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カテゴリ:花粉症・アレルギー・鼻
とくダネ!(2007/4/16放送)より
食物アレルギーと向き合う学校給食!その現実と課題を追った。 「きょうの疑問」学校給食に今 求められてる対策は? 文部科学省学校教育健康課の調査で 特定の食べ物で呼吸困難などの症状を引き起こす 食物アレルギーの児童・生徒が 1クラス当たり平均1人いることがわかった。 この疾患を考えた学校保健の取り組みを 進めていかなくてはいけない状況であることがあきらかになった。 食物アレルギーに苦しむ子どもたちが増える一方 アレルギー成分を含む食材の数も増え続けている。 岡山県のある学校給食センターでは・・・ アレルギーを含む40品目の中から 1日の給食で平均7~8品目にアレルギー成分が入っており 1日もアレルギー成分が入っていない日はないという。 以前から多かった卵や牛乳に加え 最近ではバナナ・リンゴ・キウイ・オレンジ・桃などでも アレルギー反応を起こす人が増えつつあるという。 こうした状況を受けこの給食センターでは 今月からインターネットで献立をの成分を公開するなど 新たな取り組みを始めた。 ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ 食物アレルギーのある子どものために 医師の診断等に基づき配慮してる(小学校)は84.1% 食物アレルギーへの具体策 ・献立表に使用食材等を表示 67.1% ・弁当(給食を食べさせない)24.5% ・除去食(アレルギー食材を取り除く)58.1% ・代替食(栄養価がほぼ同じ別の食材に変更)20.8% 除去食で対応するのか代替食で対応するのか ここの差によって子どもに与える影響は大きく変わってくるそうだ。 ◎∞――――――――――――――――――――――――――――――∞◎ 長野県松本市のある小学校のA君の場合 クラスで生徒が配膳する中 1人で職員室に向かうA君。 職員室で給食を受け取って教室へ A君は1歳から食物アレルギーの症状が出始めた。 牛乳・卵・小麦粉・鶏肉など多くの食材が食べられない。 しかし ここでは他の子どもとほぼ同じメニューの食事を 一緒に摂ることができる。 学校給食法ではその目的について 栄養の改善などの他に 集団での食生活を通じて人間関係を学ぶ 教育効果も期待されている。 松本市は食物アレルギー対策の先進地域。 給食センターにアレルギー室を設置し 対策を始めたのは1999年。 それから8年 給食を取り巻く環境と アレルギーへの対策は大きく変わっていました。 一番最初の7人の子どものために対応食を作っていたが 3月までは51名の対応食を作ることをしていた。 ここまで増えるとは予想はしていなかった。 そこで市はアレルギー室を1,5倍に拡張した。 アレルギーの子が別メニューで 特別な存在にならないよう改善を重ねてきた。 例えば見た目は同じ 「コンーンポタージュスープ」の代替メニューは 除去:鶏がらスープ・バター・ベーコン・牛乳など 代替:豚肉・しょうゆ・昆布だし・コーンペースト増量など 他にも卵を使わない「かぼちゃのオムレツ風」「にらたま汁」 牛乳を使わない「グラタン」 キャベツで包んだ「手作りシューマイ」など 今では様々なメニューで代替が可能となっている。 これからニーズが増えたり 品目が増えたりするので スタッフを増やすことを考えてきたいと考えている こうした取り組みに教師は? 給食の時間は全ての子どもに楽しく過ごしてほしい。 アレルギーを持つ子どもがいるなら 教師として対応すべきだと考えるそうだ。 毎月の代替メニューは 給食センターと保護者でやり取りをし決めるそうだ。 松本市給食センターでは 昨年度は51人の生徒に対し 200パターン以上の代替メニューを提供した! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆*☆ 学校給食に今 求められているもの 「一人一人に合わせた代替メニュー」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆*☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.17 22:25:57
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