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時々鬱々日記

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2006.03.05
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カテゴリ:古本(文庫)
最近は古本にはまっている。

考えたら、土日で最低一回はBOOK OFFへいっている。

定番の動きは、土曜の3時半からの次男の水泳にあわせて、
車で10分弱のBOOK OFFへ行くこと。

先週の日曜は雨模様だったが、会社の近くにできた温泉(まあつくりはスーパー
銭湯風)に行った帰りに、ちょっと足をのばして新しくできたBOOK OFFへいった。

新刊書店へはあまり行かない。
ひとつはOPEN時間が合わないせい。内容は充実した名古屋駅前の本屋は、
大体9時閉店。

会社帰りに寄るには早すぎる。せめて10時にならないか。
急いでいって15分くらいしか見れない。

郊外型書店や、家の近くの本屋は12時や2時までやっているが、
僕の好きな画集や写真集などは品揃えが今一つだ。

名古屋駅前のジュンク堂は好きなホンヤだ。


神戸の高校生時代によくいっていて、なんとなくなじみがあることも
ひとつだが、ここの画集の品揃えはなかなかいい。

アルフォンス井上(さばと館=字がでないのでご勘弁)の画集なぞは、なかなか
他では見ない。

最近気になっているゴヤや、大好きなモローの画集(しかも洋書)をみつけて、

”いやあ、こりゃあ・・・・

   ・・・・ここの仕入れのオッサン、わかっとんなあ”

と思わずつぶやかされたのである。

まあ、オッサンかどうかはわからないが、わが用語法では”オッサン”が、
”HE”であり、”IT”でもあり、たまに”SHE”を示すコトバであることは、
確か昔の日記でも書いた気がするので、以下略。

最近ここで発見した、”わかっとるオッサンの棚”は、

古本関係の本が集められたコーナー。

植草甚一関係や犀の本でおなじみの晶文社とならんで”均一小僧”の異名をとる岡崎武志氏の新刊、”気まぐれ古書店紀行”を発見。

手にとって読んだが、価格以外はずばりストライクゾーン。
岡崎さんは僕と同じ小学5年の子供(向こうは女の子だが)をお持ちで、
ブログを見ると車で娘と「ブ」へゆく、というくだり、まさに同じこと
しとるやん、という感じ。

このBOOK OFFを「ブ」と略す技、非常に感じ入った。
今後勝手ながらマネをさせていただこうと思う。

氏は名古屋栄で古本に関する講座も現在開かれている様子、行きたいなあ・・

上記の本で、氏がTINTINの本を集めていて、古本屋でTINTINを発見し、
家にあるかどうかわからず、娘にあるかないか指摘されている様子、

(つまり読んでないってことね)

このあたりもモロにつぼに入った。実はTINTIN本を2冊「ブ」(さっそく使わせてもらいましたで、師匠)で発見し、600円という値段に非常に悩んでいたが、

今からかいにいこうかな

という気がしている。

明日誕生日(アーンの41歳)なので、自分にプレゼント(こういういいかた、結構虫唾が走るんですが)ということで。

いいわけいいわけ。

孫引きでスマソ、の今日の気になった文。

朝日新聞読書欄(P18)、重松清さんの「ポケットから」より。

”責任とは、すなわち呼応ー相手の呼びかけに応えようとする態度のことなのだ。”

大庭 健 講談社現代新書 「責任」ってなに?

の書評から。

”(他者との間に)呼応可能な間柄を作り出し、維持し、発展させていこうとする態度。これが、個人に帰せられる責任の核である。”

会社生活で、コミットメントなんていう言葉が増えた。

要は、”失敗したら、自分の責任です、責任とります”と言え!!

と迫られてるんやろ?

と感じていた、でイヤな感じがしていた。

それに対するひとつの前向きな態度?回答?のような気がした。

もうちょっと読んでみよう。

”責任とはネガティブに「負う」ものでゃなく、「担い合う」「分かち合う」
ものだ、と著者は言う。たとえこちらの呼びかけがなくとも、向こうの呼びかけ
にいますぐ応えられる自信がなくとも、とにかく<呼応可能な関係>であることが肝心なのだ。

 無責任なふるまいに対する憤りの根っこには、その間柄が一方的に断ち切られた
悔しさや寂しさがある。それを裏返して考えれば、たとえば子どもに対するおとなの責任の果たし方とは、子どもが期待する応えを示す以前に「声が届くはずだ」との信頼を裏切らない、ということにもなるだろう。”

子供を持つ身として、肝に銘じたいPOINTである。

なんかなあ、子供に期待される答えを出そうと、必死になってしまうところが
あるしなあ。

子供がマンガかいてたら、めちゃめちゃ誉めて、自分の経験を語ってしまうし。。

信頼かあ。

そうそう、タイトルの意味、”本当は新刊書店でバンバン買い物がしたいものの、手元不如意につきなるべくいかずに我慢している古本好きが、ついつい新刊書店に
ふらふら入ってしまってホンを買いそうになっている様子”が書きたかったんですが、

纏まらないので、最後で言わずもがなの解説を。

そこもまあ、自分らしいやね。





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Last updated  2006.03.05 15:10:27
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