら）
（ラベル表記で生産者名がTakahiko Sogaなのは
ブドウ栽培からワイン醸造までを一貫して手掛ける
曽我さんのポリシーによるもの。
2016年頃予定の自家栽培ブドウ使用100%になるまでは、
生産者名をドメーヌ・タカヒコではなく、Takahiko Sogaにするそう）
北海道・余市町はココ
ワイン通の間では既に評価の高い曽我さん。
知らない方のために改めて紹介すると、
ご実家は長野県の「小布施ワイナリー」。
栃木県足利市の「ココファーム・ワイナリー」勤務を経て
北海道・余市町登地区で2010年に「ドメーヌ・タカヒコ」を立ち上げた方。
曽我さんいわく
『「ドメーヌ・タカヒコ」はワイン造りをすることを目的に始まった
家族だけで経営する醸造所を持つ農園』。
そして
『ワイン造りは、造る人の思想や哲学そして風土や文化を
ワインの中に表現するもの』
ワインを造る農民でいたい、
自分の哲学を持つ職人でいたい。
そんな明確な意思を持ち、ワイン造りを行なっている方です。
自社農園に植えているのは、ピノ・ノワール種
だけ。
自然な農業とワイン造りを実践するため、
全てビオロジック（化学肥料や化学合成肥料等不使用、無農薬栽培）で管理。
（その他、詳細はドメーヌ・タカヒコ HP）
ちなみにこのワイン名の「パストゥグラン」とは
フランス、ブルゴーニュ地方で作られる赤ワインのひとつで、
ピノ・ノワール種とガメイ種（※）をブレンドして作られたもの。
（その場合、ピノ・ノワールは１/３以上使用する決まり）
※ガメイ種～ボージョレー・ヌーヴォーにも使われる
赤ワイン用品種ネ
ドメーヌ・タカヒコではこれをイメージ。
ピノ・ノワール種の特徴を持ちつつ力強い骨格もあり、
一方でガメイ種の様な華やか香りをもつ、
余市町登地区産の「ツヴァイゲルトレーベ」というドイツ系の品種をメインに
同じ地区生産のピノ・ノワール種をブレンド。
無濾過で瓶詰めされるため、少し濁りのある赤ワイン。
（いわゆる「ビオ」のワインなので、
酸化防止剤の亜硫酸の添加は極僅か）
生産本数はわずか1,100本。
春に発売すると即完売、手に入れにくいワイン。
以下詳細
●Yoichi Nobori Passetoutgraine 2010
（ヨイチ・ノボリ・パストゥグラン）
収穫年：2010年
生産国：日本（北海道・余市町登地区）
生産者：タカヒコ・ソガ（ドメーヌ・タカヒコ）
販売元：タカヒコ・ソガ（ドメーヌ・タカヒコ）
購入店：ワインショップ・フジイ
購入価格：３６７５円
アルコール：１１％（ワインの中では低い方）
ブドウ品種：２０１０年はツヴァイゲルト・レーベ７０％
ピノ・ノワール３０％
（熟成は古樽12ヵ月）
色：中心部の濃いガーネット。エッジはグラデーションあり、濁りも見られる。
粘性～中
香り： 紫色のプラム、完熟した山ブドウの野性的な果実、プルーン、イチゴ、鉄、丁子、白コショウや山椒などのスパイス、高菜、ほんのりタバコなど。
ブドウの皮の内側をすりつぶした様な豊かな果実香と
直線的に立ち上るスパイシーさがメイン。
その周りにフワフワしたベリー系の甘い香りが漂うもの。
南フランスの凝縮感あるグルナッシュ種からできたワインも連想させる香り。
ブルゴーニュグラスに移すと、
イチゴの風味がふくらみ、甘苦系のカカオの風味も出る。
味わい：ややタンニンのざらつきを感じる口あたり。ミディアムボディの辛口。
抜栓直後は梅の果実味とダシの旨みが絡む味わい。
拡散性ある太く広い酸が口の中で旨みを広げるもの。
たまり醤油のような雰囲気も感じられ、
飲み込んだ後の味わいは、煙がたなびくようにゆっくり消えてゆくが、
喉の奥にまだ存在感が残るアフター。
抜栓２時間半でどんどんワインの果実味が増す変化あり。
合わせで相性が良かったのは
長いもの南蛮漬け。
醤油と玉ねぎ、南蛮のピリ辛具合がピッタリ！
ワイン自体もスパイシーさがあるので、
負けないくらいの素材の方が具合がいいみたい。
砂肝や鹿肉にも合いそう。
北海道ならでは面白い組み合わせのこのワイン。
曽我さんじゃなきゃ造れない味わいだな～。
たくさんたまると悲しいもの
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違う違う、たくさんいるのは忍者じゃなくて
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ちなみにこのワイン名の「パストゥグラン」とは
