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カテゴリ:インフルエンザ・風邪・ノロ・肺炎・麻疹
風邪に負けないスペシャル (2011・11・6放送)より
防ぐぞ!治すぞ!セルフメディケーション 遅くなっちゃいましたが 続きです。 土田家の風邪予防法 「室内の湿度を60%に保つ」 加湿は非常にいいこと ウィルスは乾燥や寒さを好む⇒冬に流行 乾燥はのどや鼻にとっても重要 ウィルスが鼻から入って粘膜につく 繊毛に粘液があってウィルスを排出しているが 乾燥してしまうと粘液が少なくなって繊毛の動きが鈍くなる するとウイルスを排出できなくなり ウイルスが細胞の中に入ってしまう こうして風邪を引いてしまったら多くの人が頼りにするのが風邪薬 これも知っているようで知らないことだらけ いつもの薬だからと言うだけで選んでいませんか? 知っておきたい薬のこと 例えば 風邪薬の裏箱に 鼻 抗ヒスタミン剤 のど プロムヘキシン塩酸塩 熱 アセトアミノフェン 抗ヒスタミン剤はひとつのグループ名 のどというのは去痰剤(痰を出しやすくする薬) 総合感冒薬と呼ばれるものは 鼻水を止めるもの あるいはのどにいいもの あるいは熱や痛みをとってくれる これらの症状にあったものが入っているのが風邪薬 症状が重なっている場合は総合感冒薬を選ぶ 風邪の症状の現れ方 のどの痛みから始まって くしゃみ 鼻水 鼻づまり 発熱 咳 痰 順に重なって現れることが多い これから現れる症状があることもあるので総合感冒薬が効果的 早めに市販薬を飲む⇒症状の悪化を防ぐ 特に去痰剤と呼ばれるものは痰を出すことによって よりひどくなるのを抑えてくれるので 単なる症状を抑えるだけでなく重篤化するのを抑えてくれる セルフメディケーションと言う自己治療は それを早く対応することによってひどくなるのを抑えていく さらに早めに市販薬を使って治すことで 国の医療費も削減できると言う研究者もいる 風邪をこじらせると完治に時間を要して かえって医療費を増やしてしまう 早期発見 早期治療 予防に勝る良薬なし 意外と知られていない医療費控除 OTC医薬品(市販薬)も医療費控除の対象になる 薬を買った時にはレシートをとっておいて医療費控除に使う (ちなみに我が家も毎年使っています!!) 質問)インフルエンザでも風邪薬を飲んだほうがいい? インフルエンザに関しては病院へ インフルエンザは市販薬で治る病ではない 早めに病院に行くことが大事 インフルエンザと風邪の見分け方は? <季節性の風邪> 速度⇒徐々に進行 症状⇒鼻水・鼻づまり・のどの痛み・せき 発熱⇒平熱~38度 <インフルエンザ> 速度⇒急激に進行 症状⇒発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛 発熱⇒約38度~40度 感染拡大!意外な新事実 インフルエンザはどうやって広がってくのか? 医師の調査のきっかけとは・・・ 子どもがインフルエンザを発症 子どもは治療を受け症状が治まり登校 しかし4日後 母親がインフルエンザを発症 子どもはすっかり治っていたのになぜ母親に感染したのか? 疑問に思った医師は校医を勤める学校で感染の広がり方を調査した あるクラスで感染の広がりを席ごとに調査 一人の生徒がインフルエンザを発症 その3日後 周囲に感染者が出始め 4日目 5日目 驚くべき速さで感染が広がっていった 飛まつで感染が広がっていくのは一番多い ウィルスはくしゃみや咳による飛沫感染で広がっていた さらに子ども同士の感染の早さには理由があった 大人は何回かインフルエンザにかかっているので ある程度の免疫はできている 子どもの場合はかかっていないことが多いので ほとんど免疫がないためうつりやすいとことが言える 子どもは免疫力が低く感染しやすい 学校全体の感染率40%以上 数日後 症状がおさまり学校にも行き始めた子ども しかし なぜかこの後母親に感染した 治ったはずの子どもからなぜ感染したのか? 医師の調査である事実が判明した 大人と子どものウィルスの残存率を比較すると 子どもの方が長くウィルスが体の中にいる 子どもは熱が下がってから2日経過しても 60%以上ウィルスが残っていた その子どもから他の家族にも感染する可能性がある 熱が下がって元気になって大丈夫だと思って 接触しているとまた感染を起こす 調査の結果 家族内感染は通常感染の2倍以上 インフルエンザ 感染拡大の鍵を握るのは子どもだった 質問)ウィルスに触れるとどのくらいで感染するのか? 手に触れただけでは感染しない 手についたウィルスで鼻などをこすって それを吸ってしまいウィルスが粘膜につくと 数時間で細胞に入ってしまう 細胞に入ると8時間位で1個のウィルスが100個ぐらいに 16時間位で1万個 24時間位で100万個になり発症 他の人にも感染する 感染予防について 質問)くしゃみや咳の飛沫は何メール飛ぶ? 飛沫は2メートル飛ぶ 感染しない・させないためにマスクをすることが重要 <正しい手の洗い方?> まず手の平を合わせて洗う 次に手の甲 そして指先 あとは指の間 特に親指をしっかりと洗う 最後に手首を洗う <インフルエンザワクチン> 感染を予防するために打っていると思っていませんか? 実は違うんです! これまでのワクチンは感染を予防するためのものではない? 重症化を防ぐものだった 従来型ワクチンは肺炎予防ワクチン インフルエンザが重症化して肺炎になった時 非常に効果がある 今 多く人たちが望んでいるのは そこまで重症にならなくても とにかく感染をしないようにしてくれ そういうワクチンを望んでいる そこで注目されているのがこれまでの注射ではなく なんと鼻からスプレーするだけという 夢のような次世代ワクチン 現在のワクチンは抗体というインフルエンザウィルスと闘う 物質を血液中に作るもの つまり感染してウィルスが体内に入った段階で抗体が働き ウィルスと闘うという仕組み これに対して現在 研究・開発に取り組んでいるのが 感染そのものを防ぐワクチン それは経鼻接種のインフルエンザ粘膜ワクチンしか 今のところ方法はない 経鼻ワクチン 鼻からスプレーし 鼻の中や気道の粘膜に直接 ウィルスと闘う抗体を作るワクチン インフルエンザウィルスを吸い込んでも 感染する前に入り口で撃退 こうしてインフルエンザを予防することができるというが しかし開発には大きな問題が立ちはだかっていた 鼻の粘膜には抗体ができにくいのだ できにくいところにワクチンを作ろうと言うと 非常に刺激的なもの そういう場合には副作用のリスクがある 効果が強いワクチンは副作用も強い ではどうすればいいのか? 医師が考えたのは肺の中にある物質を使うことで 副作用のリスクを軽減 もともと体の中にある成分ならば副作用も少ない ただ人の肺からたくさん取ることはできないので その生体成分を分析して人工合成することに成功 現在 研究開発は最終段階にあるという そしてこのワクチンにはさらなる可能性を秘めている 今後は風邪 例えばRSウィルスや ライノウィルス アデノウイルスといった 風邪のウィルスに対しても応用可能で 21世紀のワクチンは 経鼻接種のワクチンでなければならないと思っているそうだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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