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Kadomania

Kadomania

2008年03月15日
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カテゴリ:80's MUSIC
久しぶりに80'sのコーナーでやんす。

ただし、ご紹介するアーティスト自体は、現在も大活躍中

ですし、60年代、70年代、80年代、そして90年代とどの

世代でもチャートでトップクラスに入ってしまうと言う、偉大な

そしておいらが大・大好きなAOR系アーティストなんです。

何故、80'sカテゴリーなのかと言えば、おいらがこの人を知った

のが、1983年だから(笑)と言う、短絡的なカテゴリー分けです。


本日ご紹介するアーティストは

John Farnham (ジョン・ファーナム)

という方です。ご存知の方も多いでしょうけれども、ご存知でない

方も多いのではないかと言う、こんな紹介で良いのか?という

アーティストです。ただ、もし、ご存知ないと言う方が居たとしても、

本日、是非ここで記憶の片隅に留めていただければ、不肖kadomania、

大変、本毛なのでございます。失礼、本望でございます。

いつの日か、アルバム毎の紹介もしたいと思っておりますが、

今日はこのジョン・ファーナムの大まかな歴史を時系列で追いかけて

みますね。申し訳ないですが、また長くなりそうなので、ゆ~っくり

お付き合いください。


おいらが、この人を知ったのは、例の如く、貸しレコード店でバイトを

していた際に、先輩がかけたレコードの一曲に、ちっちゃなハートを

いきなり鷲づかみにされたからなんですわ。では、その状況を再現して

みましょう・爆




♪♪♪ We Two (←クリッククリック)




これはオーストラリアの大御所AORバンド、リトル・リバー・バンドに

ジョンが在籍していた頃の映像です。この曲を聴いた時は、もちろん

映像などなく聞いたのですが、このヴォーカルの力強さと対照的な

爽やかなメロディとコーラスワークにしびれてしまったんですね。

そこで、その先輩に「これ、誰っすか?」と聞くと、「リトル・リバー・

バンドって言ってね、アタシこのバンド大好きなんだ」と言う答えが、

返ってきたんです。この先輩って女性だったのですが、当時おいらより

3つ上の20歳で、物凄い金色に染め上げたロングヘアと、腕には本物のタトゥー、

おまけに彼氏はヤ○ザという、本格的なヤンキー娘だったんですよ・爆

初めてお会いした際には、正直「この人が接客業に居てたらアカンやろ?」

と失礼ながら思ってしまい、初めて一緒にカウンターに入った時は、

怖くて怖くてですね、口でも開こうものなら、いきなりぶん殴られるん

じゃないか?っつー、オーラを放っていたのですが、それが意に反して、

素晴らしく優しい方でして、バイトの初日を終えた途端から、彼女を迎えに

来た、そのヤ○ザの彼氏と一緒に喫茶店に拉致されてバイト入店のお祝いを

して頂いたという、喜んで良いんだか何だか良く分かんない状況だったんです。

迎えに来てくれた車がシャコタンのベンツというあり得ない状況だったしなあ(笑)。

「入店祝いと言いながらこのまま外国に売られたらどうしよう・・」と車に乗り

ながらマジでビビり倒してました・爆

でも、二人とも本当に優しくて、凄く可愛がってもらったし、色んな音楽を

教えてくれたんですね。人は見た目では無い!というのをこの二人が見事に

実践し、教えててくださったのであります・笑。本当に感謝してます。

今もお元気だと良いなあ。



話しがそれましたが、この曲をきっかけにジョン・ファーナムを知る事と

なった訳ですが、正直に言うと未だにジョンについては詳しくは知らない

のです(すいません)。と言うのが、彼についての日本での情報が

少ない事に加えて、おいらが持っているアルバムがすべて輸入盤な

ため、ライナーをちゃんと読んでない(理解してない)からなんです。

もうレコードかけて曲だけをひたすら聞いていたって感じっす。


そこで、彼をご紹介するにあたって、ちょいちょいネットを使って調べて

いたのですが、ジョンは1949年の生まれということで、今年もう59歳

なんですね。イギリス生まれのオーストラリア育ちで、現在もオーストラリア

で最も有名な国民的歌手なのだそうです。

シドニーオリンピックの開会式で、オリヴィア・ニュートン・ジョンと

デュエットしていたのが、このジョン・ファーナムです。


付けられた呼び名が「The Voice」。世界中に星の数ほどアーティストが

いるのに、その「声」を呼び名とされるって歌手冥利に尽きるんではない

ですかね?イギリス出身のオーストラリアのアーティストって言うと、

まず浮かぶのがビージーズ、そしてオリヴィア・ニュートン・ジョンと

いらっしゃいますし、エアサプライもグラハムかラッセルのどちらかが

イギリス生まれだったと記憶しています。こんだけの大スターを向こうに

張って、このジョン・ファーナムはオーストラリア国内のCD総売上がNo.1なん

だそうです。長く聴いていたアーティストが、後になって、そんだけ凄い人

だったんだと知るのも、また嬉しいものですね・笑。

おいらの選択が間違ってなかったんだみたいな(自画自賛)。

いや、あのヤンキー先輩のおかげですね。

そして、このジョン・ファーナムを国民的スターに押し上げた名曲が

この曲です!!


♪♪♪ You're The Voice


これは、曲を聴いた事が「あるある」って方も多いかも知れませんね。

1986年に出された、ジョンのソロアルバム「Whispering Jack」に収められた

大ヒット曲なんです。以前、ご紹介したHeartもこれをカバーしてさらに、この曲の

知名度をあげてくれました。

この曲をキッカケにリトル・リバー・バンドを脱退以後、やや鳴かず飛ばす

だったジョンがスター街道を爆進することになります。

この辺りから、オーストラリア国内だけでなくイギリスを中心としたヨーロッパで

ガンガン人気が出て来たそうなのですが、アメリカではやや低調だった様ですね。

日本でも同様な気がするのですが、来日してライブを開催したとかって

あるんでしょうか?ご存知の方がいたら是非詳しいところをお教え頂きたい

ものです。


冒頭に彼の事をAOR系と、わざわざ「系」を付けたのですが、彼のアルバムを

聞くとですね、ちょっとAORという括りだけでは収まらない様な多種多様な

音が展開されているんで、ジャンル分けが難しいのです。

ゴスペルチックな曲あり、カントリーあり、ハードロックあり、ポップスありといった

感じなのですわ。ボズ的でもあり、ダリル・ホール的でもあり、スティング的にも聞こえ

てきたりで、本当にバラエティに富んでいます。

でもやっぱり、その「声」はジョン・ファーナムなのです・笑

もうね、本当にビックリする位、下から上まで、どこまで出るんだあってな音域の

広さと、豊かな声量、そして説得力。英語や歌詞の意味がわからなくても、

歌で何かを「伝える」力のある方だと思っています。

そいでは、これも1988年に、大ヒットしたセカンドアルバム「Age of Reason」から、

一曲聴いて頂いて、もう少しだけお付き合いください。(Part2へ続きます)



♪♪♪ Beyond The Call



Part2はこちらをクリックしてください。










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Last updated  2010年01月23日 20時09分20秒
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