あなたが寝てる間に…
ラブ・ストーリーが苦手なサザエが友人なおにビデオを借りときながら半年以上も見なかった、いわく付きの映画。そろそろ返そうかなと思い、見たら面白かった(←バカ)ストーリーはシカゴのアパート暮らしのルーシー(サンドラ・ブロック)は地下鉄の改札で働いている。 イヴも出勤した彼女の前に毎朝見かけるが口もきいた事がない憧れの彼ピーター(ピーター・ギャラガー)がホームに落下。助け出すも昏睡状態に陥った彼に付き添っていたルーシーは彼の家族に婚約者だと勘違いされてしまう。 食事に招待されるがピーターの弟ジャック(ビル・プルマン)はルーシーを訝しむ。そして嘘はどんどんでかくなり・・・。本格的なラブ・ストーリーは苦手だけどこんな感じのコメディ要素が強い映画は大丈夫。小さな嘘がどんどん大事になり周りの人がいい感じで勘違いして言えなくなり最後の山場で告白はありがちだけど、キャラクター一人一人に味がある所為かすんなり見れた。特にピーターとジャックの大家族が温かくて楽しくて素敵。さり気に昏睡状態のピーターとジャックの兄弟の仲の良さも窺える。祖母のエルシー(グリニス・ジョンズ)、父オックス(ピーター・ボイル)、母ミッジ(ミコール・メルキュリオ)たちみんながルーシーを気に入り家族という温かさを忘れていたルーシーの心を和ませるシーンは微笑ましい。また、ルーシーとジャックの雪道の散歩はお互いが気になり始めてるがどうにもできないもどかしさがもう見ていてキューンと切なくなる。その後に眠っているピーターにジャックが「兄貴を羨ましいと思ったことはなかった…いままでは」という言葉にさらにドっキューン!あれ?変だな地味なビル・プルマンがかっこよく見えてきたぞ?最後がちょっと安易なエンディングに感じるのが否めない。2人の男の間で気持ちがぐらつくサンドラの演技も○。と、言ってもピーターが起きる前にもう心変わりはしてるけどね(笑)↓サンドラが天涯孤独で恋人がいないってのがちょっと説得性がないけどね