カテゴリ:書籍
前日記タイトル「たぶん私は、三代目だと思うから☆」は、EVAファンの方々様なれば、綾波レイたんの「たぶん私は、三人目だと思うから」をもじったものだとお気付きかと…。
(と、昨日書き足そうと思いつつ、既に長文ゆえ、本日に☆) 主人公シンジ君が、命がけで自分を助けてくれたお礼を彼女に述べると、その『助けた』という事実を「知らない」と返すレイ。 で「たぶん私は、三人目だと思うから」と続けるのですが…。 この『三人目』というのは、『綾波レイ』という人物が実は『クローン』で、新しいクローン体としての三体目という意味だと、本放映当時、深読みファンはグッと来たものでござりまする。 それまで物語のヒロインだった『二人目のレイ』は(魂と『替え』の個体は残っても)『彼女自身の、彼女だけの心』とともに永遠に喪われてしまったのだな…(シンジを救ったのは文字通り命がけで、彼女自身は消滅)と悟り、多くの方が、さらにレイというキャラに魅了された瞬間でありましょう。 って、過去の萌え話が長くなってしまひましたが、その、もじって使った「たぶん私は、三代目だと思うから☆」は、私めの、「毛利輝元は(中興以降の)二代目じゃなくて、三代目でしょ~~」というツッコミ心で付けたタイトルではあったのですが…。 あとでふと、輝元自身がつぶやいた言葉という感じでもあるな…と思ったときに、綾波レイの素敵クール美少女っぷりに引き換え、「三人の二代目」の毛利輝元たんは、文中、『小太り』と何度も出てくる、容姿からして『イマイチ二代目』というキャラ描写。 「たぶん私は、三代目だと思うから☆」と、つぶやいたって、レイたんみたいに萌えないっつーーーの!!!と、ヒドイことを思うてしまひ…。(輝元たん、すびばせん) 綾波レイと毛利輝元には、まったく共通点ナシ…と思いかけて…。 クローンのレイは、だんだん自我が育ってきていた『二人目』は別として、常に周りの人間の思惑によってのみ動かされていた、切ない『お人形さん』。(←この辺りも、多くの人のツボを突いているのでせうね☆) それって…。 ある面では、輝元の悲劇(残念)部分にも重なるかと…。 父・隆元の急死によって、『毛利家当主としての自覚と責任感』が育ちあがる前に家督を継ぐ羽目になり、当初は祖父・毛利元就に、元就死後は、二人の叔父(吉川元春と小早川隆景)に補佐されて、実質、ほぼ操り人形状態。 輝元自身の才覚も今ひとつだった…というのがあるにせよ、『自分自身』というものが、家族の中でも家中(家臣たちの間)でも、重要視してもらえなかったのでは…と。 本当の意味での『ひとり立ち』をさせてもらえないまま、年齢だけは中年を迎えてしまい、才覚ある二人の叔父を失ってから(ことに、小早川隆景が亡くなって以降)、大毛利を支えきれなくなってしまう…という、絵に描いたような『ダメ後継者』の道を辿ってしまひ…。 レイたんとの類似性を言うのは、強引極まりなき…という感じではありますが、『主体性が無い(主体性を持たせてもらえない)悲劇』というところは、やはり、少し似てるかな~~と思わないでもなく…。 いや、だからって、萌えはしないですがな…。輝元サンには☆(コラコラッ!!!)
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最終更新日
2011年07月17日 10時09分48秒
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