サザエの映画と漫画の日々

[映画] カテゴリの記事

全836件 (836件中 51-100件目)

< 1 2 3 4 5 6 7 ... 17 >

• 

  猟人日記

  ユアン出演でしかも意味深なタイトルだからどんなサスペンスかと見てみればどちらかと言えばミステリー色が強い官能映画。ストーリーは１９４０年、スコットランドはグラスゴー。クライド川を行き来している運河の荷物運搬船で住み込みで働くジョー（ユアン・マクレガー）は作家志望の青年。　ある日、船の所有者のレズリー（ピーター・ミュレン）と川に浮かぶ女の水死体を発見し引き上げ警察に通報。その日を境に、ジョーはレズリーの妻エラ（ティルダ・スウィントン）を誘惑し関係を持つようなるが…。女の死体のオープニングに猟奇殺人の始まりか？とワクワクしていたらユアンが世話になっている船長の奥さんとエロス！旦那の目を盗んでエロス！子供が寝ているからと野外エロス！どんどん大胆になり旦那が上で船の操縦をしていてもエロス！ユアン絶倫？と思わせるほどこれでもかとエロってます。じゃあ、最初の女の死体は関係なくただのエロス映画？と思ったらそうではなく、その女の死体がきっかけとなりユアンが欲望を突き動かす原因となっている。冷めているジョーの心情を反映しているような、セピアと静かな情景。ＢＧＭもかからず冷え冷えとした映像とストーリー展開が独特な雰囲気を醸し出している。かつての恋人キャシー（エミリー・モーティマー）との回想による再会と不慮の事故。キャシーの死は殺人だと断定した警察にキャシーと関係のあった配管工の男が捕まる。動揺するジョー。いてもたってもいられずに裁判を傍聴しに行くジョー。有罪となり死刑判決になりそうな配管工の男。たまらずに匿名であれは事故だったと手紙に書き出すものの、何も変えられない結末。どんな女とも関係を持つが誰も愛さず、将来も見ず夢も見ず未来も見ないある意味現代の若者のようなジョー。配管工の男の判決に、少なからずジョーは一生の傷と重荷を背負ったのだろうか。そうそう、人妻熟女のエラだけではなくちゃんとキャシーとのエロスもありますよ。ジョーと口論になりカスタードクリームをぶっかけられ、いろいろなスパイスをかけられ棒で尻を叩かれてそのままエロス！嫌がって泣いてるかと思ったら途中で喜んでね？熟女が好きなあなたにはティルダ・スウィントンのリアルにくたびれた裸体をおすすめ映画の雰囲気はかなり良いのだが…これは人には薦めにくい映画かも。ジョーの心情の説明が一切なく映像のみで語っているのでもしかしたら小説版の方が細かくわかって面白いのかも。

  2007年08月26日

  コメント(6)

• 

  レディホーク

  金髪、碧眼のルトガー様、中世の格好がめちゃくちゃ似合っています！！強面の顔とガタイのいい体は騎士にピッタリ。厳つい鎧や靡くマントを素敵に着こなしピーコのファッションセンスもぐうの音も出ないことでしょうストーリーは囚人で溢れているアクイラ大聖堂の地下の牢獄からスリのフィリップ（マシュー・ブロデリック）が脱獄に成功。そのまま逃亡するもののアクイラ司教（ジョン・ウッド）の配下マルケ（ケン・ハチスン）たちに捕まりそうなところを騎士ナバール（ルトガー・ハウアー）に助けられた。２人はそのまま行動を共にし、森の中の民家に泊まる事にしたがナヴァールがいなくなり…。日中に鷹になってしまう女と夜にオオカミになる男。人間のまま会えるのは日没か日の出のわずか数秒…なんでドラマティックでロマンティック。胸がキュンってしちゃうね！え？キモイ？切な過ぎてフィリップじゃなくても泣いちゃう。イザボー役のミシェルが若い！綺麗！そしてなんてルトガーとお似合い！！ああ、絵に描いたようなカップルだ…。また司教の呪いってのがおとぎ話っぽくていい！司教じきじきに命を預かったセザール（アルフレッド・モリーナ）だったけど全然使えね～！！つうかこれで終り？と思ってしまった。ラスト、教会での馬上の戦いは最大の見せ場！ここぞって時はやはり伝家の宝刀じゃなきゃダメね。好きなシーンはいつもナバールの腕に止まる鷹がフィリップの腕に止まり不機嫌になり嫉妬するルトガーはたまりません。難は音楽でしょう。そんなにコメディでもなくシリアスなシーンも多いのになぜか青春物のようなポップな音楽。青春スター、マシュー・ブロデリックが出てたからかな？うちの旦那は最初ルトガー・ハウアーをこの映画で知ったらしく、ルトガーはかっこいいいい男と認識したらしいです。ちなみに私が最初に知ったルトガー映画は「ヒッチャー」でルトガーは恐怖の大将でした

  2007年08月23日

  コメント(5)

• 

  悪魔の棲む家

  相変らず家の正面が人間の顔のように見えるのが薄気味悪いです。オリジナル版の「悪魔の棲む家」はじっくりジワジワと恐怖を煽る作品だったけど、はてさてリメイクは？ストーリーは１９７４年１１月１３日、ニューヨーク州ロングアイランド、アミティビルにある大邸宅でデフェオー一家が惨殺された。犯人は長男のロナルド。逮捕されたロナルドは「家が家族を殺すように命じた」と告白。１年後、家捜しをしていたジョージ（ライアン・レイノルズ）とキャシー（メリッサ・ジョージ）のラッツ夫妻は破格の値段の大邸宅を見つけ嬉々として子供たちと一緒に引っ越してきた。だがそこは惨殺事件があったデフェオ家だった…。夜中にマイケル（ジミー・ベネット）がトイレに行くシーンで手を洗う時に横に化け物がいてビビリました！ハリウッドホラーも脅し方、雰囲気がなんだか日本ホラーっぽくなってきたな。見どころはジョージの家に取り憑かれて少しずつ狂気に走る演技がよかった。亡き父を慕うキャシーの連れ子たちとの溝がどんどんジョージを凶悪にさせてゆく。キャラウェイ神父（フィリップ・ベイカー・ホール）お祓いに来るシーンで蝿に襲われるシーンがあるけど、比べるのは悪いがやっぱりオリジナルの不気味さには勝てないな。ケッチャムの件はオリジナルにあったっけ？ジョージの妄想と家の呪いがシンクロして虐殺された先住民の人たちが見えるんだろうけど…家の下でこんなやつらがいたら嫌ラストはジョージも連れてボートで逃げるがジョージたちにビビる子供たち。特にビリー（ジェシー・ジェームズ）はイビられていた分、この後、わだかまりがなく一緒に暮らせるならば出来た子だと思います。作品的には…地味ですがオリジナルの方が好きかな

  2007年08月19日

  コメント(0)

• 

  フライトプラン

  機械室など飛行機の内側まで見れて飛行機狂の私にとっては目の保養。飛行機って広～い、私も探索した～いストーリーは６日前、アパートから謎の転落死をしたデヴィッド。妻のカイル（ジョディ・フォスター）は悲しみに打ちひしがれながら娘ジュリア（マーリーン・ローストン）とベルリン発、ニューヨーク行きの最新型ジェンボジェットＥ４７４型に夫の棺も乗せて乗り込んだ。睡眠を取っていたカイルが目覚めると横にいたはずのジュリアの姿がない。機内を捜し回ってもジュリアは見つからず、それどころか乗客や乗務員は誰一人としてジュリアの姿を見ていなかった…。夫を亡くし神経質になっている母親をジョディ・フォスターが熱演。娘がいなくなり錯乱している演技は上手い！自分が設計したから飛行機内部に詳しいジョディ。配線を換え酸素マスクを出し機内を暗くさせ、挙句貨物室の車のフロントガラスを破壊まるでお前がテロリスト意外な展開と犯人に驚き、娘もずっと棺の中だと思っていたので犯人が分かったと同時に何故ジョディの娘を誘拐したのか一瞬で分かる。もともと才女のジョディだから心理合戦も嵌っている。グーパンチも似合ってます。孤立無援になり追い込まれ、妄想か？と観客に思わせるところなどヒッチコックの設定を思い出す。ただ、いきなり後半になって話が失速。ありがちなＢ級アクション作品に変貌！ここがこの作品の一番のミステリー娘がいなくなり夫共に亡くなったという情報に主人公の妄想なのかそれとも陰謀なのかっていう題材はかなり面白かったのに…。ジョディのカイル役も周りの人にヒステリックに当たり散らし、大騒ぎし、無関係の客員たち多大な迷惑をかけ、さらにはアラブの方に散々失礼なことをしておきながら最後まで謝らず娘がいなくなって錯乱状態になっていたことを差っ引いたとしても微塵も同情できねえむしろ乗客目線であんたのこと見てたよいい感じで年を召してきたジョディ・フォスターさん。ただ、最近年のせいか子持ちのシングルマザーという似た感じの役の設定が続いているな。こういうイメージが付いて役の幅を自ら狭くしなきゃいいんだけど。普通のお母さんがジョディ・フォスターに演じれるかどうかがこれからの課題か。まぁ、散々なことを書きましたがなんだかんだと似た設定の「フォーガットン」に比べればまだ見れました（笑）

  2007年08月18日

  コメント(12)

• 

  スネーク・フライト

  ＣＭ予告を見た時から「これは私のために作られた映画だわ！」と見る気満満Ｂ級動物パニック映画に大好きな飛行機がプラス。こりゃ見ないと！ストーリーはハワイでバイクを楽しんでいたショーン（ネイサン・フィリップス）は有名な大物ギャング、キムが検事を殺害しているところを目撃。命からがら逃げるも目撃者を生かしてはおかず組織の追っ手がショーンに迫るが、寸でのところでＦＢＩエージェントのフリン（サミュエル・Ｌ・ジャクソン）に助けられる。　いつまでも命を狙われる立場のショーンはフリンの提案でＬＡの大陪審で証言をするために飛行機に乗り込むがキムは積荷に大量の毒蛇を忍び込ませ…。もう予想通りのツッコミ満載ブラックジョーク満載の映画で大満足。まずは素朴な質問で今回最大の謎機内に犬を持ち込んでもいいんですか？キャー、色とりどり大小さまざまな蛇がいっぱーい。お花畑見たーい。ここまで蛇がたくさんいたらさぞや臭かったろうに。おばちゃん客室乗務員のグレース（リン・シェイ）が勇敢！！ちょっと感動しちゃったよ！それに比べて男乗務員ケン（ブルース・ジェームズ）のバカなこと。結構、予想外の人が死んで行くなぁ。特に飛行機恐怖症の新婚カップルは生き残ると思ってたんだけどな、２人まとめてやられちゃいましたな。潔癖症の人気ラッパースリーＧ（フレックス・アレクサンダー）や赤ちゃんを抱いたマリア（エルザ・パタキー）など犬を可愛がるメルセデス（レイチェル・ブランチャード）など客のキャラクターが一人一人際立って軽い作りだがちゃんと群集劇になっている。その代わり目撃者で映画のキーマンのショーンのめちゃくちゃ印象の薄いこと！密輸人も捕まりそろそろＬＡ。あり？これで終り？と思ったら副機長が死亡。民間人で飛行経験者トロイ（キーナン・トンプソン）が嬉々と操縦。この人が経験者？まさか…まさか…やはりゲームか～！しかもプレステ２かー！ヘビよりもハラハラして事の成り行きを見守ってました。何種類のヘビがいるため噛まれたらそれに合った血清を打たないといけない。ルパン三世なら本を見ながらすべての血清を打てるのに（笑）今回の感想…サミュエル・Ｌ・ジャクソンの作品選びの方向性は正しいのかな？ってことですでも私は嫌いじゃないけどね（笑）どうせなら極めてくれ

  2007年08月10日

  コメント(10)

• 

  イン・トゥ・ザ・ブルー

  透明な海と色鮮やかな魚、素もぐりにボートにスキューバとあらゆるマリンスポーツを魅せてくれる。ジェットスキーの豪快なシーンはすげーかっこいい。ストーリーは今なおカリブの底に沈んでいるお宝に夢を馳せるジャレッド（ポール・ウォーカー）はバハマでダイビングのインストラクターをしながら古いトレーラーに住みボロい船に乗って恋人のサム（ジェシカ・アルバ）と幸せな日々を過ごしている。　ある日、幼馴染のブライス（スコット・カーン）が恋人アマンダ（アシュレー・スコット）と遊びにやってきた。ニューヨークで弁護士をして順風満帆なブライスはすぐに海辺に豪邸とヨットを購入。嵐の次の日にすぐにダイビングに出かけた４人。その時ジャレッドはとうとう海の底に沈没船の手がかりを見つけ…。てなもんで期待して見てたんですけどね…うーんありがちな内容とありがちな展開。キャラクターはいいのにここぞという見せ場もなく冒険よりもアクションが色濃くなってしまったお粗末な出来上がり。　宝と大量のヤクの発見によって仲間のはずがアマンダを中心に腹の探り合いとなり事件に巻き込まれていく。いや～、このアマンダ憎たらしい！グーで殴りてぇ！　海の映画なのにカーアクションもあります。ほそーい道を擦ることなく猛スピードで突進。かと思えば猛スピードでバック！やはり「ワイルド・スピード」で鍛えたからですか？ポール・ウォーカーはワイルド・スピードの時のくるくるパーマよりも今回みたいなボウズの方がかっこいいよ！顔が端正だからボウズでますます精悍な顔に見える！男の観客はエロ可愛いジェシカ・アルバを女の観客はエロかっこいいポール・ウォーカーでキャスティングはバッチリ！しかもほとんどアクションをこなしていたらしいのに…まったくキャラクターを生かしきれていないこの現状。脚本のせいか？ジェシカ・アルバがヒロインなのに敵のタマを潰しましたよ、いいんですかー？！美しい海は一見の価値あり。

  2007年08月04日

  コメント(8)

• ウィズ・ユー

  ケヴィン・ベーコンが知的障害者の役を演じるということで興味を持って見た作品です。ほんわりと心温まる映画に仕上がってます。監督は役者でもあるティモシー・ハットン。映画では初監督作品。ストーリーは森に囲まれたモーテルを経営する家族。この生活にウンザリしている少女ハリエット（エヴァン・レイチェル・ウッド）は夢見がちで常に家族を目論んでいた。　そんなある日、オーバーヒートしてしまった車がやってきてハリエットのモーテルにリア（マリアン・セルデス）とその息子リッキー（ケビン・ベーコン）が宿泊することに。知的障害者のリッキーと意気投合した２人は毎日遊び歩くが２人の仲を周囲は快く思っていなかった時ハリエットのママ（キャシー・モリアーティ）が交通事故に遭い他界。そして姉グウェン（メアリー・スチュアート・マスターソン)から意外な事実を聞く…。「マイ・ガール」のように日常のちょっとした事件ををクローズアップしているが別にドーンと落ちるシーンも無いので強くは感情を揺すぶられなかった。それが狙いだったのなら巧いけどハリエットとリッキーがメインなのかハリエットとグウェンがメインだったのか…どっちつかずのまま終わってしまったのでテーマが一つだったら良かったのに…。大泣きするほどではないし作品としては地味な部類なんだけどハリエットとリッキーの心の交流がしんみりとさせてくれます。　ケビン・ベーコンの演技は巧かったね…うん。本当に知的障害者のようだった。告発とはまた違った味があった。　見どころは子供の頃、誰もがしてみたかったようなリッキーとハリエットの家出風景。そして豊かなハリエットの想像力かな？

  2007年08月02日

  コメント(4)

• 

  ナニー・マクフィーの魔法のステッキ

  デカ鼻にホクロから毛が飛び出し一本のみ出っ歯で黒装束。すげー怪しい身なりのナニー・マクフィー。ナニーとは育児や教育のプロフェッショナルなベビーシッターのこと。　葬儀社で働くブラウン（コリン・ファース）の子供たちはやんちゃな７人兄弟。これまでも数々のナニーを追い出し、その日も新しいナニーを追い出したのだ。頭が痛いブラウン。と、言うのも亡くなった妻の親戚のアデレード伯母（アンジェラ・ランズベリー）から養育費の援助を受けていたのだが彼が１ヶ月以内に再婚しないと養育費を打ち切り子供たちは施設行き。　だが、そんな事情を知らない子供たちは父親が再婚をしたがって自分達はないがしろにされるのではと邪魔をしようとする。そんなブラウン家にある日、伝説のナニー・マクフィー（エマ・トンプソン）がやってきて…。　最初、子供たちがナニー・マクフィーに白旗を揚げるのがちょっと早くない？と思ったが、思えば子供って強い者、かっこいい者、すごい者に憧れるものだからこれくらいは当たり前か。　父親への寂しさを意趣返しとは言えすげえやり過ぎ、赤ん坊を野菜鍋の中ってどうよ。　子供たちをバラバラにさせないために再婚の道しかなく焦るブラウン。事情を知らない子供たちは悪戯ばかり。そのすれ違いと誤解が解けるまでのエピソードが念入りに描かれていて笑いながらも心温まるストーリー。　クイックリー夫人（セリア・イムリー）…いろんな意味で厳しいな。顔も衣装もセンスも見ていて厳しい　５つの教えを子供たちが成し遂げた時、ナニー・マクフィーは美人さんに！！でも誰か！ナニー・マクフィーの変貌振りに気づいてくれよ！私は最後、美人さんになるだろうなと思っていたがブラウンとくっつくのはナニー・マクフィーだと思ってました。いろんな意味で裏切られたわぁ。　長男役サイモン（トーマス・サングスター）と赤ちゃんが最高！特に赤ちゃんのドレス姿は可愛すぎてうっとりするかも。

  2007年07月26日

  コメント(2)

• 

  レジェンド　光と闇の伝説

  この映画は昔、何かの同時上映で見たんだよなぁ。話が始まって「あ、トム・クルーズだ」とすぐ様気づく（さすがスター）ロン毛はこの時から私は似合わないと思ってたね。ストーリーは美しい森の中、美しき姫リリー（ミア・サラ）は触れてはいけない聖獣ユニコーンに触れてしまい殺してしまう。それを知った闇の魔王（ティム・カリー）にリリーは連れ去られ囚われの身に。　リリーを愛する青年ジャック（トム・クルーズ）は森の妖精ガンプ（デヴィッド・ベネント）と共に助けに行くが…。　映画のコピーが３０００万ドルの巨費を投入したらしいんだがその金はトム・クルーズの出演料じゃなければすべてはあの幻想的で湿り気のありそーな薄気味悪い森への機材搬入やセットにつぎ込まれたのか？いや、本当に湿気がすごそうな森なんだよ。　映画全体の雰囲気はねぇ。グロい。そして暗い。（話は平々凡々なんだけどなぁ？）めちゃめちゃＳＦＸを使っていたのは覚えているがそれくらいでこの映画のグロさは中和されん！　あとねぇ、何が怖かったかって悪夢に出てきそうなガンプの顔！これが一番怖かった。どれぐらい怖いって「犬神家の一族」のスケキヨを初めて見るぐらいのインパクトのある不気味さだ。↑また例え話がスケキヨかよ！印象深かったシーンは魔王とリリーのダンスシーンが怖くもあり美しかった。監督は御大リドリー・スコット。日本では劇場公開が「トップガン」の後になったけど実はこちらの方が製作年は先。　この頃はトム・クルの笑顔の邪心はなかったね（笑）（若いよぉ～、この時は）でもこの人にファンタジーって…うーん。

  2007年07月23日

  コメント(6)

• 

  ランナウェイ

  クリス･タッカーのマシンガントークは飽きてきたなぁ･･･と思ったが、ダイブや銃撃戦などの体当たりアクションを演じているので見直した。と、言ってももう全然見なくなった人だけどストーリーはダフ屋で洗車場で働くフランクリン（クリス･タッカー）はチャンネル１２のリポーター、ジェームズ（チャーリー･シーン）のインタビュー中、ケチな窃盗で連行される。　護送車で偶然手錠を繋がれていた密輸犯ヴィラード（ジェラルド･イズミエル）が仲間を引き連れて脱走して、フランクリンもこれに乗じて逃走したが、警官殺しの汚名を着せられてしまい…。　吹き出してしまったのは車のオークション会場のオークション嬢「そちらの紳士、狙い撃ち」「かかって来いとそちらの紳士」には大笑いした。　ジェームズの婚約者のパパ（ポール･ソルビノ）とフランクリンのコンビが笑かしてくれる。　そしてサザエの今回のお気に入りは裏の世界の男アロン（マイケル・ライト！！！）めっちゃ渋いのよぉ！！特にチュッパチャップスを食いながらのロケット･ランチャーはサイコー！！　もちろん気にいったシーンはヴィラードの仲間のテロ集団。動きがＳＷＡＴ並。仲間に入りてぇ！カッコよすぎ。　それにしてもパパはよくラスト娘とジェームズの結婚を許したな～。

  2007年07月23日

  コメント(2)

• 月下の恋

  ビデオタイトルは「ホーンテッド」だったのでそちらで覚えていたんですけど、そうか映画館では「月下の恋」だったんだ…そうか…ストーリーは超心理学者教授デビッド（アイダン・クイン）は妹ジュリエット(ジェラルディン・サマーヴィル)の死によって霊の存在を信じず、超自然現象に苦しむ人々を助ける活動をしている。　ある日ウェッブ（アンナ・マッシー）という老婆から「屋敷に亡霊が居るから助けてくれ」という手紙をもらい早速赴いたデビッドはそこの家の美しい娘クリスティーナ（ケイト・ベッキンセイル）と出会うが･･･。作品を見たきかっけは製作総指揮にフランシスコ・フォード・コッポラの名前があったからかそれともあらすじを見て気になって見たのかは忘れました。イギリス映画のせいか美しい映像と独特の雰囲気が漂う繊細なタッチの映画。　特に主人公でデビッドは人間像がしっかりと描かれているので淡々としたストーリーだが飽きないで見れた。不可解なことが起こりながらも静かに話は進むのだが静かな分ラストに怒涛のように押し寄せる恐怖が素晴らしく盛り上がる。ただ、今この映画を見たら「あれ？あの映画に似てるじゃん」って思うかもしれませんが、こちらの方が古いですからねウェッブのばあさん怪しすぎ。　インチキ臭いＣＧの霊が出なかったのでサザエ的には満足した。　イギリスの美しい風景も見どころの一つ。　最後、夜汽車に乗るデビッドのホームに現れる影に観客がどう思うかでハッピーエンドにもアンハッピーエンドにもなり得る作品ですな

  2007年07月22日

  コメント(2)

• 

  ハリー・ポッターと炎のゴブレット

  　毎シリーズ毎シリーズ、その世界観に酔わせられる「ハリポタシリーズ」。今回はいろいろな展開が多くなんとなーくハリポタたちが大人に見えてシリアスっぽいシリーズに感じちゃいました。　ストーリーはヴォルデモートの悪夢に魘されるハリー・ポッター（ダニエル・ラドクリフ）。ウィズリー家で過ごしていたハリーはロン（ルパート・グリント）とその家族、ハーマイオニー（エマ・ワトソン）と熱狂的な「クィディッチ・ワールドカップ」を観戦しに「移動キー」の使いスタジアムへ飛んだ。　興奮冷めやらぬ試合に楽しんでいた観衆の中、デスイーター〈死喰い人〉が現れ辺りはパニック状態に。焼け野原となった大空に突如「闇の印」が現れて…。　今回はみょー（妙）にシリアス。まずダーズリー家が出ずにハリーの悪夢で始まり、デスイーターたちの奇襲と不穏で不気味な動き。三大魔法学校対校試合にハリーとロンの初めての険悪ムードにハーマイオニーの美しいドレスアップ。そしてハリーの初恋！ああ、みんな成長したのね…そして大人になっていくのね　そうそうハグリット（ロビー・コルトレーン）といい感じになったボーバトン校の校長マダム・マクシーム（フランシス・デ・ラ・トゥーア）なんですけどね。デケーって前に清川虹子そっくり！震えるほどお亡くなりになった清川虹子に似てました。　年齢的にも選ばれないはずのハリーが４人目の代表選手として選ばれ生徒達の風当たりも強くなる上にロンと険悪になりさらには命懸けの危険な試合に出なくてはならないと苦難続き。それでもハリーの底知れぬ強さが見ていて心強く安心も出来る。　ホグワーツ主催の「三大魔法学校対校試合」で残り２校の登場の仕方が印象的。ダームストラング校のアクロバティックで野生的な踊りと杖がかっちょいい～。でも目を付いたのはやはり女の子だらけのボーバトン校、女の子達が「はあぁぁ～ん」とお色気を出してる様が…悪いが笑える。ロンは思いっきり色気に当てられてたが　今回、大ショックだったのはなんと言ってもシリウス・ブラック役のゲイリー・オールドマン。前回（アズカバンの囚人）で、あんな意味深な役と別れ方、今回はいったいどんな感じで登場するんだろうと思っていたら暖炉の火と薪の中から顔だけかよ！しかも「時間がない…」って、そりゃないだろうよ！キワモノ役が好きなゲイリー…もしかしたらこの火のお顔役だけでシリウス役を引き受けたんじゃないよね！？　ＣＧはドラゴン、特にハンガリー・フォーンテールドラゴンの動きが素晴らしかった。箒で逃げるハリーに容赦の無い追撃。そしてホグワーツ校の屋根での苦闘。本当にドラゴンってあんな動き方しそう。　舞踏会はとても華やかで映像も幻想的。なのにロンのドレスローブがとても素敵です（笑）なにせマクゴナガル副校長（マギー・スミス）がちょっと引いていたくらいだもん。ハーマイオニーは本当に綺麗になっちゃって！！そしてやっぱりロンとそういう関係になりそうなんですね！！そして今回、ハリー君の初恋が！！まさか！アジア系な方とは！！！正直驚きました。特にチョウ・チャン（ケイティ・リューング）と目が合い、笑ったら口に含んでいた飲み物をダラッとこぼした志村けん技をハリーがやるとは！！やればできるじゃん！ハリー！　とうとう今シリーズで例のあの人ことヴォルデモート卿が復活！ルシウス・マルフォイ（ジェイソン・アイザックス）が腹心だったってのは予測はしていたがやはりちょっとビックリ。でも今回一番なにが驚いたかってヴォルデモート卿　レイフ・ファインズレイフ・ファインズレイフ・ファインズレイフ・ファインズ？！マジ！？ああ、言われて見れば…ってわかんねーよ！例のあの人ったらスケキヨみたいなんだもん！　　幾重にも張り巡られた罠に果敢に立ち向かうも、とうとう死者が出てしまい精神的にも辛かった今回のハリーくん。次回はさらに受難の日々だろうがさらに成長してるのが楽しみであります。

  2007年07月19日

  コメント(10)

• 

  ハリー・ポッターと秘密の部屋

  映画館で見に行ったら…疲れていたのか映画館で初めて寝てしまった…。ハリー・ポッターなのに…。で、家でＤＶＤで見ると…面白いのになんで寝てしまったんだろうストーリーはホグワーツの夏休み。ダーズリー家へ帰省していたハリー・ポッター（ダニエル・ラドクリフ）の目の前に屋敷しもべドビー（声：トビー・ジョーンズ）が現れた。ドビーは新学期が来てもホグワーツに来てはならないと警告をしそれでも拒否をしたハリーにダーズリー家でいたずらをする。　怒ったバーノン・ダーズリー（リチャード・グリフィス）はハリーを監禁、窓に鉄格子を付ける。困り果てたハリーの目の前に空飛ぶ車に乗ったロン（ルパート・グリント）と兄のフレッド（ジェームズ・フェルプス）とジョージ（オリバー・フェルプス）がやってきてハリーを連れ出し…。　うぜえぇ！トビーめっちゃうぜぇ！下手に出て卑屈そうにしてる姿になにかムカつくのは私だけ？皆さんがウザかったのはもしかしたらロックハート先生（ケネス・ブラナー）のほう？（笑）私的には彼みたいなキャラは味があっていいと思うよ～自分大好き人間。近くに居たらウゼェけど　またまたホグワーツの楽しい新学期が始まり楽しい魔法やキャラクター、授業も目を見張るばかりに楽しい。スプラウト先生（ミリアム・マーゴリーズ）のマンドレイクの鉢の植え替えやマクゴナガル先生（マギー・スミス）の動物から物への変身術など受けてみたいっす。　あと今回見どころの一つでもある「決闘クラブ」。ロックハート先生とスネイプ先生（アラン・リックマン）の前座？も楽しめたがハリーとドラコ（トム・フェルトン）の直接魔法対決も面白い。　生徒達が石にされるという事件やハリーにしか聞こえない不気味な声、謎の日記、スリザリン生に変身をする２人、秘密の部屋、ダンブルドア（リチャード・ハリス）やハグリット（ロビー・コルトレーン）に降りかかる災難と今回もハリーの試練は盛りだくさん。それをサポートするロンとハーマイオニー（エマ・ワトソン）の友情もよい。　いや～、ハーマイオニー美人に育ったよね。誰か「１」から目をつけてた人は先物取引がお上手　謎の日記の持ち主、トム・マールヴォロ・リドル（クリスチャン・コールソン）の正体やその用意周到な罠に絶体絶命のハリー。そして屋敷しもべドビーの主人もラストで分かり今回もハラハラしながら見ちゃいました映画館で寝てたくせに余談ですが別な意味でハラハラしたシーンはクィディッチで同じシーカー同士になったハリーとドラコがスニッチを追っかけてクィディッチ競技場の周りの梁の間をものすごいスピードで飛んでいるのが怖かったです、ぶつかりそう↓ちょっと成長したみなさん

  2007年07月13日

  コメント(4)

• 

  パッセンジャー５７

  ２回挑戦して２回とも途中でというよりは最初の方で寝てしまった曰くつきの作品。３度目の正直でやっと見ました。面白かったのになんで寝てしまったんだろう？　ストーリーは航空会社のセキュリティを教える仕事に勤めているジョン・タッカー（ウェズリー・スナイプス）は実はテロ対策のスペシャリスト。妻がピストル強盗に遭い亡くなったのをきっかけに現役を引退したが航空会社の重役を務める友人の勧めで航空会社のテロ対策の職に就くためロス行きの飛行機に乗る。　だが、その飛行機には航空機爆破事件の犯人レイン（ブルース・ペーン）が護送のために乗っていて…。　レイン役演じるブルース・ペーンは頭が良く無表情で冷酷的で残忍といった犯人像がとても嵌っている。スチュワーデスに乗客に食料運搬係と仲間が結構いますね。意外と人望アリ？　ハイジャック映画なんだけど話半分で犯人もスナイプスも飛行機を降り飽きさせない展開ではあるのだが飛行機大好きサザエには物足りないかも～と思ったらクライマックス近くにまた飛行機に戻った、ブラボー！　さて主役のスナイプス君といえばお得意なアクションで役を難なくこなしています。ただ、家の中で瞑想している時、お香をたてて目の前に三角錐のオブジェ？！ピラミッドパワーですか？！　クライマックスは正直物足りない感じもしましたが婆さんの「ホッホッホッ」と言いながら腕振り回して吹っ飛びました。　ただまさか…まさか…と思ったがジョンとマーティー（アレックス・ダッチャー）が最後にくっついた？！そんなにお互いに惹かれるシーンあった？！あれか？ケンカから始まる恋もあるってやつか？　

  2007年07月11日

  コメント(0)

• 

  ブルースブラザース

  　クールなのに破天荒な奴ら、ジェイク（ジョン・ベルーシ）とエドウッド（ダン・エイクロイド）。約３０年前の作品なのに今見ても豪快で痛快で面白い！　ストーリーはアメリカはイリノイ州の刑務所。刑期を終えた出所したジェイク（ジョン・ベルーシ）。弟分のエルウッド（ダン・エイクロイド）が迎えに来て、一緒に育った孤児院へ行くことに。帽子からサングラス、靴、ネクタイすべてを黒尽くめの服装の２人は孤児院に着くと母親代わりのシスターに会った早々、説教されるが、孤児院が税金が払えないほどの財政難と知り二人はかつてバンドを組んでいた『ブルースブラザース・バンド』を再結成させて一夜のライブで大金を稼ごうとするが…。　　オープニングの上がっているはね橋を車でジャンプしているのだが、まるでよくあることみたいな感じで平気な面でそのまま運転している２人ジェイクに何かしらの恨みを持つ謎の女（キャリー・フィッシャー）がロケットランチャーでアパートを爆破し公衆電話ごとフッ飛ばしてもやっぱりよくあることの様な顔でそのまま行ってしまう。「なんだ今の？」のセリフ一つありません　警官どころかナチや他のバンドの奴らに追いかけられるのにすかした顔で焦ることなく突き進む２人がかっこいい。　見どころはやはり歌と踊りの名場面。カントリークラブやステージホール、ラストの刑務所の中で歌い踊るブルース・ブラザースが最高。カントリー・クラブで歌った歌「ローハイド」はもうこの映画のイメージが付いちゃったよ…ちょうどいいところに鞭が置いてあるんだもん　　今では信じられない大物スターも出ています。教会のクレオファス・ジェームス牧師にジェームス・ブラウン、楽器屋のレイ役にレイ・チャールズ。私のお気に入りはマットの妻役でレストランのオーナー、アレサ・フランクリン、もうみんなの歌が魅力的。　憎まれ口を叩きながらも生まれ育った孤児院やシスター達のために東奔西走する姿に心温まる…けどやはりやり方はむちゃくちゃだけどね。ＣＧもない時代にクライマックスのカーチェイスは大迫力。道路から土手を下りて行くシーンはあのスピードでお見事！スタントマンが余程上手いんだろうなぁ。収録曲のナンバーもサントラを借りたくなるほどノリのいいものばかり。　こんな古い作品なのになんで今見ても面白いんだろうと考えた結果、思い当たったのは目を隠して無表情。俳優達が真面目にやればやるほど観客達に笑いを起こすという名優チャップリンやバスター・キートンなどもやっていた笑いの基本中の基本をキャラクターにした作品だからじゃないかなと思います　旦那曰く「なんでサングラスをずっとかけてたかは最後のラストシーンのためだよ」と言っていました本気で謝る時はサングラスを取りましょう（笑）

  2007年07月05日

  コメント(6)

• 

  ジャッカス・ザ・ムービー

  ＰＴＡ大激怒！？良識ある大人や子供は見ちゃいけません。でも本当に見ちゃいけないのは小、中、高、大学生の男どもと幼稚な大人かもこれから映画説明、感想を書きますが下品な言葉が多数出て伏字だらけになります。映画の性質上の問題なので不快に思われる方は読まないでねん☆オープニングから出演者がでっかいカートにみんな乗って坂道をノンストップでかなりの速さで下っています。それだけかと思ったら道の両脇が爆発して瓦礫が吹っ飛び体にモロぶつかっている。裸の奴もいて死ぬぞ、お前ら？と思ったら終着はお店の中にドカーン。本物のスタントマンを使ってくだらないーい実験や悪戯をこれでもかとバカで下品にスタンとしてます。バカなスタント・ＥＭＳ（腹筋など体に貼りつけて振動で痩せる器具）を手の甲やほっぺに付けて痛いか実験。挙句に蟻の○渡り（タ○とお尻穴の間）やタ○に貼り付けて叫んでいた。・パンツに肉を挟んでワニの上を綱渡り。・見本のトイレの便器にうん○をしてきたり（その前にスタンバイしていた男が我慢できずにバスで漏らしていたけど）迷惑なスタント・着ぐるみを着て渋谷で大騒ぎ。店を荒らしたり売り物を載せている棚を倒したり本当めちゃくちゃです。・レンタカーを借りて廃車寸前にして返す・両親が寝ている部屋で爆発遊び。・ゴルフ場でプレイしている人に横からチャチャを入れる楽しそうなスタント・大き目の水たまりで助走を付けてボートで横切ったり（ほとんどの人は出来なかったが上手い人は綺麗に最後まで滑っていた）エロスタンド・股間に小エビを入れて歯がないというジンベエザメにフェ○をしてもらおうと沖縄で企画！ひでえ！吐きそうになるスタンド雪をコーンの上に乗せアイスのように紙筒に入れ自分の尿をかけて食べていた…オゲエエエエ！気持ち悪くてこれ以上書けんとにかく女の人には薦めれません多分冷ややかな目で見てしまうから大人の男の人限定かも。日本の芸人さんもここまでは出来ないだろう。注意書きとして食事中見るのは止めましょう。モザイクなしでう○ちとゲ○がはっきり写ってます。

  2007年06月30日

  コメント(8)

• 

  Ｍｒ．インクレディブル

  スーパーヒーロー達の子供はやっぱり純血種のスーパーチャイルド。過去の栄光と過ぎたパワーに悩むお父ちゃんが世界平和のため家庭の平和のため夫婦の平和のために頑張ります。ストーリーは世界の平和を守っているスーパーヒーロー達。だが過ぎた力と過激な救出作業で一般市民の被害が問題となり訴えられスーパーヒーロー達は敗訴した。被害を咎めない代わりに活動を中止し一般市民に戻ることが決定された。　スーパーヒーローの１人Mr.インクレディブル（声：クレイグ・Ｔ・ネルソン）もボブ・パーと名乗り保険会社のサラリーマンとして働いていた。　妻ヘレンもイラスティ・ガール（ホリー・ハンター）という名前を語っていた同じスーパーヒーローで２人の間には３人の子供、ヴァイオレット（サラ・ヴァウエル）、ダッシュ（スペンサー・フォックス）、ジャック＝ジャック（イーライ・フシール、メイヴ・アンドリュース）がいる。ヴァイオレットは自ら透明になれて、またシールドも張れる。ダッシュは超スピードで走れ、ジャック＝ジャックだけが普通の赤ちゃんだった。過去の栄光が捨てきれないボブも力を持て余す子供たちも不満と悩みを抱えていて…。　フルＣＧのピクサー作品、今作のリアルっぽい映像は遠くからの景色と人間の髪の毛はもはや当たり前にリアルだけど、水の質感と服の質感は素晴らしくいい感じ。だけどやはり皮膚の質感はまだまだだなぁ。皮膚ってやっぱりＣＧでは難しいのかな？キャラクターはディズニー映画だから相変らず一人一人味があります。インクレディブル一家はおとーちゃんは力持ち、かーちゃんはバーバパパのような伸縮する体を持ち、おねーちゃんは透明になれてバリアが張れる能力だけど陰気で見た目は貞子長男はすげースピードで走れる水の上でも走れる。で、次男の赤ちゃん、ジャック＝ジャックは実は…っていうのもお約束。　でも私のお気に入りは一家にはいないんだよね～。じゃあ誰かと言うとスーパーマンデザイナーで誰よりもヒーローオタクでマント否定派のエドナ（ブラッド・バード）。カマくささとゴーイング・マイ・ウェイぶりと悪ノリが最高！もう１人は水を凍らせる黒人ヒーロー、フロゾン（サミュエル・L・ジャクソン）。凍らせた水の氷を素敵に滑る！！かっこいいー！滑り方がもうスピードスケーター！ジャンプの時はスキー板になり、滑る時はスノボになる！スタイリッシュなフロゾンに目がクギヅケです！　大好きなシーンはエドナが開発した新作スーツをおかーちゃんが一緒に見るシーン。「丸洗いＯＫ、通気性抜群」と嬉しそうに語るエドナと口をあんぐり開けるヘレンに笑ってしまいます。やっぱり赤ちゃんスーツがいいよね。　ダッシュの走るシーンに戦闘ロボット、オムニドロイドと戦うシーンとアクションも迫力満点。もちろんところどころのコメディも面白い。エドナがダメといっていたマントの理由もラストに持ってくるのが粋です　結局は家族愛が中心となっているストーリーがよし。読める展開だがヒーローが好きな子供に見せるのに良いかも。

  2007年06月25日

  コメント(6)

• 

  パピヨン

  日本もそうだけど昔の囚人ってのは人権がなく野良犬以下の扱いだったんだろうな。この映画の舞台になったフランス領のギアナ刑務所もそう。ここは人間を壊す刑務所らしかったです。原作者アンリ・シャリエールの自伝的作品。ストーリーは金庫破りで捕まった胸に蝶の刺青があるパピヨン（スティーブ・マックイーン）は大勢の囚人達と一緒にフランス刑務所からフランス領のギアナ刑務所に運ばれた。二度と生きては帰れないというギアナ刑務所。　海を渡る船で国債偽造で逮捕されたルイ・ドガ（ダスティン・ホフマン）が乗っていることを知る。ルイは偽札作りの天才でその金で逃亡資金を作ろうとするが…。オープニングの街中を歩く囚人達の格好は大きな袋を担いでグレーの服で帽子を被りまるでドワーフか小人みたいで可愛らしいです。刑務所に移ってからは赤と白のボーダーの服に麦わらとお洒落。　船の中での独房は犬みたいな扱いだ、酷い！と思っていたら刑務所はもっと酷かった。ジャングルの中飼い殺し状態ので強制労働キャンプ。脱走に成功し南の島で身を潜め検問も越えたというのに、また捕まり再び絶望の独房へ。５歩しか歩けないスペースの独房。パンとスープだけの酷い食事に日の当たらない部屋。外どころか部屋からは２年間出られない。虫を食いながら執念で生きてやるという気迫がすごい　負けまいとしながも徐々に体力は削られ折れそうになる、人間の尊厳を壊されていく、おぞましい独房シーンはマックイーンの凄まじい演技の場となっていた。妄想の中で出所をしたマックイーンは、道路にいた組んだことのある仲間２人とマックイーンと共にゾンビと化してます。怖いけどよし！怖いけどイカれてる刑期を終えドガと再会したパピヨンにウルウル。言葉に出来ない溢れる感動シーンが泣きそうです。最後まで口を割らなかったパピヨンの男気に惚れる。再び捕まった独房での５年間は想像もしたくありませんなが～い作品ですが見ごたえ充分　エンド・ロールに映る実際の朽ちたギアナ刑務所に薄ら寒さを覚えました。今じゃ独房は観光名所らしいですよ。この映画の次回作出演予定だったフランシス・フォード・コッポラ監督作品「地獄の黙示録」のウィラード大尉役は実はマックイーンがやる予定だったらしいですがパピヨンが過酷で長期ロケは無理だったせいか役が合ってないと言っていたのか、降板したらしいです。…見たかった。

  2007年06月21日

  コメント(6)

• 

  ダイヤモンド・イン・パラダイス

  天才的な泥棒にちょっとマヌケな刑事という設定が「ルパン三世」を思い出させる。実際その通りでウディ・ハレルソンがマヌケで憎めない役がとっても似合ってる。　ストーリーはナポレオンが所有していたという３つのダイヤモンド、「ナポレオン・ダイヤモンド」を２つ盗んだマックス（ピアース・ブロスナン）とローラ（サルマ・ハエック）。最後の大仕事にスタン捜査官に撃たれたマックスはそのまま姿を消し南国の楽園バハマで新しい悠々自適な生活を迎えたが、刺激がなく単調な毎日にげんなりとしているマックス。そんな時、スタン捜査官が現れて最後のナポレオン・ダイヤモンドが豪華客船に展示されているという伝えられ…。ブロスナンも役は似合ってるんだが、やはり「００７」や「トーマス・クラウン・アフェアー」の役の延長感が拭えない。つまりはソツなくこなしてるとにかくマックスとスタンの掛け合いが面白い。釣りのクルーズの１コマ。お互いに背中を塗りあってるところやベッドに裸で一緒に寝てたりと薄気味悪いくらいに仲がいいマフィア・モレー（ドン・チードル）を絡め、ラストにはドン返しもある。カリブの美しい景色とサルマ・ハエックのエロい色気だけでも満腹になれます。軽快でコミカルなクライムアクションが好きな人にはおすすめ。頭を使わなくても見れます。　　

  2007年06月18日

  コメント(2)

• 

  ベスト・キッド

  始まって１５分で引越し→恋→ケンカ→挫折と展開が早い早い。この映画の主人公の修行ペンキ塗りと木床の砂やすり掛け、ワックス掛け「アップダウンアップダウン」「ターンレフトターンライト」これを見て空手に憧れ真似したアメリカ人は何人いたんだろうストーリーは母親ルシール（ランディ・ヘラー）の仕事の都合でニュージャージーからカルフォルニアに引っ越すことになった高校生のダニエル（ラフル・マッチオ）。新しい友達たちと浜辺で遊んでいると女の子たちのグループがいて可愛い女の子アリ（エリザベス・シュー）に一目惚れ。仲良くなりかけたその時、アリの元恋人、ジョニー（ウィリアム・ザブカ）が現れダニエルは一方的にやられてしまう。　それからもジョニーたちの執拗なイジメは続き…。なぁんて分かりやすい不良たちなんでしょう。ファッションも時代を感じますわ。なんだか８０年代たっぷりの青春映画って感じで見ていて懐かしく思ってしまう。　それにしてもダニエルさんったらミヤギさんにちょっと教えてもらったからって初めての盆栽なのにあんなに綺麗に出来るのか？！いや、それは空手にも言えるんだけどね（笑）そしてこの映画の一番の謎はどうして子供のダニエルにミヤギ（ノリユキ・パット・モリタ）は「ダニエルさん」とさん付け？！　ミヤギが海の木の上で「南斗水鳥拳」をやってますよ！レイだ、レイがおる！　結局、悪者はチンピラ、ジョニーではなくコブラ道場の先生だったんすね。　好きなシーンはお酒で酔っ払ったミヤギをダニエルが介抱するシーン。家族を亡くしたミヤギのセリフが泣ける。残念なのは主人公のラルフ・マッチオよりもヒロインのエリザベス・シューの方が顔も体もでかいことかな　　今作でノリユキ・パット・モリタはアカデミー助演男優賞をノミネート。２００５年にお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。

  2007年06月12日

  コメント(4)

• 

  グエムル　漢江の怪物

  じわりじわりと姿を見せずラストにやっと化け物の全体像が見えるありがちな化け物映画に比べオープニングから化け物出まくり。あからさま過ぎて嫌いじゃないですストーリーは漢江の河川敷で売店を営むヒボン（ピョン・ヒボン）。長男のカンドゥ（ソン・ガンホ）は手伝いもせず店の金を盗んだり商品に手をつけるろくでなし。カンドゥの娘ヒョンソ（コ・アソン）が学校から帰ってきていつものような日常に突如巨大な生物が出現。人間を蹴散らし食い漁る化け物。人々は逃げ惑い恐怖に震える中、カンドゥもヒョンソを連れて逃げるが、間違えて見ず知らずの子の手を取っていた。ヒョンソを見つけた瞬間、後ろから化け物がヒョンソに襲い掛かり…。　冒頭の橋からのダイブ。偉いですね～、火カス（火曜サスペンス劇場）なら間違いなく人形を使う高さとロングショットです。ちゃんと人間使ってました。　化け物が人を襲うだけのパニック要素だけではなくウイルスをプラスして韓国事情や政治、歪んだ社会などのが程よくミックスされてる。　グエムルを見るたび何かを思い出したんだけど…思いだしたー！！落ちゲー「ぷよぷよ」の「すけとうだら」だ！魚っぽい顔！２本足！そっくり！そのせいか少しも恐怖を感じないクリーチャーでした。無様でみっともなく自己中なカンドゥを中心とした家族達だが一途なまでの家族への愛が最初から最後まで見て取れる。カンドゥがなぜバカになったか語るお父さんのシーンは笑うシーンだっただけに次のエピソードがちょっぴりショック。感動と笑いがごちゃ混ぜになりシリアスシーンかと思いきや真面目にふざけてる場面などありそのテンポが好き嫌いがあるだろうなぁと思う。予想と違ったラストに裏切られながらも日本人はこういうラスト嫌いじゃないんだよね、きっと。グエムルとは怪物のこと。

  2007年06月08日

  コメント(2)

• 

  息子の洋画デビュー

  息子といっても２歳半なんですがね。坊主はいったいいつになったら一緒に映画を見てくれるかなぁ～最初は邦画だろうなぁ、怪獣ものとかヒーロー物とか。今見てる「ディズニーピクサー」のやつも洋画ったら洋画だけどアニメだし実写じゃないしなぁ～。私の小さい頃はなに見たっけな？多分親がテレビで見てた西部劇だと思うんだけど…ＯＫ牧場の決斗か夕陽のガンマン　あたりさーて、うちの坊主のあおはなにみるかなぁ～と思っていたある日突然坊主が毎日のように見る見る言っていた「カーズ」や「トイ・ストーリー」などを見ると言わなくなった。ええ～？！！？！マジ？！！子供が見ている間に本を読んだり雑誌を読んだりする私の時間がなくなる！と、ガタガタぶるぶるそれは数日経っても変わらなく、他に何かあったかなぁ～と思ってＤＶＤの収納棚を開けた瞬間すごい勢いでやってきてＤＶＤパッケージを吟味。そして「こり、みる」え？なに？と、見たのはＴＡＸｉ　サ「ええ？これ見てもあお分かんないよ、いーの？」あ「いーの！」で、仕方なくＤＶＤに入れて日本語モードに設定。すると…見とる車の走行シーンやカーチェイスシーンをちゃんと見てる。もちろん登場人物たちの話とかは見てるが多分判ってはいまい見ている矢先に主人公のダニエルとリリーがエッチをしそうになったり真っ裸になるシーンがあり私があおの目元を遮るように手をかざすとその手が邪魔だと言わんばかりに小さな手で除けやがる数日後「ＴＡＸｉ２」も視聴コメディ色が強くあまり話がなかったせいか、それとも忍者が出ていたせいか、それともパパが乗っている車エボ（バージョン違うけど）が出ていたせいか…最初から最後まで見ました最初の洋画が（理解はしていないだろうけど）「ＴＡＸｉ」だったことについて旦那は旦「さすが俺の息子！」←カーキチと言っていたがサ「そんなに車映画が好きならかーちゃんのように最初は「マッドマックス」から入ればよかったのに」と言ったら旦「「マッドマックス」は車映画かなぁ…？」と言われました

  2007年06月06日

  コメント(4)

• 

  クライモリ

  　最近、ハリウッドはジャパニーズホラーブームだったせいかこの手のホラーは本当に久しぶり。やっぱりアメリカンホラーはこうじゃなきゃなぁ。　ストーリーはアメリカはウエスト・ヴァージニア州。森林に覆われた暗く鬱蒼とした樹海を走っていたレンジローバーが突然パンク。乗っていたジェシー(エリザ・デシュク)達男女５神は立ち往生してしまう。困り果てていた時、後ろからやってきたマスタングが突っ込んで２台とも大破してしまう。マスタングに乗っていたのは燐州に面接に向っていた医大生のクリス（デズモンド・ハリントン）。ジェシーとクリス、カーリー（エマニュエル・シューキー）と恋人のスコット（ジェレミー・シスト）４人で公衆電話があるところまで歩くことにし、フランシーヌ（リンディ・ブース）とその恋人エヴァン（ケヴィン・ゼガーズ）は車に残ることにしたのだが…。　オープニングから姿の見えないヒッチハイカー２人が殺され画面に引き込まれました。面接に向う医師免許を持つクリスが若者集団たちと出会い行動を共にする展開も違和感なく見れる。　中だるみもなく中盤で化け物の姿は分かるし特に知らずに虎穴に入ってしまった主人公達の息も吐けない緊張感がいい。　高台や木の上からの脱出などはハラハラするのだが、ただ前半に比べ後半に盛り上がりが欠ける様な気がするかな。　３人組の化け物で１人子供っぽい化け物いましたよね。あれ「ロード・オブ・ザ・リング　二つの塔」のゴラムかと思いました。「愛しいシト」とでも言われたら間違いますわ　最初から性格が良かった男スコットが途中化け物たちに矢で殺されたのは残念。

  2007年06月04日

  コメント(4)

• 

  恋する４０ｄａｙｓ

  　話をまったく知らずにレンタルして見てみたら女に振られた男が未練がましかったオープニングと４０日間の禁欲話なのでてっきり元のサヤに戻る話だと思ったらまさか禁欲中に他の人に恋をしちゃう話とは知らなかった　ストーリーはネットのウェブ会社に勤めるマット（ジョッシュ・ハーネット）は恋人ニコール（ヴァネッサ・ショウ）に振られ、やけくそで手当たり次第の女と寝るがある日ストレスが溜まり幻覚を見るようになる。　マットは耐え切れず神父見習いの兄ジョン（アダム・トーズ）に相談をする。その日はちょうどキリスト教の四旬節にあたり、マットはすべてのＨ行為を自粛すると公言したが…。　出会いがとても自然。だから自然にお互いが意識するという過程に好感が持てた。　四旬節をきっかけに女断ちどころか１人エッチなどの厭らしい行為を自ら自粛したマットだったが絶対に無理だと決め付けるジョンや何日もつか掛ける同僚や冷やかしや興味本位で誘惑する女の同僚などとにかくマットの敵は数知れず。禁欲中にライアン（パウロ・コスタンゾ）のような友人はきびしいよね。禁煙中に目の前でタバコを吸われるような感じ（笑）　男の人の体じゃないのでよくわからないんですが本当に男の人が４０日間Ｈなしって無理なんですかね？どうなんですか？！　マットの両親の会食は映画の中のマットとジョン並みにキツかったです。　女の誘惑にクラクラするジョッシュがウブに見えて可愛い！一途なところやヘタレなところも似合ってる！　キスをしないせいかＨをしないせいか見ているこっちがヤキモキしたりドキドキしたり純愛のようで応援したくなる２人の恋…。な、だけにニコールの企ては腹の底から怒りました　お下品でエッチなコメディ映画が好きな人にはおすすめ。街やコーヒーショップにいるすべての女性が裸のシーンは圧巻（笑）

  2007年05月30日

  コメント(7)

• 

  トゥー・ブラザーズ

  猫科肉食獣をこよなく愛し異常に興奮する私は見る前からテンション上がりまくり…と思ったらミニトラまで登場！ギャー！最高であります！可愛い～～～！！頭を壁に打ち付けたくなるほど冷静でいられない可愛さストーリーは１９２０年、カンボジア。ジャングルの中にある寂れた寺院に双子のトラ、クマルとサンガが生まれた。仲良く育った二匹だったが、ある日イギリスの冒険家エイダン・マクロリー（ガイ・ピアース）が寺院に盗掘をしにやってきた。　姿を見られた親トラを撃ち殺したエイダンは、子供のクマルを拾って近くの村へ。トラを退治したともてなされたが村長の密告でエイダンは警察に逮捕され…。　トラの魅力を存分に引き出し臨場感溢れる画面のカメラワークは相変らず素晴らしいジャン＝ジャック・アノー監督。　双子のトラの話と欲と身勝手な人間達のエピソードを織り交ぜ翻弄されてゆく子トラに切なさや怒りを感じます。特にどいつにもいい顔をしていた村の長とサーカスの団員は殺されても文句言えねーなと思いました。実際腕を噛まれてスッキリしたけど。父親を殺されたがガイ・ピアースこそ余程殺されるんじゃないかと思ったんですけどね。アメだけで許しちゃうのかよ。双子のトラが闘技場で再会しお互いに気づいたシーンが好きだがバカ王子がサンガを前に自分の立場と力量を話したシーンも印象深い。　子トラが運ばれている時に箱の穴から鶏が顔を突っ込むシーンが笑えます。あの鶏、生きた心地しなかったろうなぁ。　火の輪を潜るトラが絵になるほど雄雄しく美しかった。

  2007年05月28日

  コメント(4)

• 

  狼男アメリカン

  　見たことない人でもタイトルを聞いたことやレンタルショップでパッケージは見たことあるという人多いのでは？それくらいに有名…らしい作品です（笑）　ストーリーはアメリカの若者デヴィッド（デヴィッド・ノートン）と友人のジャック（グリフィン・ダン）はヨーロッパ旅行を計画し始めの地、イギリスにやってきた。バックパッカーとして旅していたがおろされた場所はなにもない荒涼の地。宿を見つけようとした矢先、パブを発見し中に入るが店主や客達に敵愾心露な態度を取られる。追い出されるように店を出た二人は荒地に迷い込み不気味な遠吠えが聞こえた瞬間何かに襲われ…。　オープニングのバックパッカー２人が荒地で彷徨い狼に襲われるまでは雰囲気たっぷり。地下鉄で襲われるシーンも追われる恐怖感が良く出ていた。　狼の変身シーンは古いながらも今見てもかなりいい出来（特に顔が前にせり出るシーン）なのになぜ完成形はアライグマになってるの？！いやたぬき？！　　最初に出てきたパブの連中、怪しすぎ。話が進んでいくうちにあの愛想の悪さの理由は分かったがあんまりだわ～。　友人ジャックがゾンビになって会いに来たが１回目と２回目でちょっと違うような…ってか腐敗速度が進行してないか？！芸が細かっ！　オープニングや設定、特に悪夢は「ウルフ」っぽい。どんどん現実味が出てくる悪夢が不気味。　死ぬしかない運命の主役があまりにも哀れなストーリー。凶弾に倒れるラスト…上手い具合に倒れたね、ティンティン見えてないよ↑最低

  2007年05月23日

  コメント(6)

• 

  ランド・オブ・ザ・デッド

  　ジョージ・Ａ・ロメロのゾンビ作品ってだけで見てしまうゾンビおたくな、わ・た・く・し。昔からのファンを維持しながら少しずつゾンビの定義を進化させるロメロのゾンビシリーズは面白くても外してもきっと一生見るんだろうなぁ。　ストーリーは原因不明の死者が蘇り人々を襲って新鮮な肉を喰いつくす生きる死者ゾンビが世界に蔓延。どうする手立てもなく人間達は要塞都市を築きゾンビたちの侵入を怯えながらも抑止し生活をしていた。その都市の高層ビルでは有権者や金持ちが暮らしその中のトップ、カウフマン（デニス・ホッパー）がそこを統治していた。　カウフマンの命令で食料などの調達をさせられていたのが傭兵たちだった。そのリーダー格のライリー（サイモン・ベイカー）は自由の地への逃亡資金を貯める為に仕事をしていたのだが右腕チョロ（ジョン・レグイザモ）が不穏な動きをして…。　主役のライリーが傭兵なんだけど男気溢れ町の人や仲間達から人望があり頼れる兄貴で大変好みです（顔も）　ＣＧのこの時代、一切ＣＧを使わずゾンビ一体一体をメイクし演技指導するロメロに頑固職人気質を感じます。親父、一生ゾンビ映画作ってくれ！　唸り声だが会話をしたり考えたり銃を撃ったり仲間を集め統率するゾンビに人間達も花火でゾンビの気を逸らしたりゾンビを鎖で繋げてゾンビバーを作ったりマシンガンやロケットランチャーを搭載している装甲車で応戦。頭が良くなって考えるゾンビとかは昔ながらのゾンビファンとしては賛否両論あるんだろうなぁ。私？私ですか？私はどっちもイケる口です　ゾンビVS人間だけではなく仲間のチョロの裏切りや街の統治者カウフマンのチョロとゾンビの悪用した政治など複雑な人間関係も描かれている。　それにしても私の中ではデニス・ホッパーは大物スターのイメージなんだが「悪魔のいけにえ２」といい何故Ｂ級映画に出演？いや、そんなあなたが大好きなんだけどね！

  2007年05月21日

  コメント(0)

• 

  アニマルマン

  　期待してみなかったせいか大当たりした作品でした。ジェフ・ゴールドブラムのようなインパクトある爬虫類顔のロブ・シュナイダーがはまり役。　ストーリーは優秀な警察官だった父親に憧れ警察官になりたいマーヴィン（ロブ・シュナイダー）は警察署の事務員。驚くほど体力がなくドジで警官達や見学に来る子供たちにまで馬鹿にされる始末。昇級試験も落ちてばかり。　そんなある日のこと、山道を運転中、崖から転落。息も絶え絶えの時にどこからか怪しい医者ワイルダー博士(マイケル・ケイトン)が現れ緊急手術を行った。だがその手術とは動物の臓器を全身に移植するという手術で…。　濡れた体を犬のように震わせて水気を飛ばしたりボールやフリスビーを見ると落ち着きなく飛びついたり嗅覚が発達してヘロインを見つけたりロブ・シュナイダーが動物の動きや癖を面白おかしく細かに演じている。　ただ食べ物を食べないヒメコンドルの子に虫を噛み砕いて食べさせるマーヴィン。リアンナ（コリーン・ハスケル）はそのシーンに往還を持ってたけど私は吐きそうなシーンでしたマジで　漫才のような博士とマーヴィンに大笑い。笑いが最も堪えられないシーンはやはり市長の息子をイルカショーのように助ける場面。ちゃんとお愛想もしています。　発情中のヤギに色気づくマーヴィン。近づきながらロマンティックなＢＧＭは笑いに拍車をかけます。　動物たちもなかなかの芸達者。一番はチンパンジーくんですがね。とにかく最初から最後ｍで笑いっぱなし。　ただ残念なのは面白かった前半中盤だっただけに後半がだれた感じがするかな？　ヒロインのコリーン・ハスケルが昔の石野真子に見えるのは私だけだろうか

  2007年05月17日

  コメント(4)

• 

  マシニスト

  　１年間眠れない男の話なのだがクリスチャン・ベールの激痩せにビックリ！特に両手を広げ手首をダランと垂らした立ち姿はまさに骸骨。クリスチャン・ベール版「痩せゆく男」を見たい気もしました。　ストーリーは原因不明の不眠症で悩まされる工場の機械工トレヴァー（クリスチャン・ベール）は３６５日眠っていなかった。どんどん痩せ細るトレヴァーは冷蔵庫に書かれた不可解な記号を発見。その記号は日に日に知らぬうちに書き足され何かの形になり始める。　ある日アイヴァン（ジョン・シャリアン）という男と知り合うがその日から不可解な出来事が起こり始め…。　原因不明の不眠症に周囲で起こる奇怪な出来事。わけの分からない主人公に見ている人間もシンクロし疑似体験をさせられる。　何よりも脚本通りの歩く骸骨を見事そのまま具現化したクリスチャン・ベールの役者魂を見ました。その鬼気迫る役作りは自然と不気味で神経質で痛々しい主人公そのままを表してます。　ラスト、すべてが明らかに解明された瞬間、「謎のメモ」「１：３０」「見覚えのある風景」「ルート66」「誰も見ていない従業員アイヴァン」と点在したパズルのピース一つ一つが綺麗に嵌ったスッキリした終わり方でした。■ここから先はネタばれです。この映画はオチがキモなので未見の方は見ないほうがよろしいかと■トレヴァーの良心でもあったアイ。後悔の果てに記憶障害に陥り事故そのものを忘れた…この手の表現方法は他の映画でもかなり見るのでそろそろ別の表現をして欲しいなぁ。見始めてすぐに「なんだろ？二重人格物かな？幻覚ものかな？」と読めちゃうんだもん。　　主人公に同情しながらも「犯罪者は眠れない」という通説のオチだったがやはり犯罪者にはこれくらいの罪悪感を感じて欲しいものだと思ってしまった。

  2007年04月25日

  コメント(6)

• 

  セルラー

  　見終わって思ったのはもったいないなぁ～と感じた事。携帯という現代の小物を使いその機能、特徴、長所、短所を隅々と描かれていたりストーリーや展開、犯人の正体などまるでヒッチコック張りのアイデアなのに何かが一つ足りない。　ストーリーは高校の生物教師ジェシカ（キム・ベイシンガー）は夫と息子の３人で幸せな日々を過ごしていた。だが突然自宅に侵入してきた数人の男たちにジェシカは連れ去られた。どこかの家の屋根裏部屋に監禁されたジェシカ。部屋の中の電話は犯人の１人イーサン（ジェイソン・ステイサム）にハンマーで叩き壊された。だが、男が去った後、ジェシカは回線を繋ぎ合わせなんとか外に繋がったのだが…。　で、なにが足りないのかなぁと考えたんですが…多分…犯人達の迫力とか恐怖感が欲しかったかなと。なんとなく犯人が与える緊迫感が欲しかった迫力ある犯人たちだったらさらに緊迫感が生まれ一級のサスペンス作品になった気がするんだけどな。いや、ジェイソン・ステイサムは好きなんだけどね。キム・ベイシンガーとボブ・ムーニー巡査部長役のウィリアム・Ｈ・メイシーの緊迫感と緊張感は良かったんです。頼みの綱で東奔西走するライアン（クリス・エヴァンス）と犯人役たちの恐怖感がなんとなく足りないなぁと。でもライアンは軽薄なキャラだからあんなもんでいいのかな？　今回のウィリアム・Ｈ・メイシーは美味しかったです。尻に敷かれている情けない旦那役という出だしから徐々に敏腕さや刑事の冴えを小出しするのが憎らしいほどかっこいい。パック姿がまた可愛い。　クライマックスまで絶望的な展開と主人公のリベンジが爽快。ラストの転送機能にニヤリ。　オープニングから登場のキム・ベイシンガーに旦那は「ヒロインはババアだな」と言っていたがエンドクレジットでキムの名前に驚愕。ふ、ふ、老けすぎ！「Ｌ．Ａ．～」の頃の面影なっしんぐ。ある意味私の中の衝撃的なエンディングでした。

  2007年04月20日

  コメント(2)

• 

  ショーン・オブ・ザ・デッド

  もはや伝説的ホラー作品となった「ゾンビ」のパロディ作品。アメリカ・イギリス合作のせいかイギリスのブラックテイストが炸裂。ストーリーはイギリスはロンドン。家電販売員として働くショーン（サイモン・ペグ）はだらしなくずぼら同居人のエド（ニック・フロスト）はさらにダメ人間。恋人リズ（ケイト・アシュフォード）とのデートはいつも決まったパブ。愛想をつかしたリズにとうとうショーンは捨てられ落ち込む。　そんなある日、いつものように近所の店で買い物をしてエドと酒を飲んでいたショーンは庭にいた怪しい中年女性を見つけ…。　最初から周囲にゾンビの予兆どころかゾンビそのものが歩き回っているのにまったく気づかないショーンと同居人のエド。やっと異変に気づいても危機感を感じないマイペースさ、好きっす。見どころよりも笑いどころはゾンビにビビっていたくせにたまたま投げたレコードが武器として有効だと分かった途端にレコードの山を持ってきて投げつけるんだが選り好みしてるのだ。「初回版だぞ！」とか「投げてもいい」とか、その余裕に大笑い　母親救出作戦と対策をショーンの頭の中で何度もシュミレーションするシーンがあるのだが最後のビールを持って最高の笑顔が何度も笑ってしまった。でも一番最高だったのはゾンビ映画好きなら誰でも一度は思った「ゾンビのふりをしたら殺されないんじゃないか」という考えを実際にやってくれたところですねしかもゾンビの演技指導をする売れない女優のダイアン（ルーシー・デイヴィス）が年老いたショーンの母親バーバラ（ペネロープ・ウィルトン）には「お母さんはそのままでいいです」というところがナイスしかも本当に普通に歩いているのにゾンビの群れを通り抜けちゃうし。ラスト、ショーンが同居人で幼馴染のエドをゾンビになってまで生かして飼っているというところまでブラックでした

  2007年04月16日

  コメント(6)

• 

  ニードフル・シングス

  　クラシックな型のベンツに乗ってやってくるオープニングは不吉な音楽と合わさって不気味な序章で雰囲気たっぷり。ストーリーは田舎町キャッスルロックに骨董屋〈ニードフル・シングス〉が開店した。店主のリーランド・ゴーント（マックス・フォン・シドー）は素性も知れぬよそ者だが、来店した客達はその品々に目を見張る。　そんなある日、野球カードが欲しがった少年ブライアン（シェーン・メイヤー）はリーランドからカードを貰う代わりにちょっとした悪戯を頼まれるのだが…。　老人＝悪魔と分かるのは中盤以降でそれまでは不気味な存在感をこれでもかと醸し出しているゴーント。悪魔だからといって直接手を出さず聖書の悪魔そのままに人間の欲望（欲しい物）を擽り小さな悪意を耳元で囁く様はまさに悪魔。マックス・フォン・シドーめちゃくちゃ悪魔が似合ってます。　保安官アラン役のエド・ハリス～！！やっぱりあなただけよ！ハゲてもフケてもスタジャン、野球帽＆Ｇパンが似合う親父は！スタジャンが欲しがっていた親父よりも似合う似合う。もう１人のハゲ俳優ニコラス・ケイジだとこうはいかないのよね。　それにしても悪魔はどうしてエドには手を出さなかったんだろう？無心論者だから？無欲だから？　人間の小さな諍いから醜い争いに広がるのも怖かったが、皮を剥がれた犬がめちゃ怖かったっす。ラストのエドの孫息子にあたるこれから生まれてくるボブとかって男の子は一体悪魔と会ってどんな事件沙汰にするのかしら…気になる。映画「エクソシスト」でマックス神父を演じたマックス・フォン・シドーに悪魔を演じさせるあたり皮肉ってるなぁと思いました。嵌ってたけどね。日頃から仲が悪い２人、アップルパイを毎日焼くネティ（アマンダ・プラマー）と七面鳥を飼っているウィルマ（ヴァルリ・プロムフィールド）の殺し合いのシーンよりも２人の怪しい役の演技が上手くてそればかり見てました。監督はチャールトン・ヘストンの息子フレイザー・クラーク・ヘストン。原作はホラー小説の帝王スティーヴン・キング。最初は面白くても最後は化け物がきてめちゃくちゃになりがちなキング映画が多い中、なかなか綺麗に纏まり化け物も出なかった今作、気に入ってます。

  2007年04月12日

  コメント(4)

• 

  チャーリーズ・エンジェル

  　劇場予告を見ても女のアクションっつうことであまり食指が動かなかったが、いざ見てみるとそれなりに嵌っていて下手なアクション映画よりもカッコいいじゃね～か。ストーリーは難事件を解決するチャーリーズ・エンジェル達のディラン（ドリュー・バリモア）ナタリー（キャメロン・ディアス）アレックス（ルーシー・リュー）はボス、チャーリー（声の出演ジョン・フォーサイス）によりハイテク企業のノックステクノロジー社のエンジニア、エリック（サム・ロックウェル）が最新「音声追跡ソフト」とともに誘拐されたので解決せよという指令を受ける。　依頼者でもあるビビアン（ケリー・リンチ）によると誘拐したのはコーウィン（ティム・カーリー）ではないかと情報を貰い…。　取りあえず３人の美女のコスプレショーと言うのは分りました。　ドリューはいい乳してますなぁ。女の私でも目はそこだけ見ちゃうよ。ツナギの中がバインバイン。白タイツのキャメロン・ディアスはモジモジ君みたいでしたな。それを笑顔でこなすキャメロンが大好きです三つ編みのスイスの民族衣装のルーシー・リューは痛かった…かなり痛かった…。　でもやはり基礎が出来てるせいかルーシー・リューが一番体が出来ていてアクションがカッコいいですな。惚れた。　上司役のボスレー扮するビル・マーレーに至っては監禁されても１人でも楽しそうだ。一人上手め。　ツッコミどころポイントもたくさんあります。肉襦袢相撲対決って…ドリフじゃないんだからさぁ～日本なめすぎ。　昔の怪しい博士の研究所にあるような装置でどうやって指の指紋が出来るのか知りたいわぁ～。冒頭であれだけ立派な変装をしたんだから研究所にはいる時の変装も完璧にやれよ！ヒゲとサングラスをかけても女だってバレバレじゃ！　ドリュー・バリモアがうたれそうな瞬間ミニマトリックスでしたな。　地味にやせた男（クリスピン・グローヴァー）のアクションも好きでした。　これはもうキャラクターに魅力ある映画だ。ちなみにこの映画でルーシー・リューとビル・マーレーが険悪になったことは有名ですな

  2007年04月07日

  コメント(16)

• 

  ブレインデッド

  ニュージーランド発、スプラッターホラーっていうからどんなもんかと思っていてレンタルショップでパッケージを見かけた時は看護婦さんが奇形児みたいな子を抱いて椅子に座っていて「ママ切り刻むほど愛してる」というキャッチコピーで正直キモかったでもね…中身は…ストーリーは１９５７年、ニュージーランド、スマトラ島の小さな島スカルに生息する毒牙の混血種「ラットモンキー」がウェリントン動物園に運ばれた。　ウェリントン郊外、雑貨屋の娘パキータ（ダイアナ・ペニヤルバール）はタロット占いの運命の相手ライオネル（ティモシー・バルム）と出会う。ウブでマザコン気味のライオネルをデートに誘い動物園にやってきたパキータ。　面白くないライオネルの母親ベラ（エリザベス・ムーディ）は後をつけて盗み見てる際ラットモンキーに噛まれてしまい…。ぶっちゃけて言えば怖いホラー映画として期待して見れば外します。でもコメディホラーとしては大当たりです。ええ…ここまで笑ったホラー映画は滅多にありません。内容的に考えれば神をも冒涜するような内容なんだが、そこに面白味があるためすべてはブラックジョークで収まっている。　墓にたむろしていたヤンキー４人が生き返ったままに齧られゾンビになっちゃうんだけどそこに現れたマックダラー神父（スチュアート・デヴェニー）が、めっちゃつえ～～！！蹴りまくって４人を蹴散らすんだが連続蹴りがカッコいいほど決まっている。神父なのに…。笑うよ、このシーン。ま、ゾンビになちゃうんだけど。　その神父ゾンビ（スティーブン・パップス）と看護婦ゾンビ（ブレンダ・ケンドール）がＳＥＸして産まれたゾンビ・ベイビー、セルウィン（声・ヴィッキー・ウォーカー）を公園に連れて来るライオネルが見物。ミルクをやろうとして暴れるし、手を離してしまい乳母車を坂で暴走させるわ、暴れるセルウィンを殴るわ蹴るわ。すげぇ、幼児虐待。だいたいゾンビを飼うっていう点が馬鹿らしいのだがウケる。死体愛好家か？ってくらい世話しなくても。　ラストのパーティーはすごいっす。映画では1、２を争う血しぶきシーンと死体の山。余りにも血が飛び散って血に見えません。パキータはジューサーでゾンビを砕いているしライオネルはキレちゃって芝刈り機で殺してました。　ビデオパッケージを見た時はめちゃくちゃ怖そうなスプラッタムービーと思っていたんだけどね。友達大勢で見ると面白さも格別です。ぐちゃぐちゃグロスプラッター映画なんですが、この映画の監督ピーター・ジャクソンさん実はのちの「ロード・オブ・ザ・リング」「キング・コング」の監督さんなんですよ。世の中わかんねー↓コメディホラーとしておすすめします　　

  2007年04月02日

  コメント(10)

• 

  ダークシティ

  ま～た、会っちゃった。渡辺裕之（ルーファス・シーウェル）に。そして、この時、久々に見ました、ジェニファー・コネリー。相変わらず眉がぶっといね。抜いた方が…いいよ。ストーリーはある安ホテルで目覚めたマードック（ルーファス・シーウェル）は記憶喪失になっていた。そして部屋には娼婦の死体が…。　辛くも脱出するが連続娼婦殺人事件の犯人として終われていると知り愕然。妻のエマ（ジェニファー・コネリー）の顔を見ても思い出せず、やがてマードックの前に正体不明の男たちが現れ…。　さて舞台は近未来。それなのに６０年代の街並みの雰囲気が良し（ちょっとディックトレイシー）　実は人類は異性人たちに支配されているという突拍子もない設定なのだが、そんなにＳＦしてないのが良し。（異性人は出てくるのにＵＦＯとか出ないのだ）　見どころは異性人とマードックのチューンという超能力映像がちゃっちいけど（←ひでぇ）凄い。　昇っている階段が伸びていくシーンや迫り来る向かいのビルの壁など、まるで悪夢のような発想が面白い。　脇も小心者で異性人に魂を売った精神科医シュレーバーにキーファー・サザーランド。ルーファスを追い詰めながらも自分も世の中に違和感を感じているフランクにウィリアム・ハート。　マードックとミスター・ブック（イアン・リチャードソン）のガンたれ対決はＣＧが入っているとそれらしく見えるが撮影中はさぞかし間抜けだったろう。　ラストのマードックのチューンで新たに作り出されてゆく世界はなかなか見ごたえあり。↓結構掘り出しもののＳＦでした

  2007年03月29日

  コメント(10)

• 

  シークレット　嵐の夜に

  ミシェル・ファイファー狙いかあらすじを知って見た作品だったと思います。暗いです、本当になんか救われなさを感じるんですがね。ストーリーはジニー（ジェシカ･ラング）とローズ（ミシェル･ファイファー）の姉妹はそれぞれの夫と共に父ラリー（ジェイソン･ロバーツ）の３代続いている農場を手伝っているが末娘のキャロライン（ジェニファー･ジェイソン･リー）は家を出て弁護士として活躍している。　ある日、ラリーは３人の娘に農場をそれぞれ分け自分は引退をすると決意。ジニーとローズは大喜びするがキャロラインは一人反対をして…。上記のあらすじを見たらなんだなんだ？ごうつく意地悪姉妹が親を騙して土地を取った話か？と、思うでしょ？私もあらすじだけ読んでそういう話なんだろうなと思ったんだが、実は一番意地悪で偏屈で了見の狭い男は実は父親のラリーなんですな。　ストーリーは暗いよぉ～。すげぇ暗い。14歳ぐらいで父親に強姦を何年もされて父親を憎んでいるローズと対象に恐れているジニー。ミシェルとジェシカの二大女優が心の苦痛を静かに痛々しく熱演している。　んで、何がやるせなくさせるかっつーと姉妹は強姦の事実を公言できない。しかし、父親は人格者として周りに尊敬さえされている。父親が土地を渡したことで生きがいを失い逆ギレして「娘に土地を奪われた！」と言いふらせば第三者は真実を知らないので２人が悪者に見えてしまうのだ。これが辛い。　教会でラリーの友達ハロルドが騒ぐシーンなど「何も知らないくせに！」と思うほどだ。　末娘キャロラインなど能天気すぎて「ぬくぬく育った奴がでしゃばるな！」と思ったよ。　本当に痛い映画だ。また、強い女という鎧を着ながら一番繊細なローズをミシェル･ファイファーは見事に演じている。　ラスト、ジェシカ～！！何でキャロラインに言わねえんだよ！！私が同じ立場だったら間違いなくローズになっているな。↓痛々しいながらも女の強さってのを見せてくれます　　

  2007年03月27日

  コメント(8)

• 

  オールウェイズ

  切ないっす～。自分が死んで幽霊となり恋人が他の男と居る所を見なきゃいけないなんてぇぇぇ！！私には出来んぞ。ストーリーはピート（リチャード・ドレイファス）は森林火災消火隊のエース。危険な飛び方をして恋人ドリンダ（ホリー・ハンター）は我慢できず消防隊を辞めアル（ジョン・グッドマン）が計画している飛行学校訓練所に２人で行こうと懇願する。ドリンダの切実な思いにピートも引退を決意した時、山火事が酷くなり急遽飛び立つが・・・。設定的には「ゴースト」なのだが、愛する人を手放さないければならないという話はやりきれないっすよ。ピートの愛が深すぎて話が進むほど辛くなったよ、私は。　初っ端のドリンダの誕生日パーティーの騒がしさ、楽しさはさすがスピルバーグ。見るものにもそこに居るような楽しさの雰囲気が伝わってくる。プレゼントの受け取り方がいいのよ。こんなカップル憧れるわ。　とくに私が気に言ったセリフ「ワインは無いのね」「バトワイザー８９年物だ」。くわ～～。この言葉のセンス。かっこよすぎ。　ジョン・グッドマンのお茶目な性格も愛らしくて役にピッタリ。　ハップ役オードリー・ヘプバーンも品があり不思議な雰囲気をかもし出している案内人（？）がとても上手い。存在感と言うかオーラが出ていました。私、初めてオードリーが出ている映画見たな。遅い？　見どころはラスト、ホリー・ハンターの「神風特攻隊」。迫力抜群だ。　ＢＧＭ「ＳＭＯＫＥ　ＧＥＴＳ　ＩＮ　ＹＯＵＲ　ＥＹＥＳ」（煙が目にしみて）も美しい映像にピッタリ。↓年を取っても品があるヘプバーン

  2007年03月26日

  コメント(10)

• 

  バウンド

  見た後に｢マトリックス｣の兄弟監督じゃんと気づいた。面白い！スピードある話のテンポ。捻りの利いたストーリー、そしてここの人物設定がしっかりしていて味がある。ストーリーは５年の刑期を終わったばかりの盗みのプロ、コーキー（ジーナ・ガーション）。マフィアのボスから彼の所有するマンションの修理を頼まれ、隣の住人でマフィアの一員シーザー（ジョー・パントリアーノ）とその娼婦ヴァイオレット（ジェニファー・ティリー)と知り合う。　コーキーとヴァイオレットは強く惹かれあい愛し合うように。　ある日、日々の生活にウンザリしていたヴァイオレットは組織の会計士が横領した２００万ドルをシーザーが預かってると知りコーキーにその金を横取りしようと話を持ちかけるのだが…。女２人が主役のサスペンスということで、もっとドロドロした話かと思ったら泥沼関係な事は泥沼なんだが過激なバイオレンスとスリル感たっぷりの展開にスッキリ。　みどころは血だらけの金をシーザーが一枚一枚洗ってアイロンでかけ金を部屋に干している光景は圧巻。ラストの人間関係のどんでん返しも見事。どの人物の立場になってもハラハラしてしまう。シーザーがヴァイオレットたちの電話ですべての陰謀を気づく様もぞくぞくした。　マフィアの中堅ミッキー（ジョン・Ｐ・ライアン）ってデニス・ホッパーに似てると思ったら｢悪魔の赤ちゃん」のフランクじゃな～い。ますますそっくり。　ただ、どうしても、受け付けなかったのがコーキーとヴァイオレットのレズシーン。迫力あってエロい。ちょとダメでした。↓ジーナ姐さん男前すぎ

  2007年03月23日

  コメント(6)

• 

  ８００万の死にざま

  ジェフ・ブリッジス、アンディ・ガルシア、ロザンナ・アークエットと来てタイトルがタイトルなもんだからやられましたなぁ…どんな残虐映画～と、ワクワクしていたら何の事はない中身は２時間サスペンスドラマに毛が生えたようなもん。ストーリーは勤務中、酒を飲んでいた麻薬捜査官マシュー（ジェフ・ブリッジス）は、丸腰の男を撃ってしまい休職、離婚と続き罪悪感からますます酒に溺れはじめる。　半年の禁酒との戦いで復活したマシューは断酒会のメンバーから、あるパーティーに招待される。そこはヤクで裏の世界で幅を利かせているエンジェル（アンディ・ガルシア）の館のパーティー。　そこでサニー（アレクサンドラ・ポール）という娼婦がこの世界から抜けたいのいと助け求められるのだが…。　ジェフ・ブリッジスが孤独な一匹狼で悪と戦うという設定なのだがどうもいまいちハードボイルドに見えん。過去を引きずるという役は上手かったが…。　サスペンス度は低いしアクション度も低い。う～～ん、アクションを期待していた私にしてみればいいところなし。本当にドラマのような展開。多分ハードボイルドがテーマだったんだろうな…。　せいぜい目に付いたのは新居となるエンジェルのガルディ風館が趣味悪すぎで笑ってしまう。メルヘンに出てくるような家だな…。　それとラスト、マシューとエンジェルの戦い。山にあるエンジェルの屋敷に行くためのトロッコのレール。そこの枕木の間から顔を出しているガルシアが取っても鬼気迫っていて怖いです。この時、一瞬ホラー。お化け屋敷で見たら下手なお化けより怖いと思う。脚本にはオリヴァー・ストーンの名前もあります。アクション映画かサスペンス映画！と先入観がなく見れば面白かったのかもしれない。↓映画の雰囲気は好きだったんだけどね

  2007年03月22日

  コメント(6)

• 

  イン＆アウト

  どんなに綺麗な男と男でもどんなにかっこよくてもビジュアル的にＳＥＸシーンを見せられると辛い。けどこの映画はあくまでコメディなので全然ＯＫ！ストーリーはインディアナ州グリーンフィール高校教師ハワード（ケヴィン・クライン）は３年間付き合っている恋人エミリー（ジョーン・キューザック）と週末に結婚する予定。しかし、ハワードの元教え子で俳優になったキャメロン（マット・ディロン）がアカデミー授与式のスピーチでハワードへの感謝の言葉の後に「先生はゲイ」と発言。町は大パニックになるのだが…。　特に見どころは本当にゲイ臭いケヴィン・クラインの演技だ。ホモに見られないように通販で「男らしくなる」テープを入手して頑張るが不自然に男らしく見せるシーンが笑える。腰を振る踊りも笑えます。　それにしても面白いのはジョーン・キューザックのキレた演技が最高じゃ。綺麗な人ほどこういう演技をしてくれると嬉しくなる。シャロン・ストーンも見習ってもらいたい。ハワードのお母さんも最高です。　マット・ディロンの容姿…金髪に無精ひげはブラピの真似？なんちゃってアカデミーは結構笑える。　ただ、不満なのはハワードは前からゲイだと自覚して隠していたのかそれとも芸能リポーター、マロイ（トム・セレック）にキスされて目覚めたのか、そこら辺が曖昧だったなぁ。↓ハワードはマロイとくっついたんでしょうか…謎。

  2007年03月19日

  コメント(4)

• 

  マネートレイン

  ウェズリー・スナイプスとウディ・ハレルソン。この暴れん坊２人が組むんだからアクションバリバリの映画！！と、思いきや蓋を開ければ中盤ちょっととラストぐらいしかなくてがっくり。ストーリーは幼い頃から一つ屋根で暮らしているニューヨーク地下鉄警察の囮捜査官ジョン（ウェズリー・スナイプス）とチャーリー（ウディ・ハレルソン）。　ある日地下鉄の売上金強奪が連続発生している中、犯人を追い詰めたが失敗。あげくにはチャーリーは同僚に失敗の原因を責められる。　腹立ち紛れにチャーリーは地下鉄売上の強奪を企むが･･･。　どちらかというとジョンとチャーリーの兄弟愛のような友情中心の人間ドラマ色強し。アクション映画だと信じていた私はもう外した感があってガックリ　ハラハラするのもラストぐらいかな？ウディ・ハレルソンがなかなかの駄目男を妙演しています。黒人と白人だが乳兄弟として育った二人は肌の色と同じで性格も対照的とキャラクター作りは良かったと思う。　この映画を見るときはくれぐれもアクションではなく人間ドラマとしてみれば結構面白いかも。　サザエは印象に残っているシーンはアクションシーンではまったくなく、雪が降る街中の兄弟ゲンカの場面くらいかな？↓なんとも中途半端な作品な仕上がり

  2007年03月18日

  コメント(4)

• 

  ダイヤルＭを廻せ！

  ヒッチコック最盛期の頃のサスペンスミステリー。話、設定がしっかり出来ているヒッチコック代表的作品だ。ストーリーはスポーツ用品販売で働くトニー（レイ・ミランド）は美しく金持ちの妻マーゴ（グレース・ケリー）に不倫相手マーク（ロバート・カミングス）がいると知り、遺産目当ての完全犯罪を目論む。　元同校で犯罪者のレスゲイト（アンソニー・ドーソン）に１万ポンドでマーゴの殺人を依頼。自分はマークとパーティーに出かけアリバイを確保しマーゴが殺されるのを待つだけのトニーだったが、逆にマーゴはレスゲイトを殺してしまう。　計画は失敗したかのように思えたがトニーは機転を利かせマーゴは不倫をネタに脅迫してきたレスゲイトを殺したという風に現場に細工をするのだが…。　グレース・ケリーはスクリーンで初めて見たが噂通り美しくて品があるのぉ！殺人を犯してしまった罪の意識で打ちひしがれている姿がまた儚そうで綺麗。　見どころは計算外の突発的出来事にトニーの模索する姿と塗り固めていく嘘、そして破綻が実に面白い。また狭いアパートの一室の空間を隅々まで見事に活用しているところが素晴らしい。　クライマックスのハーバード警部（ジョン・ウィリアムズ）がトニーに仕掛ける罠は鮮やかだしトニーもラストは潔くてスッキリした終わり方。　ただねぇ～、マーゴの死刑が確定した時、マークが話すマーゴ救出の案は確かにマーゴを助けるけど（しかもトニーの犯行を実際見たんじゃないかって言うくらい当たっていたし）でもトニーが仮に無実だったら随分ひでえ人間だ。不貞を犯していたてめーがまず身代わりになれよ！旦那を刑務所、自分はマーゴとお外で自由の身か？ふざけるな～！↓ヒッチコックって結構女の腹の底を分かってるよね

  2007年03月15日

  コメント(10)

• 

  ミッドナイト・ラン

  デ・ニーロの昔の作品なので渋めのアクションかと思いきや、一癖あるデュークとの七転八倒を繰り広げるコメディよりのアクション映画ストーリーは元シカゴ刑事で今は金次第の〈バウンティ・ハンター〉ジャック（ロバート・デニーロ）。　ある日、マスコーニ保釈金融のオーナー、エディ（ジョー・パントリアーノ）に、ギャング、セラノ（デニス・ファリナ）の金を横領して慈善事業に寄付した男デューク（チャールズ・グローディン）を金曜の夜までロスに連れ戻す仕事を依頼されニューヨークへ。　なんなくデュークを見つけ出したのだが実はデュークはマフィアだけでなくＦＢＩにも付けねらわれていて…。。とにかくデ・ニーロは軽い役でお茶目さん。でも、一匹狼という男心擽る設定です。デュークの風呂場の逮捕劇や散々振り回され情けないように思うのだが銃でヘリコプターを撃ち落すなどやる時はやるんです、この親父は。特殊な針金を使ってドアを開けていたなぁ。なんでだろう？この親父がやると本当に開くんじゃないのか？って思うのは。　ＦＢＩとかも乗り出して来るんだがモーズリ（ヤフェット・コットー）が強面なのにマヌケ扱いされてる。ジャックとの同業者マービン（ジョン・アシュトン）との絡みもええ。　ハイウェイとのパトカーの追跡劇シーン、パトカー来過ぎ…。シカゴのバスターミナルでも狙撃手来過ぎ（笑）その後は警官来過ぎ（笑）ウケるけど。　ラストの飛行場の囮警官の多さは「踊る大捜査線」の最終回みたいだ。　デュークがねぇ～、いちいちうるせーんだ。一緒にいたらむかつくかも、いや、飛行機の嘘で完全に嫌いになったわい！　実はこの作品、デ・ニーロがあのデブった「アンタッチャブル」のあるカポネ役の後すぐに作った作品。何ですぐに細くなれるんだ？　デ・ニーロ本人気にいってる作品らしいです。↓この映画でコメディ好きになったのかしら？

  2007年03月13日

  コメント(6)

• 

  ビック・ヒット

  最高に面白くて痛快！鬱憤も吹っ飛びスカッとできるアクションコメディ。キャラクターが下らないんだけどたまらない！ストーリーは　ドジで調子が良く仕事は一流の殺し屋軍団｢パリス」。　その中の気弱で胃弱なヒットマン、メル（マーク・ウォルバーグ）はフィアンセや愛人のために大金が必要となり仲間のシスコ（ルー・ダイヤモンド・フィリップ）が企てた誘拐計画に参加する事に。　富豪の娘ケイコ（チャイナ・チヤウ）を誘拐し父親ニシ（サブ・シモノ）社長を脅迫するが実はケイコの名付け親は自分たちのボス、パリス（エイヴォリ・ブルックス）であり、逆に狙われる嵌めに…。まずは最初の銃撃戦でサザエはノックアウト。メルがめちゃくちゃかっこいいのじゃ～。ブレイクダンスをしながら敵を撃つ。バンジーみたいな事をしながら撃つ。無理な体勢で撃つ！でも当たる（笑）実写版シティーハンター冴羽リョウとはこいつの事だ！！　見どころは全編のスピーディーなアクション｡そして随所にちりばめられたユーモラス｡ダークなはずの職業なのに実生活は間抜けでドジ。そのギャップが最高で笑える。　そしてムカつくけど憎めないシスコがこの映画の鍵。　仕事はメルに全部やらせるくせにおいしい所は持っていく。誘拐計画の首謀者のくせにやばくなったらメルに罪を着させる。最低な奴なのにこいつのノリと間抜けさがどうしても憎めない。タバコを口から落とすスローモーションはゲラゲラ笑っちゃいました。でもやはり殺しは一流。最後のメルとの対決で華麗な動きは見惚れてしまう。（ナイフの使い方もね）　一番むかつくのは愛人シャンテル（リーラ・ロショーン）かも。↓展開もストーリーもテンポが良くてノンストップで楽しめる。

  2007年03月12日

  コメント(6)

• 

  花嫁のパパ

  アメリカの父娘関係ってフランクなイメージがあって「結婚するわ」「いいよ～」でＯＫだと思っていたんだが娘を嫁がせる父親ってのは世界どこでも一緒なのね～。ケント・デリカットが「アメリカの父親はフランクなイメージがあるかもしれないけど実際は「花嫁のパパ」のような父親ばかりだ」って言っていたなぁ。ストーリーはアメリカ、サンマリノ。フィットネスシューズ会社で働くジョージ（スティーブ・マーティン）と妻のニーナ（ダイアン・キートン）の娘、アニー（キンバリー・ウィリアムズ）が建築の勉強をしに留学していたローマから帰ってきた。　だが、突然アニーはローマで出会った情報コンサルタントのブライアン（ジョージ・ニューバーン）と結婚宣言。　まだ２２歳と言う若さと突然の告白にニーナは大喜びするがジョージは戸惑いを隠せず…。多分完璧な男（映画もそうだったが）現れても難癖つけるんだろうな。　感情的なジョージと理性的なニーナの夫婦が見事にピッタリと合ったベストカップル。なんとなく昔の日本人夫妻に多そうな夫婦像だ。　スティーブ・マーティン、バスケのハンドリングが上手いなぁ。ただ、その合間の変な踊りはなんなんだ？　いい味出していたのはやはり結婚コーディネーターのフラーンク（マーティン・ショート）でしょう。カマ臭くとても怪しいキャラクターだった。　娘を嫁にやる複雑な心境がテーマだろうがどちらかというと娘を出すまでの大変なプロデュースさが全面に出ている。　父親の最後の恋人は娘ってのを実感する映画。　アニーの弟役でマット役にキーラン・カルキンも出演している。↓この映画で初めてスティーブ・マーティンを見たかも　

  2007年03月11日

  コメント(4)

• 

  ブローン・アウェイ　復讐の序曲

  爆発シーンが美しい。トミーのセリフ「爆弾は爆発するから美しい」がしみじみ分かる映画（違うだろ！！）　ストーリーは連続爆発事件が起こりボストン警察の爆発物処理部隊のダヴ（ジェフ・ブリッジス）は犯人を割り出した。　アイルランド刑務所から脱獄したテロリスト、ギャリティ（トミー・リー・ジョーンズ）でダヴは愕然とした。　実はダヴは過去ＩＲＡ工作員でギャリティはその仲間。テロ組織を裏切ったダヴはギャリティに狙われ始め…。　でも本当、爆発シーンが圧巻なんですよ。　もちろん見どころはトミー・リー・ジョーンズの狂気的なイカれ演技と変った爆弾の設定だ（これは本当に見どころだ）もちろん執拗なギャリティに妻ケイト（スージー・エイミス）を狙われ復讐に目覚めるダヴもまた面白い。ただなんというか映像が派手な分、話や展開が地味。ラストなどはどうも盛り上がりもなく終わってしまった感じ。　それにしてもジェフは「隣人は静かに笑う」といい、爆発モノがすきなのかしら。特に爆弾魔に狙われる役（笑）↓トミー・リー・ジョーンズ最近悪役しないね

  2007年03月09日

  コメント(2)

• 

  アミスタッド

  　実際にあった奴隷制度を題材に実話をベースにしたスピルバーグの渾身の作品。ストーリーは１８３９年。スペイン人に奴隷として買われ、ラ・アミスタッド号で運ばれていた４４人の奴隷たちが反乱を起こし船員２人を残して皆殺しにし船を乗っ取った。　数ヵ月後、アメリカの沿岸警備隊ワシントン号に捕まった奴隷たちは海賊行為と殺人の罪に問われる。さらに、スペインのイザベラ２世（アンナ・パキン）女王が奴隷の返却を要請。生き残った船員２人も自分たちの奴隷と主張し…。奴隷たちが似たような感じの野性の顔ばかりなので途中までいちばんメインの奴隷シンケ（ジャイモン・ハンスウ）が分らなかった。　見どころは奴隷の人権をまったく無視されている裁判の中、元奴隷で反奴隷派リーダージョッドソン（モーガン・フリーマン）とタパン（ステファン・スカルスゲールド）そして若き弁護人ロジャー（マシュー・マコノヒー）が言葉が通じないシンケとコミュニケーションを図り、徐々にその誠意が伝わっていくシーン。　ジョッドソンとロジャーがメンデ語を覚え、言葉を話せる黒人と通訳におきシンケと会話を交わす場面はちょっと感動。　わけの分らない裁判を２度行っている最中、とにかく自由をと訴え叫ぶシンケが印象的。　白人が奴隷に対する虐殺行為は目を覆いたくなる。だが！船に突っ込まれた奴隷たちがチンチン丸見えでサザエびっくり！！あまりのたくさんのちんちんにサザエ絶句。確かにこれ全部モザイクかけたら画面がモザイクだらけでなにが写ってるのか分からない映像になりそうだけど…でもなぁ…。チンチン多すぎ私は一体何度チンチンチンチン言ってるんでしょう？　ラスト元大統領ジョン・クィンシー・アダムス（アンソニー・ホプキンス）の静かだが熱のこもった最終弁論？も素晴らしいが、泉ピン子に匹敵するあのなげー台詞を喋ったほうが感動的だった。↓自由を勝ち取るとはなんて難しくなんて素晴らしいんだろう

  2007年03月08日

  コメント(9)

• 

  イーストウィックの魔女たち

  ちょっとエロティックだけれど全編を通してコメディが強かったので面白かった。今思えばなんて豪華なキャスティング。ストーリーは魔女伝説が残るニューイングランドの小さな村イーストウィック。そこに住んでいる音楽教師ジューン（スーザン・サランドン）彫刻家のアレックス（シェール）ジャーナリストのスーキー（ミッシェル・ファイファー）の３人の美女。美貌はあるが揃いも揃って男運なし。　そんな３人の前にダンディな男デイル（ジャック・ニコルソン）が現れ･･･。　しかし子供の時に見たが、３人の美女がジャック・ニコルソンのことを「セクシーでダンディでハンサム」と言っているのだが、どこが？と思ったなぁ。え？ジャック・ニコルソンって黙ってればハンサムで魅力的なんですか？私はもう黙っていてもシャイニング親父にしか見えないんだけど怖い面してる親父じゃないかと思ったんだけど皆はどう？おまけに映画の中では素晴らしくおちゃっぴーな服は着ているわ、怪しい行動をしてるわ。　見どころはラストの３人によるデイルへの仕返し。ロウ人形を作り針を刺し、クッションの羽根で行く手を阻み、アメリカンチェリーゲロ攻撃が凄まじい（笑）　魔女たちの中にね１人本物の魔女がいるんですよ！誰ってシェールなんですけどね。どこがって顔がなんかありえねー顔の作りなんだもん。天然魔女顔じゃん！「私は魔女よ」と目の前に現れたら信じちゃうもん　でもこの映画コメディなことはコメディなんだが４角関係になったりちょっとしたエロさがありますのでおこちゃま（小学生以下）は見ちゃ駄目でちゅよ。って言っても私が見たのがドキドキした子供時代だったので今見たらなんとも思わないのかな。↓悪魔の世界でもやっぱり女が強し？

  2007年03月07日

  コメント(10)

• 

  ウォール街

  熾烈なマネーバトルを舞台に金に奔流され深みに嵌って行く主人公の人生を描いた金融ドラマ。ストーリーは１９８５年、世界経済の中心、ウォール街にあるJ・スタイナム社で証券マンとして働くバド（チャーリー・シーン）は夢は一攫千金。アメリカンドリームの象徴の大富豪成金ゲッコー（マイケル・ダグラス）のようになりたいと夢見るバドはブルスター航空の作業員として働いている父カール（マーティン・シーン）に聞いた航空会社の情報をゲッコーとの面談で利用し気に入られる。　実業家として成功のコツをゲッコーに教えてもらいながらもインサイダー行為を要求され…。　マイケル・ダグラスが成り上がりで叩き上げの野心家という脂ぎった役がめちゃ似あっていた。おでこも脂ぎっていたな。マイケル・ダグラスはこの役でアカデミー主演男優賞獲得。　朝の海を背景にゲッコーがガウンに携帯電話…しかし時代は物語る。携帯電話でけぇ！　　非情で冷徹な実業家の怪物ゲッコーを相手に若造のバドが右往左往しながらも歯向かう姿が勇ましい。クライマックスの裏切りや立場の逆転、二転三転する展開はストーリー的に無理がない、壮絶な男達の戦いは見ているこっちも呑みこまれそうなほどの迫力でスリリング！シビアなラストも気に入った。　チャーリー・シーンとマーティン・シーンの親子演技が見れるなんて最高だ。実生活もこういう親子だったら憧れるのぉ。マーティンが懐のデカいいい親父役なんだよ。男にはたまらん父親像だな（私は女だが）　ゲッコーの愛人役でダリアンをダリル･ハンナが、バドの大学時代の友人ロジャーにジェームス・スペイダー、ゲッコーのライバル、ワイルドマンに怪優テレンス・スタンプと実力派俳優も名をつのらせている。　↓ゲッコーとバドのランチシーンで出てきた肉がでけー！厚～い、食いてぇ～！

  2007年03月06日

  コメント(12)

• 

  ワンダとダイヤと優しい奴ら

  素敵だわ～、ジェイミー・リー・カーチスったら！またまた峰不二子発見だ！男を手玉に取り放題。すぐに裏切ろうとする所などソックリ！ケビン・クラインがルパンに見えてくるね。ストーリーはイギリスはロンドンのハットン・ガーデンズ。ダイヤモンドハウスに強盗に押し入ったボス、ジョージ（マイケル・パリン）ワンダ（ジェイミー・リー・カーチス）オットー（ケビン・クライン）ケン（トム・ジョージソン）。オットーはワンダのために兄と偽りグループに入りダイヤモンドを独り占めしようと強盗の犯人はジョージだと通報。ケンは逮捕される。しかし、安全のためにケンは金庫からダイヤを移していた。　なんとか情報を聞き出そうとワンダは法学生の振りをしてケンの弁護士アーチ（ジョン・クリース）に近づくが…。外国語を聞いて欲情するワンダがわからねーけど。とってもオシャレなバックをお持ちですわ。隠しカメラ付ですもの！　キャラクターがとてもいいです。ケビン・クラインなんてキレまくってます！自分の脇は嗅ぐわ、ワンダのブーツの匂いは嗅ぐわ。ノリが下品なロビン・ウィリアムズって感じなんだよ。これでアカデミー助演男優賞貰ってるんだから審査基準が分からない　何度も暗殺を試みる動物好きのケンが犬ばかり殺してしまうのがブラックで笑えます。　アーチの見知らぬ家族の前で裸で踊りまくっている姿に大笑い。　はちゃめちゃドタバタコメディだがラストは綺麗にまとまっていて良し。↓悪ノリやブラックユーモアが好きな人はどうぞ

  2007年03月06日

  コメント(6)

全836件 (836件中 51-100件目)

< 1 2 3 4 5 6 7 ... 17 >