言葉の相談室part2(自閉的な子たちの間)
昨日の言葉の相談室の続きです。モモの現在のかんしゃくやちょっとしたこだわりなど気になることを質問しましたが、「少し自閉について知識があると保育園で2歳児クラスをみたら、一見みんな自閉傾向かと思うわよ」と言われました。それぐらいこの時期、クレーン、1列に並べる、かんしゃく、こだわりが健常の子達にもいっぱいでるのですがしばらくやると消えていくようです。そして、決定的に違うのはコミュニケーションの力だそうです。コミュニケーションの力を見るときに「間」をみる事があるそうです。自閉症スペクトルの子供達は独特の間があるそうです。というか間がない(少ない)のだそうです。(少しずつ育ってくるようですが)「間」というのは、たとえば、定型発達の子だと滑り台をすべり終わった時にニコッと(上手にできたでしょ?などの顔をする)して親の顔をみてから再度すべりに行ったりするのだそうです。このニコッが「間」なんですね。自閉的な子は、滑り終わるとすぐさままたすべりに行く(つまり、滑り台しか眼中にないわけです)人と共有する「間」がない(少ない)わけですね。また、最後のパズルをはめた時に、「やったー」とか、ニコッという間を置かずに、いきなり立ち上がってどこかへ行ってしまうなどの行動がみられるそうです。その話を聞いてアオはまさにそういう感じだなと思いました。アオに慣れている私なんて、滑り台を降りるたび、「もう1回」などと、言いにくるモモをみると、わざわざ言いに来るもんなんだなあと不思議に思ってしまいます。でもそんなアオも最近は少しずつ、先生のいう「間」を感じる行動をうっすらですが、するようになりました。それはコミュニケーションの力が育ってきているのでしょうと言われました。その時近くにいる「人」を意識し始めたという事のようです。ついつい言葉そのものに親は気持ちがいってしまいがちですが、人を意識したコミュニケーションの根本からすれば、この「間」を持つということは、それより大きなことなんだろうと思いました。