夫婦で気づく! うつ病完全対策スペシャル
対処のポイント(3)
様々な戸惑いや失敗を乗り越えながら、病と闘っていた貂々さんと昭さん。
幸いその後、自殺を図るような大きな騒ぎはなかったものの、
日々のグチは相変わらず・・・
マイナス思考にとらわれた患者さんが毎日のように口にするグチ。
あなたなら、どう対処しますか?
【貂々さんの場合】
「もうこのまま治らないんじゃないかな…」
「ボクはもう、ダメ人間のままなんだね…」と、愚痴る夫に
「そうかなあ」「そんなことないと思うよ」と一歩距離を置き、
聞いてはいるものの、それほどまともには取り合わない客観的な受け答え。
この対処は、どうなのでしょうか?
【先生からのアドバイス】
とてもよい。
寄り添いすぎず、突き放さない、
つかず離れずの距離感を持って対処するのがとてもいい。と先生は言います。
家族がやってしまう誤った方法
過度に励ましすぎる
同情しすぎる
突き放してしまう
さらに先生は、貂々さんがやったことで
回復のために効果的だったことを指摘しました。
それは・・・「日記」
どんな小さなことでも、日記をつけて
客観的に自分を見つめることで「何もできない」というのは、
自分が勝手に思いこんでいただけと気づきはじめるのです。
ポジティブな思考に変わるきっかけになる。
◆その後…
こうして、夫婦で力を合わせてうつ病を克服した、貂々さんと昭さん。
その後、お子さんも授かり、今では家族3人、元気に暮らしています。
死にたいと考える「希死念慮」は病気の時だけあらわれる症状。
仲の良い友人を家に呼ぶのは?
元気に友人と自分を比べて抑うつ気分が悪化する可能性がある。
外出するのは?
気分転換にはいいが 抑うつ気分が悪化する可能性もある。