カテゴリ:歴史・旅・散策
昨日、とある方の有り難きお心遣いにて、明石掃部様の最新論文を拝読することができました!!♪
謎多き明石掃部様の、さらに謎めいている宇喜多時代の彼の『立場』が信頼すべき史料からきちんと考察されていて、たいへん興味深く拝読仕りました。 論文冒頭にも、虚像と実像について語られておりましたが…。 明石様の(世に知られていないながらも)一般的イメージは、『家中騒動で多くの重臣に見放された秀家の支えとなって関ヶ原で奮戦、その後もキリシタンとして信義を貫く生き方をし、大坂の陣では豊臣に殉じた(生死不明ですが)透徹の生涯』という感じなのでは…と。 遠い過去に『実人生を送った一人の人間』として見た場合、後世の勝手な『イメージ』では、到底語りつくせない、『人』としての苦悩や迷いもたくさんあったであろうと思いつつ…。 僅かな事跡のみにてうかがい知る場合、そういった部分がそぎ落とされるからこそ、己の信念を貫き通した『透徹した生き方』として、より輝いて見えるのやも知れませぬ。 明石様に関しましては、関ヶ原後のある一点において、真意をはかりかねている部分があるのですが…。 ちと『透徹』??とならないこともないその点につきましては、また改めるといたしまして…。 野楽人さまのブログで頂戴したレスから、伊賀家久という人も、真に『透徹の生涯』を送ったのだな…と、しみじみ感じ入りまして…。 他人から見て『損な役回り』と映ったとしても、己の信念に従って、筋の通ったぶれない生き方を…というのは、やはり、なかなか出来るものではないと思われます。 己一人でなく、守るべき家族や家臣があった場合、そういった生き方を貫くことは、より困難になってしまうことでしょうし…。 悩んで悩んで、悩みぬいて選択して、結果、『敗者』という立場になってしまった時、それでも己に恥じずに、前を向いて、誇り高く生きる…。 そういう生き方に限りない尊敬の念を抱きつつ…。 雑念多く、あれこれと悔いることばかり多い自分を改めて認識してしまい、今日一日、少しでも雑念を払って、少しでも己に恥じない生き方をしたい…と、思う朝であります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年12月11日 08時29分49秒
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