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昨日、お嫁さんのCaramelさんと、音楽の話しをしたんですわ。
Cara 「kadoさん、Perfumeのアルバムが1位なんだね」 kado 「へー、今、勢いあるからねえ。強いんだねえ。」 Cara 「でも、あれだったらピチカートファイブの方がいいなあ」 kado 「そこ行くかッ!?どっちかっつーとDaft Punkでしょ?・・」 Cara 「そうかなあ、でもさ、アレにも似てるよね?」 kado 「アレって?」 Cara 「うーむ、うーむ、えーと、えーと」 (←脳みそフル回転中) kado 「zzzzzz.......zzzzzzzzzzzzzzzzzzz。。。」 (←脳みそ停止中) <歳は取りたくないものです・・・> Cara 「あのー、ドラマの主題歌に使われてたやつ」 kado 「へっ!? ドラマ? 何ですかそリは?」 Cara 「あのかっこいいドラマのやつ」 kado 「-------------」 (←脳みそフル回転中) ↑これ、このネタだけで、みなさんわかります? 笑 わからんわな・爆 でも、ここはCaramelさんとの、足かけ17年の付き合いがモノを言う訳でして 彼女が「かっこいい」と言うドラマで、「Perfume」っぽいデジタルサウンドとな ると・・・・ ♪ピコピコピコピコピコピコピコピコ(←これおいらの頭のコンピュータ音ね) kado 「あああ、もしかしてクロニック・ラブ?」 Cara 「何、それ?」 kado 「 _| ̄|○ 中谷美紀さんの・・・、ケイゾクの主題歌・・・」 Cara 「おおおお、そうそう、それそれ!」 (↑この方、ホンマに曲名を覚えない方なんで) いやあ、やっぱ旦那さん、サスガです、はい。 (自画自賛・笑) そして、更に会話が続くと思ったのですが・・・・ kado 「あ、じゃあ、これオリジナルとカヴァーで更に2曲あるの知ってる」? Cara 「知らん」 _| ̄|○ と言う訳で、本日のお題です。 「中谷美紀さんのクロニック・ラブを聞き比べてみよう!」のコーナーです・笑 時系列で遡っていきますよん♪ あの~、また、このサイトに読者の方を長居させてしまうかと思いますので、 この曲にあまり興味の無い方は、ゴージャスにスルーしてください・笑 ◆中谷美紀/クロニック・ラブ えー、もう、パフュームはどっか行っちゃいましたが(笑)、この「クロニック・ラブ」は、 上述の通り、中谷美紀さん主演のドラマ「ケイゾク」で、主題歌として使われた曲で、 誰もがご存知の事と思います。透明感のあるアレンジと、中谷さんのアンニュイな ウィスパーヴォイス、そしてエキセントリックなドラマ映像と相まって、見事なコラボ レーションを展開した訳で、おいらもこのドラマは「カッチョよくて」大好きでした。 作曲は、あの坂本龍一教授、作詞が中谷美紀さんご本人、プロデュースも教授と いう布陣です。 1999年の発売ですから、これでも、もう約10年近くの年月が経ってるんですねえ。 当時を反映したような、ドラムンベースを基調にした感じのアレンジなのですが、 重たい訳でなく、重厚さとポップさを見事にマッチさせながらも、更に幻想的な雰囲気 を醸し出すという教授のミラクルなプロデュースが光りますね。 では、久しぶりにこのヒット曲を聴いてみましょうか? 出来れば、後半の為にも、よーく聴いてみてくださいね♪ (←可愛く言ってマス) ♪♪♪ クロニック・ラブ やっぱり、いいですねえ。この中谷さんの声のアンニュイさは何なんでしょう?笑 彼女のアルバムはまだ聴いた事が無いので、こういうのをきっかけに聴いてみようかな? と思う次第です。 そして次は、教授ご本人のセルフカバー版です。 ◆坂本龍一/Ballet Mecanique アルバム「未来派野郎」に収められた楽曲です。 作詞は矢野顕子、曲は当然ながら教授、唄がバーナード・ファウラーでございます。 これは、おいらにとっては、教授の作品の中でも髪曲、もとい、神曲なのですよ。 中谷さんバージョンも好きですよ、好きなんですけどね、やっぱり作ったご本人の アレンジには、なかなか敵わない部分ってある訳で・・・。 あとは、自分が聴いていた当時の思い入れなんつーのもある訳で・・・。 ただ、おいらは、「未来派野郎」で聴いた訳ではなくて、「メディア・バーン」と言う教授の ライブ映像をレーザー・ディスクで持ってましてですね、そこで初めて教授バージョン を聴いたんですが、これがもう最高にカッコ良くて、これだけを何百回と見てるかもしれ ません。2年前にようやっとDVD化されたのですが・・・・、まだ買ってません・笑 んで、オリジナル音源の方はと言いますと、これがまた、かっこいいんですが、 それがまたちゃんとTUBEにあがってまして、もう是非お聞きくださいって感じなのです。 出だしから、時計の時間を刻む様な音や、カメラのフィルムを巻き上げる様なサンプリング音 で始まり、徐々に盛り上がって行くのですが、2分30秒過ぎから、バーナードの ヘタうまヴォーカルにかぶってくる女性コーラスが吉田美奈子さん、そして3分前後から 重厚な8ビートにからんで鈴木賢司さんのギターソロが出てくるのですが、これが圧巻です。 メロディもへったくれもありゃしないのですが、彼の暴力的で刹那的なギターノイズが、 ポップなサウンドと絶妙なマッチングを見せ、とどめに教授自身が日本語の歌詞で、 サビを唄うという怒濤の連続攻撃を展開してくれます。 それでは、教授バージョン行ってみよう! ♪♪♪Ballet Mecanique むひょ~、やっぱカッコええです。 (おいらだけ?・笑) ♪オンガク イツマデモ ツヅク オンガク このフレーズ・・・シンプルなのにグっときますね。 1986年に発売された曲ですから、今から22年前な訳ですが、これだけアヴァンギャルドな サウンドで聴かせる教授は、やっぱスゲえ訳で、恐れ入りましたという感じです。 そして!本来はこちらをオリジナルと呼ぶべきなのかも知れないのですが、 この教授のバレエ・メカニックが発表される約1ヶ月前に、世に放たれたのが、 故・岡田有希子さんの「WONDER TRIP LOVER」です。 ◆岡田有希子/WONDER TRIP LOVER 彼女の遺作となったアルバム「ヴィーナス誕生」の一曲目に収められた曲です。 作詞はEPO、作曲はもちろん教授。アレンジは、ムーンライダースのかしぶち哲郎です。 このアルバムが発売されて1ヶ月も経たない内に彼女は悲しい死を迎えてしまう訳で、 「ヴィーナス誕生」というアルバムタイトルが何とも皮肉なのですが・・・。 おいらは、これ、例の貸しレコ屋さんで、バイトしてるときに聴いたんです。何せ この頃は彼女の「くちびるネットワーク」が大ヒットしていた頃で、人気絶頂だった訳ですが、 当時のおいらは、あまり「アイドル」というものに興味がなく(失礼)、あくまでも販促用として 店内でかけてたんですわ。ところが、この1曲目のWONDER~は、印象に残りましてね、 こんな大人っぽい声出す人なんだなあという感想を持ったのを覚えてます。 ちょっと「アイドル」というくくりで、十把一絡げにしてはアカンなと・・・・ またアレンジが当時にしては、非常に大胆でこれまたカッコイイんですね。 YMOで下地の出来ていた教授のやる事ですから、こういったエレクトロ・ポップなサウンドを 作るのは朝飯前だっつーのは、当たり前っちゃあ、当たり前なのですが。 やっぱりドラマーであるかしぶちさんのアレンジというのも、かなり効いてるんでしょうね。 それでは、その岡田さんバージョンを聴いてみましょう! ♪♪♪WONDER TRIP LOVER いやあ、もうアイドルという「冠」の付いた皆様、大変申し訳ありませんでした(詫)。 当時、この冠のおかげで、どれだけ良質な楽曲をスルーしていたかと思うと、非常に 後悔しているkadoでございます。今、改めて聴いてみると彼女は唄も上手いんですね。 今頃気がつきました。やっぱり、先入観というのは、色んな事の障害になりますな。 有希子さんが、ご存命なら、今年で41歳。今ならどんな唄を聴かせてくれていたのかな? と思うと本当に残念ですね。 さて、たった一曲を3人の作詞家で改作して、3者3様のアレンジで聴かせてくれるこの曲。 やっぱり、誰もが口ずさめるポップなメロディラインというのは、聴いていて本当に楽しいもの ですし、これだけイジり倒しても尚、その楽曲の本質が損なわれないと言うのは、坂本龍一氏が 「世界のサカモト」と称される証の一つかもしれませんね。 そして、この記事を書くキッカケになった、あたしらバカ夫婦の会話に登場した「Perfume」に この22年分のテイストを感じると言うことは、音楽の普遍性・連続性を見事に表して いるのではないか?と言うことに、今さらながら気付くkadoにーさんなのでした。 ♪オンガク イツマデモ ツヅク オンガク もしかしたら、「Perfume」ってグループ、そして中田ヤスタカって・・・ 凄いのかも? 爆 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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