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カテゴリ:疲労回復・老化予防・若返り
カラダのキモチ(2007/8/26放送)より
疲れを吹き飛ばせ!疲労回復テクニック 残暑…そろそろ夏の疲れがたまる頃ではありませんか? ちまたでもそんな疲れを癒すスポットが人気。 「大江戸温泉物語」の一見普通の足湯。 しかし足元には魚!? 「ドクターフィッシュセラピー」といって 魚が肌の古い角質を食べ美と癒しをもたらしてくれる足湯。 さらに「アヌビス」では、短い時間でも 質の高い昼寝ができる「睡眠カプセル」 香りや音楽で五感を刺激心地よい眠りを誘う。 仕事に疲れたサラリーマンやOLさんたちに人気だそうだ。 今回のテーマは「疲労」 一体なぜ人は疲れを感じるのか? 疲労のメカニズムを長年研究してきた 大阪市立大学・医学博士・井上正康先生にお話を伺う。 疲れとは体内の代謝バランスの乱れを知らせる体からのSOS信号。 乱れた代謝バランスを整えることが疲労回復の秘訣。 疲労回復のキーワード ~代謝バランス~ 疲れをためないためには乱れた代謝バランスを整えることが大切 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 疲労回復○×クイズ Q、「かったるい」の語源は「肩がだるい」である A、× 平安時代の「カヒナ(腕)ダユシ(だるい)」という言葉が語源 Q、サングラスをかけると体のだるさが増す A、× 目に紫外線を受けると活性酸素が生成され炎症が起こる 目で起きた炎症が代謝バランスを乱し疲労を感じさせる。 =夏に疲れやすい理由= ・紫外線 ・温度差 ・食生活 夏の環境が代謝バランスを乱し疲労を引き起こしてしまう 本来は睡眠中に細胞の新陳代謝が行われている。 新陳代謝が滞りなく行われると代謝バランスは維持できる。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 乱れた代謝バランスを整えるヒント! 女流棋士に学ぶ、疲労回復の秘訣 女流棋士・中倉宏美 初段 2歳違いの姉・彰子さんとともに活躍している。 今 将棋界をにぎわしている有望株の1人。 長いときには8時間にも及ぶ。 同じ姿勢のまま頭をフル回転させる。 精神的にも肉体的にも極限の戦い。 相当集中して対局を行うのでかなり疲労感はあるそうだ。 しかしそんな激しい疲労を感じながらも 一晩寝ると疲れがすっきり取れるそうだ。 なぜ疲れが残らないのか? 緊張状態が強くなると無意識的な上半身の動きが出てきていた。 それは「上半身の揺れ」だった。 脳ばかり使っていて体を動かさずにいると首から下の血流は滞る。 ある部分の血流がと滞ると無意識のうちに体が動くことがある。 また疲労回復となる指先のマッサージも幾度となく行い 「指先のマッサージ」で代謝バランスを修正 対局中の疲労の蓄積を防いでいた。 さらには対局中に時折見せる「深い呼吸」 深呼吸は副交感神経を刺激するので緊張状態を和らげるのに有効。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 疲労回復のヒント1「血流」 緊張状態にさらされると無意識のうちに身体が動くことがある。 無意識な身体の動きは生体防御反応のひとつ。 一部に集中した血液を循環させ乱れた代謝バランスを整えるのに有効。 「貧乏ゆすり」も疲労回復に役立ってくれる動作の1つだった。 疲労回復のヒント2「自律神経」 長時間1つのことに集中し過ぎると 交感神経が優位になり緊張状態を引き起こす。 深い呼吸は副交感神経を刺激。 自律神経のバランスを整えることができる。 自律神経のバランスと血流改善により 代謝バランスを整えることが疲労回復の秘訣 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 女流棋士・中倉さんの疲労回復の秘訣は他にもありました。 それは愛車・ハーレーでのドライブ 緊張で疲れを感じたあとや 気持ちを切り替えたいときにバイクに乗ると はたく疲れを回復できるそうだ。 この気分転換にも大切な意味があった。 バイクでのドライブは意外と全身を使う。 「アクティブレスト」といって疲労回復に良い可能性がある。 「アクティブレスト」は適度に身体を動かすことで 気分転換をはかり疲労を回復させること。 好きななことを適度に行うことが大切。 また長時間に及ぶ対局中には甘いものを食べるそうだ。 甘いもの食べると次の一手がひらめきやすくなることを実感している。 脳が使用できるエネルギー源はグルコース(糖) 疲れたときに甘いものを食べると 代謝バランスをすばやく整えることができる。 ストレッチもよい ストレッチは身体をまんべんなく使う動作。 全身で代謝のバランスをとることが大切。 =増田明美流 疲労回復ストレッチ= 「足の疲れを和らげるストレッチ」 1)椅子を持って身体を安定させる 2)つま先立ちとかかと立ちを交互に繰り返す。 両方をワンセットにして20回。 3)足首を後ろで持って 太ももの筋肉を伸ばす。 ゆっくり息を吐きながら10秒間ずつ左右交互に行う。 ふくらはぎは血流が滞りやすい部位の1つ。 つま先立ちすると4倍の負荷がかかり血流を促すことができる。 太もものストレッチは夜寝る前に横になった状態で行うと 副交感神経の活性化にもつながり寝つきも良くなる。 =代謝バランスを効率的に整える方法= 井上先生おススメ「血管マッサージ」 皮膚と骨・筋肉と骨の間に走る血管。 特に動脈をマッサージする。 動脈には自律神経が沿うようにして走っている。 動脈のマッサージは同時に自律神経もマッサージできる。 1)皮膚を骨に押し付ける 2)押し付けたままマッサージする 自立神経の分布密度が高い場所 「頭・首・こめかみ・腕」は特に効果的。 腕の血管マッサージは反対の手でねじるように行うとより効果的。 毎日10分を目安に行う。 疲れとは体内の代謝バランスの乱れを知らせる身体からのSOS信号 何ヶ月も疲れが残る場合は内科や精神科での検査も大切 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.03 23:11:17
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