|
カテゴリ:心・あがり症・摂食障害・うつ・帯状疱疹
カラダのキモチ(2007/3/25放送)より
新生活の不安解消「あがり症改善法」 多くの人が新生活のスタートをきる4月。 精神力を鍛えるため厳しい社員研修を行う会社も。 強い精神力があれば ここ一番であがってしまい 大失敗なんてこともなくなりそう。 でも 実はあがるという症状は本来動物が持つ本能的なものだった。 例えば 迫り来るトラの気配を察知し スグに逃げ出せるようにカラダを緊張させる鹿。 この鹿の状態が人間が あがっている状態に近いのだとか。 追い詰められる鹿=あがっている人間 筋肉に力が入る=俊敏な動き 心拍数が増える=血流を増やし筋力増加 荒い呼吸=酸素供給増加 精神医学の専門・医学博士・貝谷久宣先生によると 人間も動物なので本能的な状態が出る。 人間の場合は生命的危険よりも社会的生命の危険。 社会的生命の危険 それを特に感じるのが 入社、入学、転勤などがある4月。 環境が変わる時期。 ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ ~あがり症のメカニズム~ 扁桃帯という脳にある不安を感じる中枢がある。 ここで不安を感じると自律神経を刺激。 自律神経とは無意識にカラダをコントロールする神経で 「発汗・鼓動・呼吸など」 この自律神経が乱れると意識とは無関係にカラダに様々な症状が出る。 でもこれは悪いことばかりではない。 あがることは やる気を駆り立てるので 上手にやるにはある程度あがる必要もある。 ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ ~トップアスリートのあがり症改善法~ アメリカンフットボールの河口選手 「経験を重ねる」ことが「心」を鍛えるという信念のもと 緊張から逃げださいことで多くの経験を積んだ。 もう1つの改善法は 即効性が有り驚くほど単純なもの。 「丹田」に力を入れるだけ。 「丹田」とは おへその下に力を入れたとき一番硬くなる場所。 緊張するとよく肩の力を抜けというが力を抜くのは非常に難しい。 かわりにどこかに集中して力を入れる。 ・多くの経験を積む ・丹田に力を入れる メンタルトレーナーの田中ウルヴェ京さん シンクロで小谷さんとペアを組み銅メダルを獲得した元オリンピック選手。 「やるべきこと」ではなく「やれること」をやってきた。 日記をつけることで自分の性格を把握。 ↓ あがってしまう状況を全て想定。 ↓ イメージの中で解決する。 ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ 「あがり症改善法」 ・ソーシャルスキルトレーニング 様々な状況での対応策を学ぶことで不安の軽減をはかる改善法 ・認知補修法 劣等感などの思い込みを客観的な立場から修復していく改善法 ・イメージトレーニング 成功や失敗の場面を細かくイメージすることで 現実でも対応できるようにする改善法 (田中ウルヴェ京さんの改善方法はこの方法) ・エクスポーシャー あえて苦手な状況に身をおくことで 不安や恐怖に慣れていく改善法 (河口選手の改善法はこの方法) ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ ~有名人のあがり症対策~ ・和田あき子さん・・・レイチャールズの写真 尊敬するレイチャールズの写真に成功をお祈りする 私にもできるという「自己暗示」であり「認知修正法」 ・鳥越一郎さん・・・合唱部 大学時代に あえて苦手な人前で歌う合唱部に入部した 「エクスポージャー」場を踏んで不安解消 ・ゴルフの宮里兄弟・・・常に同じスケジュールでラウンドを迎える イメージトレーニング+ソーシャルスキルトレーニング ・卓球の愛ちゃん 辛い経験を乗り越えた過去を思い出し「今回も大丈夫」と思い込む イメージトレーニング+認知修正法 ・黒澤年雄さん・・・ありのままの自分をさらけ出す 自分はこれ以上でもこれ以下でもない 全てがプラス思考 ・三宅祐司さん 十分に稽古をして披露したいと思い込む 自信に満ち溢れた人のプラス思考のかたまり ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ 「鎌倉山クリニック安心堂」で行われていたのは「座禅」 ゆっくり息を吐くことが副交感神経を安定させる。 座禅は精神鍛錬だけでなく あがり症改善のカギをなる 呼吸法を学ぶためにも効果的なのだ。 私たちが緊張した時 自分の意識とは無関係に 震えや発汗が起き 脈拍が速まり 呼吸が荒くなるといった症状が出る この中で唯一自分でコントロールできるのが「呼吸」 呼吸を正常な状態に戻すことが 一連の他の症状も抑えられる。 結果 落ち着きを取り戻せるという。 脳「不安」⇒心臓「激しい」⇒呼吸「乱れる」 脳「リラックス」←心臓「正常」←呼吸「正常」 息を吐いているときは脈拍も下がる。 ということは 息を吐く間を長くしたほうがよい。 重要なのは「腹式呼吸」 誰でも出来る「腹式呼吸法」 1)腕を上げながら大きく息を吸う 2)ゆっくり息を吐きながら手をカラダごと前へ倒す ⇒自然に腹式呼吸になる ポイントは息を長く吐くこと 10回以上続ければ効果的 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.25 23:04:55
コメント(0) | コメントを書く
[心・あがり症・摂食障害・うつ・帯状疱疹] カテゴリの最新記事
|