梅木水晶の日常

７時起床。カーテンを閉めずに寝るので、
休みの日でも、外が明るくなってきたなと感じると目が覚めます。
いや、休みの日だからこそ目が覚めてしまうのかも知れません。
身の回りの支度を整え、朝御飯にラーメンを食べようと思い、
自転車で、10kmほど離れたラーメン屋さんに向かいます。

天気、晴れ。風の抵抗も然程なく、気温も17度と暖かいです。
絶好の自転車日和です。私が住んでいる所とは全く逆方向の、
坂の多い地域に自転車をこぎ進め、目的のラーメン屋さんに到着。

汗だくになり、午前10時、ラーメン屋「まるひら」到着。
朝９時30分開店というのは存じ上げておりましたが、
こんなに朝早くに来たにも拘わらず、
店内には、既に４名のお客様がおりました。
狭い店内ですので、昼時には店の外に列が出来るというのもわかる気がします。

「醤油ラーメン１つ…」小さな店内には、
芸能人のサインらしきものが何枚か飾ってありますが、
字がぐじゃぐじゃでさっぱりわかりません。
唯一読み取れたのは、バレーボール選手の、益子直美選手のサイン。
店の壁には「タクシー運転手に聞いた美味しい店」という
新聞・雑誌の切抜きらしきものも貼ってあります。

「どうぞー」湯気がぼーぼーに立ち上ったラーメンの向こうに見えるものは、
私が好むマグマ色のスープとは全く違う、透き通ったスープの色です。
「おお、これが釧路ラーメンと言われるものか…」
まず、スープを飲んでみます。
「こっ、これは、鰹だし…!!…と言われるものかな、多分…」
非常にあっさりとしております。
このスープは、毎日飲んでも体に悪くなさそうです。

「特大～」そう言いながら、体格のいいおばさんがご入店されました。
常連さんのようです。店の中に入ってくるなり「特大～」です。
まるひらさんのメニューは、
普通盛(500円)、大盛(600円)、特大(700円)となっております。
おばさんのその体格は、特大によって培われたものですね。

昔、料理好きの私の叔父が、
「俺の作るラーメンはうまいぞ!!」と言いながら、
自信満々に作ってくれたラーメンの味に似ている、と思いながら、
一口一口噛み締めながらラーメンをすすっておりました。
量が減っていくうちに、丼の内側に描かれた、
赤と青と黄色で書かれた「まるひら」の文字が読み取れます。

私がラーメン１杯食べ終えるまでに、
５人のお客様が入店して来られました。お客さんの回転のいいお店です。
来店されているのは、私も含め、全てピンのお客様です。
凄い、まだお昼時じゃないのに…。皆、ラーメンが好きなんだなぁ。

美味しかった…。
「ご馳走様です」
「500円でーす、ありがとうございましたー、ありがとうございましたー」

全てのお客様が店を出られる際に、
少なくとも２回は「ありがとうございましたー」と言っていたこのお店に、
私はまた来ようと思いました。

ラーメン１杯で十分お腹いっぱいになった私は、
その後、高台にある米町公園のベンチで暫く昼寝をしました。
見晴らし最高です。
小さな子供を連れた家族づれがいました。
犬の散歩に来ている方もおりました。
子供の声で「ねんねしてる」と言っているのが聞こえます。
私の事を言っているのかな。
そう、ねんねしてるの、お腹いっぱいになると、眠くなるんだよ。