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2007.02.07
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以前、掲載したフローティングとシンキングの使い分けで、少し触れたメソッドです。

それを少し深く記載してみようと思います。

あくまで、ご参考までに。

フィールドに立った時に、ベイトフィッシュの群れに遭遇したとします。明らかに何物かに追われている様子。この二つの条件が合致したときに、使うメソッドです。

方法は簡単。シンキングミノーを用いて、群れの真ん中に、ピッチング(正確にキャストできるのであれば、普通にキャスティングでも可)
着水音と同時にベイトフィッシュの群れを割り、下に潜むフィッシュイーターを狙うのが目的です。

まず、説明しておきたいのが、群れを狙うフィッシュイーターの反応です。
フィッシュイーターは、狙っている群れが割れた時、必ずその割れた部分を凝視します。
フィッシュイーターがベイトの群れを襲う場合、集団行動にて水面下に追い詰め、いずれか一匹が群れに飛び込みます。それが順番で飛び込むのか、特攻部隊がいるような組織的な追い方なのかは、魚種によって違いますが、いずれにせよ、群れが割れた=なんらかの行動が起こった、と認識するらしく、割れ目を凝視します。

私はそれを「フィッシュイーターの群れの1匹が、仲間がベイトの群れに飛び込んだ状態」と過程して、このメソッドを用います。

この過程でいくと、まず追われているベイトの群れに、ルアーを投げることにより、ベイトの群れが割れます。投げ込まれたルアーから、ベイトが逃げようとする為です。

当然、着水音はボイルと同じ程度の大きさになるように、キャスト時に調整します。
つまりフィッシュイーターに「仲間が飛び込んだ」と判断させる為です。

するとフィッシュイーターは、あくまで効率良く餌を取得するように行動します。野生ですから、「いかにして体力を使わず楽に食うか」を考えていると思うのです。野生ですから、今食えても今度いつ食えるか分かりませんから。

そこで、シンキングミノーの「沈む性質」を利用し、「食いそこねられたベイトフィッシュ」を演出する訳です。以前のフローティングとシンキングの使い分けでも、触れたように、「食われ損ねられたベイトフィッシュ」は、フィッシュイーターが噛むことで、圧力を受ける為、浮き袋が膨らむ隙がなく、底に沈むパターンが多いです。群れより水面に逃げるのは、あくまで逃げる体力があり、逃げてるだけの事。
楽に取る為には、より弱っている「沈んでいくベイト」を捕食する傾向にあります。

ベイトの群れをキャストで割り、「仲間が飛び込んだ」と思わせておいて、シンキングミノーをフォールさせる事で、「食われ損ねられたベイトフィッシュ」を演出するという仕組みです。

このパターンで、ベイトを追いかけてる時は、かなりの高確率で大物を仕留めていますよ。

皆様も、こんな状況に遭遇したらお試しくださいませ。





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Last updated  2007.02.08 03:09:41
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