テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:書籍
こちらは楽天ブックスでは『ご注文できない商品』になっており、楽天内にはユーズドしか無かったのですが…。
秀吉の残虐性を痛感したのが↓こちらの一冊でした。
商品基本情報 発売日: 2013年05月 著者/編集: 渡邊大門 出版社: 洋泉社 サイズ: 新書 ページ数: 239p ISBNコード: 9784800301178 商品説明 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 卑賎の出身、異様な容姿、残虐行為、謎の出世譚ー史実と伝説の間で揺れ動く、天下人の「闇」のベールを剥ぎ取り、「人間秀吉」の生涯に迫る。 【目次】(「BOOK」データベースより) 第1章 秀吉の出自はどう語られたか/第2章 秀吉の家族・親類縁者たち/第3章 異様な容姿と性格/第4章 残酷な秀吉の合戦譚/第5章 「軍事天才伝説」とその実像/第6章 秀吉の最期と伝説の終焉 【著者情報】(「BOOK」データベースより) 渡邊大門(ワタナベダイモン) 1967年神奈川県生まれ。関西学院大学文学部卒業。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。歴史学者。日本中世政治史専攻。現在、大阪観光大学観光学研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) フロイスの「日本史」で描かれる暴君・秀吉の残虐ぶりは、バテレン追放令を出されちゃった宣教師サイドの視点ゆえに、幾分か粉飾記載かも…と思っていたのですが…。 「秀吉の出自と出世伝説」で紹介されていた、『親族』への残酷極まりない仕打ちに、フロイス記述から…どころでない戦慄を覚えたのであります。 (注・秀次事件とは別のケースです。もっと近しい血縁への仕打ちです) 『戦国時代って、思ってた以上に残酷』という認識、ここ数年ですっかり高まってしまいましたが、その面でも、秀吉が頂点ですかも。 そういった残酷風潮が江戸時代初期まで引きずられて、キリシタンへの凄惨な拷問・処刑が続き、生類憐みの令でやっと『生命って大事だネ♪』という認識が定着したという…。(上から強制されてやっと定着☆) …生真面目で、現代人的感覚の常識人だったであろう石田三成さん、よく秀吉の側近が続けられたな…。(しかも、完璧執事のように) 大谷吉継さんのほうは、秀吉由来のストレスで体調不良(ひょっとして鬱も併発?)となり、病が進行、いったん離職する羽目になったのかも。 黒田官兵衛さんが、内心では早くから秀吉を見限っていたのも、年を経るごとに極まって行った秀吉の残虐ぶりが最大の理由だったような気もして参りました。 秀吉時代は、某小説で表現されていたような『虹のような時代』では、決して無かったのだな…と改めて思う今日この頃です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年06月13日 12時08分10秒
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