植物にいやされて＊園芸日誌＊

とくダネ！(2007/3/22放送）より
タミフル「制限」で大混乱・・対処策は？

非常にまれな年齢による使用制限が行われたタミフル。
全国のインフルエンザの患者の中で
タミフルが使えなくなった１０代は一体どの位いるのか？
厚生労働省の最新データ　今シーズンは（去年９月～今年３月第１週）
１０～１９歳は　２９．７％　約８万３千人
　０～９歳は　４９．９％
２０～３９歳　１１．８％
４０～５９歳　６．３％
６０歳～　２．４％
奇しくも今年はインフルエンザの流行が遅く
２月には入り右肩上がり　今がピークとなっている。
終業式・卒業式など人生の大事な節目を迎える学生が多いが
タミフルが飲めないがために出席できないという人もいるのでは・・・

現役内科医の話
１０代への投与はしないようにということではなく
もっと詳しくどういうケースを除いてか
と言うことをはっきりさせて欲しい

インフルエンザの治療薬タミフルを服用した患者が
ビルから飛び降りるなど異常な行動が相次いでいる問題。
昨日未明　厚生労働省はタミフルの
１０代患者への処方を原則中止とするよう指示したことを明らかにした。
しかし　厚生労働省は　
タミフルと異常行動の因果関係は否定的であると考えている。

関係がないのなら禁止する必要はないのではないか？
否定と否定的は違う。
問題は非常に難しいのだ。

タミフルの服用で子どもを失ったとされる遺族は
小学生でも保育園でも異常行動はある。
全員を対象にして欲しいと強く要望している。

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広く使われていた薬が突然の「処方原則中止」となる異例の事態。

医療現場では
・患者はみんな知っていて　敏感になっていた。
・この間まで１０代だったけれど本当にそれで大丈夫と聞かれたら
　全然データもないので絶対大丈夫とは言えなくなる。
　１０代への投与はしないようにということではなく
　もっと詳しくどういうケースを除いてかをハッキリさせて欲しい。

患者側では
１０代意外なら安全なのかと言う声が上がっている。
・５歳の息子がインフルエンザと診断されたある女性は
　「怖いことはしたくない」とタミフルの処方は拒否していた。
・別の女性は　小児科の医師は今年はあまりタミフルを出さないが
　熱が４日も続くと飲ませたほうがよかったのかとも

厚生労働省は　タミフル服用後　飛び降りるなどしたケースで
未発表だった異常行動を９件を発表した。
また　成人７例も異常行動　うち３人は死亡しているという。

～厚生労働省のタミフル服用の対応～
２月２８日　少なくとも２日間　患者を一人にしない
昨日未明　　１０代への使用制限　⇒　因果関係は否定的

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タミフルは２００１年に使用が始まった時には
当時流行していたインフルエンザ脳症の特効薬として使用された。
インフルエンザ脳症は５歳未満の子どもがかりやすい。
脳症にかかってしまうと致死率は３０％　後遺症率は２５％
半数以上が不幸な結果となってしまうため
１０歳未満の子どもにはまだ服用を認めているのではないという分析もある。

こうした申し送り事項はあまり例がないが・・・　
百日咳の予防接種を受けてショックで亡くなった方が２人いた。
厚労省では１９７５年に百日咳のワクチンの使用を中止を決めた。
すると翌年から百日咳による死亡者が急増した。
急遽　ワクチンを復活させたが　
風評によって受けたくないということで
最大時には４１人もの死者がでた。
こういうことがあったので厚生労働省も因果関係がハッキリするまでは
１００％使用を中止することは決断がだせないのではないかという話も聞かれた。

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タミフルはこの６シーズンで日本人延べ３千５００万人が服用した。
その効果は？
インフルエンザ完治までの時間（臨床成績）
・偽薬　　　９３．３時間
・タミフル　７９時間
偽薬というのはカプセルの中に小麦粉などを入れ
それをタミフルだと言って飲ませた。
その差は約１日だった。
たかが１日されど１日で　日本人のライフスタイルにはマッチしていた。

昨日　インフルエンザと診断された男の子の処方箋は
・熱を下げる薬
・痰を出しやすくする薬
・呼吸を楽にする薬
・炎症を鎮める薬
・出血を抑える薬
・口やのどの殺菌消毒する薬
通常だったらここに　抗ウイルス剤「タミフル」だった。
これで２０００年までの投薬とほぼ同じになってしまった。
日本人のインフルエンザ患者の３割・１０代がタミフルが使えなくなった
ということは医療技術してみると
後退してしまうのではないかという現場の声もあった。

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厚生労働省　インフルエンザ脳症研究班　根津敦夫医師の話

タミフルを使っても使わないでも完治するのに１日しか違わないのか？
内服して２日ぐらいで熱が下がる患者いるが
統計で結果を出すとそういうことになる。

タミフルの一番いいところは？
小児科医の立場で言えば　熱が早く下がる
内科医の立場で言えば　老人の肺炎で亡くなる患者を減らすことができる

１０代に使用制限がついたことには？
実際に異常行動が事故に結びつく年代が１０代であるという見解なので
他の年代にも異常行動はあるはずだと思うが
実際の事故に結びつくというところで　こういう結果が出ているので
１０代に関しては制限したいのが厚労省の意見だと思う。

１０代に使用制限がついたことで致死率が高まることは？
１０代から５０・６０代くらいまでは　
今の日本人の体力でインフルエンザの肺炎で命を落とすことはほとんどない。
インフルエンザで亡くなるのは５歳未満か７０歳以上の老人。

１０代以外の制限に関しては？
非常に難しい問題。
抵抗力が非常に弱いとかいろんな患者がいるので
使い道は残さないといけない。
２０代で使うにも注意深く使う。
もともと風邪で意識がおかしくなる譫妄状態がある。
特に夜おかしくなる夜間譫妄は
タミフル意外にも起こすことがあると言われているので
とにかく注意して薬を使う。

タミフルと副作用の因果関係の証明は難しい？
１０代の使用を中止して異常行動の子どもがいなくなれば証明できる。
厚労省の調査だけだとある一定の施設だけになるので把握が十分でない。
発売前の９９年の年でも異常行動を起こした子どもは数十人いた。
タミフルはこの３年間で２０～３０人の子どもが
事故を起こしたと言われるが実際にはもっといるはず。
過去にインフルエンザが流行った年を想像するともっといるはず。
タミフルによるものかそうでないのかは
これで中止をして全くいなくなるかどうか。
これを検証することが一番確実な検証となる。

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ブログを書いた後のニュースで！！
厚生労働省は「服用との因果関係に否定的だった」
という　これまでの見解を撤回していました。
「因果関係は白紙」

死亡例以外にも多数、飛び降りたり転落したりする
異常行動が明らかになったうえ、
こうしたケースの内容を調べず、判断材料にもしていなかったことを重視した。
今後、すべての転落事例などを調査して、新たに判断し直すという。

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