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カテゴリ:AOR
今回は、AORのカテゴリーです。と言っても、AORと特化しての
ジャンルを作ってなかったので、今回から新設しましたw。 ご紹介するのは、昨年、日本国内で発売されたDaniel Anderssonです。 ダニエル・アンダーソンと聞くと、アメリカかイギリスか?って想像 してしまうのですが、この方、スウェーデン出身のアーティストです。 だから「s」が二つ並んでるんやねw。 ~ssonの方が多いですよね、北欧系の方は。 スウェーデンと言えば、泣く子も黙るABBAを輩出した国な訳ですが、 おいらもご多聞に漏れず、アバ大好きでしてアルバムはレコードとCDで、 ほぼ完遂しているのですが、11枚組のコンプリートBOXをどうにかして ゲットしたいと虎視眈々なのであります。 (またCaramelさんに、あきれられるなあ・・・) 他にも、エイス・オブ・ベイス、カーディガンズ、メイヤのようにポップ センスに溢れたメロディ大国である一方、ヨーロッパやロクセットの様な ハードロック系の産地でもあって、世界的にウケる曲がかなり二極化した イメージが、おいらの中ではあったんです。 なので、ダニエル君みたいにAORの様なジャンルで出て来られる方が いるのかいな?とかなり懐疑的だったのですが、そのサウンドを聴いてみて、 なるほど、かなりアメリカナイズと言うかイギリスナイズされた雰囲気 でして、もう、イマドキの音楽には、どの国とか、どのジャンルとかって 言うのが無くなって来ているのねえと、妙な感心をしている次第です。 以前にも書いたかと思いますが、AORの明確な定義って良く分からんの ですよね。ですから、ボズっぽいものとか、ボビー・コールドウェルっぽい とか、クリストファー・クロスっぽいとか、その「ぽい」「ぽい」サウンドが 好きで探して聴いていたら自然とそれがAORって事になってたみたいなw。 その集まったサウンドが以前にジャケット写真撮ってご紹介した、 このLP達だった訳です。 で、その「ぽいぽいサウンド」(←kado命名w)をAmazonやらiTunesやらで 試聴していると、その履歴を追跡したロボット君達から、やたらとオススメ、 オススメとしつこくメールやジャケが表示されたのが、このダニエル君と言う ことでございまして、垂らされた釣り餌に、まんまと食いついちゃった憐れな kado兄ィでございます。(パクっ) 実は昨年、その垂らされた釣り糸にパクついちゃったのが三回程ありまして、 オーレ・ブールド、スムース・リユニオン、そしてダニエル・アンダーソン と言う事なんですが、北欧系の若手ばかりで、どれもこれも正に「ぽいぽい」 なのですが、かなりこの手のサウンドが盛り上がっているようでございます。 と言う訳で、若手グループの先陣を切ってダニエル君ご紹介です。 01. Glamorous Hollywood 02. Left me Up 03. In My Mind 04. The Dealmaker 05. Easy Street Shuffle 06. Keep on Trying 07. Tell Me 08. Everytime You Come Around 09. I Can't Stand it Any Longer 10. Cafe des Arts [Musicians] Vo&Gt. Daniel Andersson Key. Stefan Olofsson Dr. Peter Fredlander Bs. Peter Starefeldt Per. Mikael Emsing Tr. Par Wretling 01. Glamorous Hollywood AOR的と言うことで言えば、正にドンピシャはまりの曲です。ステファン・オロフソン のまろやか~なキーボードとダニエルの優しいギターリフの絡みが何とも気持ちの良い ナンバーです。春先のドライブなんかに良いのでは無いでしょうか? 02. Left me Up ややハードなギターリフの前奏から始まるウエストコースト調のロックサウンド。 前半のハードさから一転するサビの穏やかな落差にメロっとなる曲です。 03. In My Mind どこからか暖かい風がやさしく吹いて来るような雰囲気を持った楽曲です。 ダニエルの抑えた声にステファンのサポートがとても生きるグッドメロディです。 06. Keep on Trying タイトなリズムとシンプルなギターリフが印象的な、ポップナンバー。 R&Bの要素が入っていて、ちょっと大人な印象の楽曲です。 08. Everytime You Come Around AOR業界で言う所の王道バラードw。優しいメロディ、優しい声、優しいピアノと 優しいづくめのサウンドで、とても気持ちの良い曲なのですが、思いっ切り失恋の 唄ですw。本当に良いメロディ書きます。 今日は、5曲ばかりで抑えましたw。実は突出した曲って無いアルバムなんです。 ただ、平坦かと言うとそうでもなく、ややハードな曲とメロウな曲とのバランスが 絶妙で、サラリと気持ちよく聴けてしまうアルバムなのです。 このアルバムのタイトル「Days in L.A.」は、彼がロスの音楽専門学校で学んでいる 日々のことを思って作った曲だそうですが、そのロス時代に、かのジェイ・グレイドン やデヴィッド・フォスターとも交流する機会があり、グレイドンが彼の音楽を絶賛した とライナーには書いてあります。まあ、向こうの方々お得意のリップサービスも多分に 含まれているかと思うのですがw、幼少期より、シカゴ、TOTO、エアプレイの 大ファンだったと公言してはばからないダニエル君のことなので、こういった出会いが 彼の音作りへのやる気や自信をもたらした事は想像に難くありません。 インパクトと言った部分には、まだまだ欠けるものの、その堅実で丁寧な音作りには 大変好感の持てるアーティストで、今後の活躍に期待したいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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