白き手の労働者になりたい。
と、就職希望書類に書いたのは、版画家の川上澄夫であった。就職せずに海外を回り、26歳で中学校の英語教師になった、という。自分が小学校6年の時の卒業文集の”将来なりたいもの”欄に書いたのは、たしかでかい犬を飼うだったような気がする。そこに無謀にも大きな家に住んで、と書いたような気もする。書いているときから、具体的な職業が書けなくて、困った記憶がある。で悩んだ末に書いたものだ。ぜんぜんなりたいのもの、というテーマに合ってないのは、自分でもよくわかっていた。そのとき、名犬ラッシー が大好きで、とにかく犬好きだったので、(なんと元祖天才バカボンを我慢してラッシーをみていた。おそ松くんを毎日繰り返し読んでいた僕が、である)犬を飼う、という結果だけは、とにかく書いた。職業は出てこなかった。川上澄夫の例を見て、自分のことをなんとなく思い出した。今の仕事ってどうなんだろう。でも、そのときは、早く定年になって(小学生ですよ)、好きな絵やマンガが書きたいな、とは思っていたかもしれない。でも、働くまえに、定年になりたい、と書くのはやっぱりはばかられて、それで結果を書いた、そんな気がする。いまでも定年後、とか考える。逃げてるような、ずるいような、気がする。でも、本音なんだよな・・・野球選手、とか、コックさん、とかなんか書けなかったな・・・醒めていたのか、不安だったのか、夢を人に語って馬鹿にされたくなかったのか、いまだにそんなことを考えることがある。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー今日は、尾張サイクリングロード、へいった。スカウト活動でね。総勢30人ばかり、自転車をこめを運ぶトラックに満載にして、朝天気よくなかったが、昼はよくなった。長良川だったかな、きれいだった。トンビみたいな鳥が悠々と飛んでましたね。で、帰って、いの一番に555とアバレのビデオを見て・・・いやあ、なんというのか・・・おさださん、大丈夫かな・・それと、桐野夏生、ファイアボール・ブルース(1995)を読んだ。慣れ親しんだ女子プロレスの世界。神取と北斗のミステリー。異常に読みやすくって、1日で一気に読んじゃいましたね。まあ、しかし、プロレス者じゃないひとは、どう読むのかな、意味わかるのかな、と思いました。