梅木水晶の日常

１．大人は強制参加のマラソン大会がない事。

私の卒業した学校は、
小学校時代も中学校時代も、年に２回マラソン大会がありました。
しかも全員強制参加でした。
根性なしの私は、いつも、
歩いてるんだか走ってるんだかわからないスピードで(一応)走っておりました。
そんなスピードでも、苦しいものは苦しいのです。
そして、幼かった私には「よーい、ドン!!」のピストルの音は
物凄くおっかなかったのです。

しかし大人になった今、そんなマラソン大会は任意参加となり
大会前日に、母に、お腹が痛いよーっ、死んじゃうよーっ、と言ってみたり、
わざと風呂上りに髪をびちゃびちゃに濡らして寝る、
といった事をする必要も全くなくなりました。
(風邪をひいて参加を免れようとしたのです。)
そんな心の重荷となるイベントから開放された今、毎日楽しく過ごしております。

２．大人は全校朝礼で、校長先生の話を、長時間立ちっぱなし、
　　もしくはずっと同じ体勢で(体育座り、正座など)聞かなくてもよい事。

今考えると、あれはもう、軽い拷問でございました。
ひんやりとした体育館の床に、
校長先生の役に立つんだか立たないんだか
(いえ、きっと為になるお話はしておられたのでしょう)話を、
皆、苦痛に顔を歪ませ聞いているのです。
先生方は立ったまま聞いておられます。
こんな痛いを思いをするなら、立って聞いていた方がいいよ、
先生方も、私達と同じ体勢で話を聞けばいいのに、
そうすれば、私達と同じ痛みを分かち合った先生の一人が、
「朝礼、中止!!」と宣言するかも知れないのに!!と、よく思ったものです。
(冷静に考えるとそんな事を言う先生はいないでしょうね。)

大人になった今、人の話を聞くときの体勢といったら、
椅子に座って聞く事が殆どですね。

３．大人は、お腹が痛くなったら比較的すぐにトイレに行ける事。

小学校、中学校、高校時代と、授業中しーんとした中、
突然の腹痛が自らを襲い、そんな最中挙手をして、
「先生、ちょっとお腹が痛いのでトイレに行ってもいいですか」と発言するのは、
相当の勇気が要るものでした。

幼いながらに、そのように発言するまでの、躊躇する時間の長い事長い事。
そして、勇気を振り絞った末発言し、用を済ませ、教室に戻ると、
幼稚な同級生方々からは、排泄物を絡めたニックネームをつけられるのがオチなのです。
今となっては、
「ちょっと体調が優れませんので、中座させて頂きます」と言って、
トイレに行けば済む事なんですけどね。

学校は、もっと穴場的な所にトイレを数箇所に作っておいて欲しかったなぁ。
「お腹が痛くなったらここで用を足せ!!」みたいな穴場的なトイレをさ。

以上3点、大人になってよかったと思う事。もっとありそうな気がしますが…。

以上。