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テーマ:今日聴いた音楽(75621)
カテゴリ:JAZZ/FUSION
今日は、JAZZ/FUSIONのカテゴリーでございます。
最近、何とか更新が出来ているんですが、カテゴリーだけ 一生懸命増やしておいて、手付かずだったので、作った カテゴリーを少しでも充実させたく、順繰りに頑張って 行こうかと思っておりますので、お時間のある方は、お付き 合いくださいませ。 本日のご案内は、Ramsey Lewis(ラムゼイ・ルイス)です。 来月8月の終わりに、来日公演をブルーノート東京で行うので、 何とか行けないものかと、現在、思案中のにーさんです。 実は13年ほど前に来日された際のライブには、運良く行け ましたもので、たった一度ではありますが、そのお姿と、実際の 演奏に触れる事が出来たアーティストです。その時の感動が忘れ られないもんですから、出来るならもう一度ライブに足を運び たいと思っております。実際のご本人は、とても華奢でスマート な、正に"DANDY"を絵に描いた様な方でして、その静かな佇まい と相まって大変にジェントルマンな印象を受けましたね。 さて、その主役のピアニストですが、ラムゼイ・ルイスと言えば SUN GODDES(サンガッデス)、SUN GODDESと言えばラムゼイ・ルイス と言える位(とおいらが勝手に言っているww)、スムースジャズ界に おける草分け的なサウンドを創出した方の一人ですが、かのEarth Wind & Fireも録音している名曲です。 このラムゼイ・ルイスは、非常にEarth Wind & Fireとの縁が深い方 でして・・・、ラムゼイがデビューした初期はトリオで活動していた のですが、10年ほど活動した後に、メンバーチェンジがありまして、 脱退したドラマーの代わりに抜擢されたのが、Earth Wind & Fire の名ヴォーカリストである、モーリス・ホワイトだったのですね。 モーリス・ホワイトは元々はジャスドラマーだったんですわ。 余談になりますが、モーリスが良くマラカスを持って歌っていたり、 カリンバを演奏している映像をご覧になった事があると思いますが、 元々がパーカッショニスト&ドラマーだったので、楽々こなせると 言う訳ですね。そして、Earth Wind & Fireでの、あのファンキーな 歌声と抜群のリズム感は、彼のジャズドラマーとしての経験が多いに 生かされているんだなと改めて分かります。 話がそれました。ラムゼイ・ルイスです。調べてみるとデビューした のが1956年ということですから、今年で音楽活動54年目って事に なるんですかね?気が遠くなりそうでんな・笑。御年75歳って事で、 大・大ベテランでございます。 出してるアルバムも70作近くあって、どんな順番だか、どれがホンマ のオリジナルだか、正確には把握出来ましぇん(泣)。 ですから、本日ご紹介するアルバム「Sky Island」も恐らく(笑) 63作目? 位だと思います。すいません、正確な事がおわかりの方がいらっしゃいまし たら、どうかご教授ください。 1993年に制作された作品なので、彼の活動歴から考えるとかなり最近の作品 ですが、それでも16年前のアルバムですww。 このアルバムは、一言で言うと、「Urban Mellow Jazz」といった趣の作品で ございます。シルキータッチと称される、その繊細で柔らかなピアノの音色は、 本当に心地良いもので、初めて聴かれたとしても「こういう音楽、嫌い!」と いう方の割合が非常に少ないサウンドでは無いかと勝手に妄想しております。 それでは、このSky Islandを聞いていきましょう。 プロデュースは、ラムゼイ・ルイス本人とそのチーム、そして件のモーリス・ホワイトが 参加しています。 01. Julia 02. Apres Vous 03. Who Are You? 04. Suavecito 05. Tonight 06. Sky Islands 07. A song for Jan 08. Medley: Wade in the Water/Hang on Sloopy/The in Crowd 09. Love Will Find a Way 10. Come Back to Me 11. Tonight [Instrumental] ----------------------------------- Pf,Ramsey Lewis Gt,Henry Johnson Key,Michael Logan Bs,Chuck Webb Ds,Steve Cobb Per,Tonny Carpenter Sax,Art Porter ----------------------------------- 01. Julia あのビートルズの名盤、通称:ホワイトアルバムに収録されたジョン・レノン作の名曲の カヴァー版。原曲自体が、もともと優しい雰囲気の曲なのですが、ラムゼイはそれをさらに 優しさ溢れるサウンドに仕立て上げていて、何とも心地良い曲です。 あの曲がこうなりますかっ!って感じで楽しめますよ。 02. Apres Vous 前曲から一転して、タイトなリズムをもったファンクサウンドです。 Steve Cobbのドラムが格好良すぎます。これ、ライブで非常に盛り上がった曲です。 03. Who Are You? Art Porterの哀愁を帯びた甘いサックスの音色にメロメロになってしまうWho Are You? 04. Suavecito Michael Loganの軽快なキーボードリズムにラムゼイの軽やかな生ピアノが絶妙に絡む、 とっても明るい曲です。晴れた日のドライブなんかに最高です。 05. Tonight 前フリに書かせてもらった、アーバンメロウという言葉がぴったりのTonight。 本作の中でおいらが最も好きな曲です。一時期、大流行したJazzy B 率いる Soul II Soulを彷彿とさせる様なグラウンドビートに乗って、ラムゼイの 落ち着いたピアノサウンドとEve Corneliasのソウルフルな歌声が何とも言えない 洒落た雰囲気を醸し出す名曲です。 06. Sky Islands エレクトリックホーンをフューチャーした、ヘヴィなファンクサウンド。 CobbのドラムとChuck Webbのベースが冴え渡ります。 07. A song for Jan ちょっとマイナー気味のコードで進行するバラード。ボブ・ジェームスなんかもやり そうな綺麗なメロに哀愁感漂う曲です。夕暮れ時に合いそうな一曲です。 08. Medley: Wade in the Water/Hang on Sloopy/The in Crowd ここで、ちょっと趣向を変えて、過去1950年代~1960年代にラムゼイ・ルイスが発表 したアルバムの中からチョイスした曲をメドレーにして演奏しております。って、エラ そうに紹介しておりますが、おいら原曲のアレンジを聞いたことがありません・笑。 いつか、元のアルバムも揃えたいのですが、何せ、アータ、70枚ですからそうそう 集まるもんじゃあござんせん。B-BOPあり、ブギ・ウギ風のリズムありと楽しいサウンド が5分程の演奏時間に一杯詰まっております。 09. Love Will Find a Way 大ヒットしたライオネル・リッチーの80年代の名盤[Can't Slow Down]に収録された曲の カヴァー。05.TonightでVoを取ったEve Corneliasが再び登場。タイトなリズムに乗って、 張りのあるヴォーカルを聞かせてくれます。オリジナルに比べてあっさりした味付けの アレンジですが、ライオネルの濃いィィィヴォーカルに慣れた方でも別物的に聴けるの ではないでしょうか? 10. Come Back to Me これまた80年代後半に出されたジャネット・ジャクソンのモンスターアルバム「Rhythm Nation」に収録されていたバラード。原曲は切なさ満載のメロディで、歌詞も泣き泣き ですが、そこをラムゼイはやや軽めのサロンミュージック風に仕上げていて、「こう いうのもアリだね」と思わせるアレンジです。後半はキッチリとドラマティックに締めて くれます。 11. Tonight [Instrumental] 05のヴォーカル無しバージョン。良いメロディを持つ曲は、歌詞があっても無くても、 耳に残ります。ヴォーカルバージョンとの違いを楽しむのもまた一興でして、ラムゼイ・ ルイスが、見事にピアノで「唄って」います。 全体を通して、ラムゼイ・ルイスというアーティストの作曲力、アレンジ力をまざまざと 見せつけられるホンマに良い作品だと思います。 ジャズ有り、ファンク有り、ソウル有り、そしてカヴァー曲たっぷりと様々なタイプの曲を 上手い順番で配列していて、聴く者を飽きさせません。 かと言って、難しい事は何もなく、ながらであっても十分に部屋の雰囲気を変えてくれま すし、耳に優しいサウンドですよ。 是非、みなさんに一度は、聞いて欲しいアルバムです。 中古でも、結構、アチコチで見かけますんで、一度探してレスキュー、レスキューして みてくらはい。 ライブ行きてェ~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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