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カテゴリ:メタボリックシンドローム
きょうの健康(2007/4/2放送)より
内臓脂肪を減らせ「まず体重を5%減らせ」 厚生労働省の調べで日本人の 成人男性30.9%、成人女性22.7%が肥満。 あわせると実に2700万人の人が肥満という現状。 肥満は容姿だけでなく健康に影響を及ぼすので重要。 ~肥満は万病の元~ 肥満 特に内臓脂肪は 糖尿病、高脂血症、高血圧などを 起こしやすく肥満は非常に危険ということがわかっている。 肥満の判定基準(日本肥満学会) BMI(体格指数) 25以上 BMI=体重÷身長 150cm⇒56.3kg以上が肥満 160cm⇒64kg以上が肥満 170cm⇒72.3kg以上が肥満 脂肪が蓄積した状態になる 特に内臓脂肪が大きな悪影響を及ぼすことがわかっている 脂肪のたまり方には皮下脂肪と内臓脂肪がある 皮下脂肪は皮膚とお腹の筋肉との間にたまる脂肪 関節障害を起こしやすい ゆっくりたまるがなかなか減らない脂肪 内臓脂肪は腹腔の中にたまる脂肪 内臓脂肪は皮下脂肪に比べてたまるのも早いが減るのも早い 食事療法、運動療法で効果があるが たまってくると生活習慣病を起こし危険な肥満といわれている ~内臓脂肪が起こす病気~ 糖尿病、高血圧、高脂血症 動脈硬化、脂肪肝炎 脳卒中、心筋梗塞 など 内臓脂肪はなぜ病気の原因になるのか? 内臓脂肪は脂肪細胞の中に中性脂肪がたまっている しかし中性脂肪をためるだけではなくて ここからいろいろな物質を放出することがわかってきた ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ ~内臓脂肪の生理活性物質~ 内臓脂肪が増えると悪い物質が増えて 善い物質が減る 肥満で減少「アディポネクチン」 ・糖尿病・高血圧、高脂血症を予防 肥満で増加「TNF」「PAI-1」「アンジオ テンシノーゲン」 ・糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、高血圧の原因 ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ 内臓脂肪とメタボリックシンドロームの関係は? メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群) ・腹囲 男性85cm、女性90cm かつ ・血清脂質異常、血圧高値、高血糖のうち2つ以上に該当 女性のほうが腹囲が大きいのは女性は内臓脂肪だけでなく 皮下脂肪もたまるためこのようになっている。 また 身長によって診断率は変わらないので腹囲で考えれれる。 ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ 体重を減らすことによってリスクは減ってくる。 ダイエットを行うときはいくつかの段階を踏んで行うのがよい。 ~2つのダイエット~ 第1段階 ・内臓脂肪を減らす⇒生活習慣病を予防・改善 第2段階 ・皮下脂肪を減らす⇒より健康に 目標は 現在の体重から5%体重を減らす! 5%というのは体重だけでなくカラダの中の 脂質・血糖・血圧などを改善する <44歳男性171cmの例> ダイエット前⇒ダイエット4ヵ月後 体重:84⇒80 総コレステロール:241⇒219 中性脂肪:862⇒350 空腹時血糖:170⇒140 *薬を使わずに体重を減らしただけでこれだけ改善した 食事・運動が薬以上に重要で 最近ではまず食事療法、運動療法をして それから薬を飲んでの治療が始まるようになっている 今日のポイントは(東京逓信病院部長 宮崎 滋 医師) 「まず5%からスタート」 まず体重を5%減らすことによって内臓脂肪が大きく減少する 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 以前に同じ先生が言っていた「内臓脂肪を減らすポイント」 内臓脂肪を減らすポイントは? 体重や腹囲を毎日量る 内臓脂肪は内臓の周りにつくため、たまると腹囲が大きくなる。 体重だけではなく、おへその周りの腹囲も毎日測って、 自分の現状を知ることが大切。 成果が数字として目に見えるので、励みにもなる。 1日3食を規則正しく食べる 食事は栄養バランスのよい、低エネルギーのものにし、 1日3食規則正しくとる。 食べすぎないように腹八分目でとどめることが大切。 間食は控えるようにし、 寝る前や就寝中はエネルギーが消費されにくいため、夜食も控える。 日常的に運動するように心がける 「近い所へなら自動車に乗らず歩く」 「エレベーターではなく階段を使う」など、 日常的に体を動かすように心がける。 さらに、1日30分程度のウオーキングを週に3回程度行うなど、 運動を積極的にするのもよい方法。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.09 21:58:15
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