スカイダイビングDE生まれなおし
私が今回体験したのは、タンデムスカイダイビングというものです。二人用のパラシュートを装着したインストラクターとハーネスで身体を固定し、飛行機より飛び出します。飛び出す高度は【日本国内では最高高度】約3,800メートル(12,500ft)。富士山よりも高いのです。 まず、ダイビング用の装備装着後、インストラクターさんに空中での体制の取り方を習います。 最初は、えびぞりをして、両手を胸に交差してたたんでいる姿勢。その後、インストラクターさんの合図があったら、両手両足を開いてえびぞりすること。要は、えびぞりするってことだけですとても簡単 私と組んだインストラクターさんは、17年のキャリアと6000回のダイビング経験を持つNaokiさん。真っ黒に日焼けして、まさに空の男って感じ。明るく優しく気持ち良い。かっこ良いこの人に任せておけば、大丈夫で・・・この段階で安心しきったさゆりん(←単純です)気分は上々。 バスに乗り込み、ルンルンです。 他のインストラクターさん達もドシドシ乗り込む。車の中は、ギュウギュウ~。そして飛行機へと向かう。 スカイダイビング専用機に乗り込み、20分間の遊覧飛行後、いよいよダイブアウト! 飛行機が上へ上へと向かう途中、もしかしたら恐がったり緊張したりしちゃうかも~?って、少しは思っていたんですが、まったくそんなことは無かったです インストラクターさんは、一心同体のように背中にピッタリくっついている。と言うか、私がインストラクターさんのお膝に座っている状態。コレ、実は私がとっても安心する形なのです~ そして、絶えず私に話しかけリラックスさせてくれていました。 黙っているときでも背中から「大丈夫だよ。安心して。」という気持ちが伝わってくる。だから、私は安心してこの状況に「ワクワク」することができたのでしょう。 雲の中をグングン上りながら、私は、これから地球に生れ落ちるスピリットの状態になってみた。 後ろにぴったりと付き添ってくれているのは、私のスピリットガイドさん。絶えず「大丈夫だよ。」と励まし、暖かく守ってくれる。 そう、きっとこんな風に私はスピリットガイドに付き添われ、安全に守られながら地球にやってきたんだろうな。 その感覚を思い出した。ふっと懐かしい暖かいものに抱かれているような感覚がして、涙がこみ上げてきた。 周りにいるのは、ソウルメイトの仲間達。 一人ぽっちで生まれてきたのではないんだ。「じゃぁ、地球で会おうね~!」って約束して、生れ落ちていく。そして、時期が来たら、出会うべくして出会うんだろう。 みんな仲間。一緒に地球に生れ落ちたスピリット達なんだね。みんなが愛おしくてたまらなくなった。仲間がいっぱいいっぱいいっぱいいるんだ・・・。みんなが家族みたいな暖かい気持ち。 懐かしいこの感覚。思い出した・・・。 と、そこで、 「1分前です。ドア、オープンします!」の声。ちょっと緊張が走った。いきなりドアが全開になると、ただ真っ白な雲の中にいることだけがわかった。 一人でダイビングする人たちが4~5人ドア付近にいる。彼らが「じゃ!」と言って、次々にドアの外へ消えていく。 次は、私達タンデムジャンプ。まず、めぐちゃんが「ほよ~。」って感じでポロリと消えた。(いや、ホント消えたって言うか、落ちたって言うか、そんな感じ) 次は、りえちゃんが「ふゅ~。」って感じでスルリと落ちた。 ひぇぇ~落ちたよ、消えたよ。次、あたし(その次にゆみちゃんの番) 中腰でドアまで移動。思わずドアの上のへりにつかまる。スピリットガイドがカウントする。「3・2・1・GO」キャ~いよいよだわと思いつつ、か弱く「おぉ」と言った次の瞬間、私もポロリと空中へ。 完全に本物のフリーフォール「わぁぁ~~~きゃぁぁ~~~私、飛んでる~~~」白い雲の中、思いっきり両手両足を広げて空気の塊を浴びる。 不思議な感覚。もの凄い勢いで落ちているはずなのに、落ちている感覚はまったくしない。まさに、飛んでいる感覚。完全に身体を預けきってただ飛んでいる。初めて体験する最高の爽快感。 その間、約50秒だそうですが、私には5分くらいに思えた。ゆっくりと飛べた感覚が手に入っていた。 この体験をすると、心のモヤモヤなんかは、ぶっ飛んでしまうと聞いていたけど、本当にそうだと思う。 小さなことなんかどうでも良くなってしまう。こだわっていたこと、思い煩っていたこと、執着していたこと、世間の常識、世間体、そんなことは、どうでも良いなぁ~。って境地になります。 実際、私も、かなりスッキリしましたから、かなりのものをお空にぶっ飛ばしてきたんでしょう 地上1200メートルあたりでパラシュートを開きます。急に速度がゆっくりになって、身体は、えびぞり腹ばい状態から、縦になります。 地上の風景がよく見渡せて、回転したりしながらフワフワと遊びながら、10分程かけてゆっくりと降りてきます。 雲の中を飛んでいるときは、冷たく感じたが空気が急に暖かく感じたのも、このあたりじゃないかな~。地球の温もりを感じましたよ 「やっほ~~めぐちゃ~~んりえちゃ~~んゆみちゃ~~ん」みんなを見つけて大騒ぎのさゆりん。さらに地上で見上げている新井先生を見つけて、大はしゃぎ。「おぉぉーーい新井せんせ~~~きゃ==たのし~~~」 はい。上手に着地できました。 生まれたよ~、私達~新たなスタートが切れそうです。