豚と猪。
数年前のこと。香港で旧正月を、仕事でたまたま迎えて、驚いた。今年のえとはブタだ!といって、陽気な豚が踊っているポチ袋をもらった。ぶた!!?今年はイノシシ年やん??という僕に、香港人曰く、豚といのししは、野生か家畜かの差だけで、種族(?)的には全く同じなのだ、と。それまで、イノシシと豚は親戚ではあろうが、違う種類(たとえばネコと山猫くらいは最低でもちがう)と思い込んでいたからである。この香港人の説明が、動物学的に正しいのかどうかわからないが、豚年??はないよな、と思ったのであった。そのような昔話をつい思い出したのは、最近の二つの事件から。ひとつは名古屋刑務所で、例の看守が受刑者の臀部(おけつ)に放水して殺した、という事件の捜査で、検察が豚を使って実験をした、というもの。もうひとつは、体重130KGの猪がつぎつぎ人を襲った、という事件である。猪の件では、そのあたりには2匹の猪が住んでいたが、昨年1匹が死んだ、というサイドストーリーが記載されており、自然とその猪が、最愛の連れ合いを失って、やけくそで人を襲ったのか、とか、もう一匹の猪はもしかして猟友会の人たちにやられたのでは・・などという妄想も沸いてくるわけである。豚で実験、にしても、実験動物だから、ということなのだろうが、豚も痛かったろうな・・ということも思ってしまう。もののけ姫では、猪は祟り神に変化した。日本では熊に次ぐ猛獣だったのであろう。で、豚と猪は同じ種類・・・なのか・・・。今日の一行:懲りもせず、ドラえもん 初版34巻 s60年刊、を購入。250円、一番遠いBook Offにて。