カテゴリ:書籍
読み始める前は『戦国スゴイ伝説』でいっぱいのお二方の偉業が続々と列挙されるようなイメージを抱いていました。…しかし!いい意味で裏切られました!! 当書で描かれていたのは華々しいスーパー武将ではなく、目の前に立ちはだかる数々の難題に悩み苦しみながら、迅速に求められる結果に向けて果断かつ真摯に立ち向かう『人間』の姿でした。そこには『軍神』も『魔王』も居なかった…ということを悟った時、この書籍に出会えて本当に良かった…と、深い深い感慨が湧いて参りました。 謙信・信長で一般的に連想されるようなスタイリッシュ武将像よりも、私にとっては遥かに魅力的に思える二人でした。 ロシアによるウクライナ侵攻以降、正直『戦国時代』から私の心は離れていました。『武力バンザイ』な時代が好きだった己が呪わしい…とまで思ったものですが、当書によって「あれほど生きることに困難だった時代を、もがきながらも全力で駆け抜けた人々」の魅力を再発見することができました。(『戦争』は全力否定ですがッ!) ここ数年でかなり忘れてしまっていた永禄・元亀・天正を時系列に沿って改めて知ることができたことにも感謝!…という、まことに素敵な読書体験が出来ました♪ ↑というレビューを先ほどブクログさんにUpいたしましたので、こちらにもコピペをば。 肝心の『手取川合戦の真実』について記述し忘れたのですが、ネタバレになってしまうかも…という辺りで、書き忘れて正解だった…かも? 蛇足ですが、当書から得られた教訓が以下の2つ。 『戦国武将の場合、ミヤコの貴人から頼られないよう気を付けましょう』 『合戦の際は敵襲のほか、河川の増水など自然災害にも十分備えましょう』 …特にミヤコの貴人…。『可能な限り、出会わないようにしましょう!』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年05月25日 15時30分06秒
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